イーサリアム(Ethereum/ETH)は、メタバースやWeb3など、新時代での活用に期待が持てる、汎用性の高い仮想通貨です。
今回の記事では、イーサリアムの特徴やビットコインとの違い、海外FX業者のXM(XMTrading)でイーサリアム銘柄を取引する際のポイントを解説します。
仮想通貨イーサリアム(ETH)の特徴
イーサリアム(ETH)は、仮想通貨の中でもビットコイン(BTC)と並んで知名度が高く、国内外問わずに多くの取引所や投資家が扱っているアルトコインです。
時価総額はビットコインに次ぐ2位で、イーサリアムに投資する投資家はこれからも増えていくと予想されています。
また、イーサリアムには、スマートコントラクト(自動契約技術)が実装されており、企業間の書面契約やサービスの売買や取引にも活用できるため、拡張性が高いシステムとして期待されています。
ビットコインとイーサリアムは仮想通貨の二大巨頭!
ビットコインとイーサリアムの違い
ビットコインとイーサリアムの大きな違いは、①利用用途、②マイニング生成時間、以上の2点です。
ビットコインは決済用の仮想通貨として利用されるのに対し、イーサリアムはアプリケーションなどの開発用プラットフォームとして開発されました。
また、マイニング生成時間は、ビットコインが平均して10分程度なのに対して、イーサリアムは平均15秒と、かなりの短時間でブロックを生成できます。
ビットコインは完全に投資対象で、イーサリアムはあらゆる分野でその技術が活用されているよ!
イーサリアムの3つのメリット
イーサリアムには、大きく3つのメリットがあります。
イーサリアムの3つのメリット
・発行上限と半減期がない
・信頼性と汎用性が高い
送金スピードの速さ
イーサリアムは、ビットコインよりもマイニング生成時間が短いことで、送金時間が短縮され、ユーザーにとっても利便性が高くなります。
送金時間が速くなると、様々なところで利用価値も上がります。
送金時間がかかってしまう銀行振込などをイーサリアム送金に代替できるようになると、スピーディーな送金が24時間いつでも可能となります。
発行上限と半減期がない
ビットコインは通貨数に発行上限が定められ、稀少価値が高まるように設計されているのに対して、イーサリアムは発行上限のない仮想通貨です。
発行上限があると、マイニングに半減期が設けられ、採掘される量が調整される可能性もあります。しかし、イーサリアムには上限がないため、半減期でも安定して供給されます。
イーサリアムは、発行上限がなく稀少性が薄いにも関わらず、ここまで価格が上がり、時価総額を伸ばすことができる、とても価値のある仮想通貨といえます。
信頼性と汎用性が高い
スマートコントラクトの実装により、信頼性や汎用性が高いこともイーサリアムのメリットであり特徴の1つです。
決められたルール上でしか取引ができず、不正取引の防止やデータ改ざんなどが不可能なので、セキュリティ面でも信頼ができます。
決済や送金といった利用用途だけでなく、プラットフォームとしての役割もあるため、アプリケーションの開発や、これからのWeb3などの世界で基盤を支えるブロックチェーンになっていくことも期待されています。
メタバースとイーサリアムは切っても切れない関係!
イーサリアムの3つのキーワード
イーサリアムを理解する上で、押さえておきたい重要な3つのキーワードは次の通りです。
イーサリアムの3つのキーワード
・スマートコントラクト
・ICO
ブロックチェーン
ブロックチェーンとは、「これまでの取引履歴を暗号化し、過去から1本の鎖(チェーン)のようにつなぎ合わせて記録し、正確な取引履歴を維持し続ける技術」のことを指します。
ブロックは1つとは限らず、様々なブロックを連結させることで、取引履歴も正確に辿ることが可能です。データ改ざんや不正利用なども防げるので、かなり高いセキュリティを誇る技術となります。
スマートコントラクト
スマートコントラクトは、ユーザーの行動に対して自動的に契約された動作を実効するプログラムを指し、「自動契約技術」とも呼ばれます。
スマートコントラクトがあることで、支払い後の取引不成立を防ぐだけでなく、契約手続きをスムーズを進められます。
また、スマートコントラクトとブロックチェーンを組み合わせて開発された「DApps(ダップス)」は、金融や不動産、ゲーム業界などのジャンルで実用化が進んでおり、今後に期待ができるプログラムといえるでしょう。
今後もイーサリアムはアップデートされ続けて、アップデートされるると価格が上昇する傾向があるよ!
ICO
ICO(Initial Coin Offering)とは、独自に発行したトークンを投資家に配布し、投資家から資金を調達する方法を指します。
イーサリアムは2014年にICOを行い、当時で約16億円分(約31,500BTC)の資金が調達されたことでも有名な仮想通貨です。
このことがきっかけで、それから様々な仮想通貨がICOで資金調達を始め、世に誕生しています。
XMのイーサリアム(ETH)の取引条件
<ETHUSD リアルタイムチャート:15分足>
取引時間
XMでは、イーサリアムに関わらず、全ての仮想通貨CFD銘柄が24時間365日取引可能です。
サーバーメンテナンスが行われる土曜日の明け方の時間帯を除いて、土日祝日・クリスマス・年末年始なども取引が可能です。
仮想通貨トレードは土日もできるから副業にぴったり!
最大レバレッジ
XMの「イーサリアム/ビットコイン(ETHBTC)」と「イーサリアム/米ドル(ETHUSD)」の最大レバレッジは500倍です。
ただし、取引するロット数によってレバレッジに制限がかかり、倍率が下がってしまうため注意が必要です。
ロット数 | 最大レバレッジ | |
---|---|---|
イーサリアム/ビットコイン (ETHBTC) |
0〜50 | 500倍 |
50〜100 | 250倍 | |
100〜180 | 50倍 | |
180〜 | 1倍 | |
イーサリアム/米ドル (ETHUSD) |
0〜285 | 500倍 |
285〜850 | 250倍 | |
850〜1400 | 50倍 | |
1400〜 | 1倍 | |
イーサリアム/ユーロ (ETHEUR) イーサリアム/ポンド (ETHGBP) |
0〜95 | 250倍 |
95〜200 | 50倍 | |
200〜 | 1倍 |
イーサリアムは取引量も多く、仮想通貨の中でもボラティリティが大きいため、追加口座で取引をしてリスクヘッジするのがおすすめです。
必要証拠金
XMのスタンダード口座で最大レバレッジ500倍で「イーサリアム米ドル(ETHUSD)」を1ロット取引するのに必要な証拠金は「910円」です。
また、最大レバレッジ250倍で「イーサリアムユーロ(ETH/EUR)」や「イーサリアム/英ポンド(ETH/GBP)」を1ロット取引するのに必要な証拠金は「1,817円」となります。
平均スプレッド
XMでは、ゼロ口座(ZERO口座)以外のすべての口座タイプでイーサリアム取引が可能です。
スタンダード口座・マイクロ口座 | KIWAMI極口座 | |
---|---|---|
イーサリアム/ビットコイン(ETHBTC) | 71.0pips | 49.6pips |
イーサリアム/米ドル(ETHUSD) | 2.8pips | 2.0pips |
イーサリアム/ユーロ(ETHEUR) | 161.3pips | 112.2pips |
イーサリアム/ポンド(ETHGBP) | 131.9pips | 107.4pips |
特にKIWAMI極口座は、スプレッドが狭く、仮想通貨などの短期取引に向いている口座となります。
仮想通貨はボラティリティが大きいから、必ず専用の追加口座で取引しよう!
最小/最大取引サイズ
イーサリアムの最小/最大取引サイズは以下の通りで、仮想通貨の種類によって取引サイズが異なります。
最小取引サイズ | 最大取引サイズ | |
---|---|---|
イーサリアム/ビットコイン(ETHBTC) | 0.01 | 43 |
イーサリアム/米ドル(ETHUSD) | 0.02 | 1,180 |
イーサリアム/ユーロ(ETHEUR) | 0.02 | 400 |
イーサリアム/ポンド(ETHGBP) | 0.01 | 400 |
XMのイーサリアム(ETH)に影響を与えるイベント
イーサリアムはこれまでにもいくつかの大きなイベントの度に価格を跳ね上げ、500円ほどの低位コインから最高で54万円と、約1,000倍の成長を遂げています。
今後も大きな価格変動が起こるであろうイベントが予想されるので、タイミングを逃さずにイーサリアム取引で利益を狙っていきましょう。
イーサリアム自体のアップデート
イーサリアムは数年おきに大規模なアップデートを行い、その度に2~3倍以上の価格変動が起こっています。
例えば、過去にイーサリアムのアップデートで大きく価格が変動した事例は次の通りです。
イーサリアムのアップデート一例
メトロポリス:5万円 → 16万円(約3倍)
コンスタンティノーブル:1.5万円 → 3.6万円(約2.5倍)
イスタンブール:1万円台 → 3万円台(約3倍)
フェーズ0:6万円 → 11万円(約2倍)
マージ:13万円 → 25万円(約2倍)
今後もアップデートされる可能性は大いにあるため、情報収集は欠かさず、チャンスを逃さないようにしましょう。
イーサリアムを取引するならビットコインの動向にも注目!
NFT・メタバース市場の拡大
イーサリアムはNFTの基軸通貨の役割も果たしているため、NFTの高額落札や、著名人によるNFT関連のイベントが開催されると、イーサリアムの価格にも大きな変動が見られます。
例えば、NFTやメタバースに期待されるWeb3関連企業の「Meta」が、Facebookから社名変更したことをきっかけに、イーサリアムの価格は過去最高額の54万円を記録したことは記憶に新しい事例です。
NFT関連やメタバース・Web3は世界中の大手企業もどんどん参入してきており、今後の市場拡大が大いに期待できるジャンルです。
イーサリアムは、NFTやメタバースには必須の仮想通貨なので、情報をチェックして、時代に乗り遅れないようにしましょう。
イーサリアムETFの承認
2024年1月に「ビットコイン現物ETF」が米証券取引委員会(SEC)に承認されたことにより、ビットコインの価格は1,000万円を超えました。
イーサリアム現物ETFは今のところまだ承認はされていませんが、承認されるのも時間の問題で、多くの世界的企業が上場を申請している状況です。
イーサリアム現物ETFが承認されれば、ビットコインに次ぐ大イベントとなることが予想されるため、アップデート規模の数倍単位の価格変動になる可能性もあります。
EEAによる実用化
イーサリアムの価格変動に大きな影響を与える要素として「EEA(Enterprise Ethereum Alliance)」の動向があります。
EEAは一言でいえば、企業が連携してブロックチェーンを使った社会に変革していこうとする活動のことを指します。
Microsoft・TOYOTA・JPモルガンなどの世界的大企業がイーサリアムを活用したビジネスモデルやサービスを展開すれば、さらに需要も高まり、価格・価値はさらに跳ね上がることが予想されます。
イーサリアムはブロックチェーンやスマートコントラクトといったセキュリティ面に長けているため、金額の大きな取引の契約や、決済方法としても最適です。
仮想通貨で一番最初に実用化が進むのはイーサリアムともいわれているよ!
EEAの動向や関連ニュースは常にチェックし、イーサリアムの価格変動にも注視しておきましょう。
XMのイーサリアム(ETH)のよくある質問
最後に、XMのイーサリアム取引でよくある質問をまとめました。
スワップポイントはある?
XMでは、イーサリアムに限らず、すべての仮想通貨のスワップポイントは共通で「0(フリー)」です。
ロングであれショートであれ、どれだけ長期間保有していてもスワップポイントはプラスもマイナスも発生しません。
ストップレベルはある?
XMでは、イーサリアムに限らず、すべての仮想通貨のストップレベルは共通で「0(フリー)」です。
ストップレベルとは「指値注文や逆指値注文などの予約注文をする際に、最低限離しておかないといけないpipsのこと」で、ストップレベルがゼロということは、狙ったレートの通りに指値・逆指値注文ができるということです。
特にスキャルピングやEAなどの短期取引を利用する方には嬉しい環境です。
イーサリアムが1pips動くといくら?
米ドルが1ドル150円の場合、イーサリアム米ドル(ETH/USD)1pipsの損益は「150円」です。
イーサリアム米ドル(ETH/USD)の場合、「1pips=1ドル」として換算できるため、損益計算はしやすいです。
全口座タイプでトレードできる?
XMでは、ゼロ口座(ZERO口座)では仮想通貨の取引ができません。
スタンダード口座・KIWAMI極口座・マイクロ口座の3口座では、すべてイーサリアムを含む仮想通貨の取引が可能です。
仮想通貨はボラティリティが高いため、通常利用する口座とは分けて管理することで、リスクヘッジもでき、資金分散ができるのでおすすめです。
ボーナスやXMポイントに対応している?
XMでは、イーサリアム取引でも、口座開設ボーナスやXMポイントなどの全てのボーナスとポイントを活用できます。
ただし、KIWAMI極口座はボーナスキャンペーンの対象外です。
XMのイーサリアム(ETH) まとめ
今回の記事では、海外FX業者のXMのイーサリアム銘柄について解説しました。
イーサリアムはビットコインよりも送金時間が速く、スマートコントラクトを実装しているため信頼性・汎用性も高いのが特徴で、利便性にも優れた仮想通貨です。
ボラティリティが大きいからスキャルピングにもおすすめ!
イーサリアムは、ボラティリティが高いため、スキャルピングなどの短期取引向けではありますが、XMの場合はスワップフリーで保有できるので、長期目線での投資もおすすめです。