XM（XMTrading）のCFD取引は、中上級者からプロトレーダーまで非常に高い人気です。「海外FXで稼いでいるトレーダーのほとんどは、CFDをメインに取引している」ともいわれています。

銘柄によっては「ボラティリティが高く短時間で稼ぎやすい」「一度発生したトレンドが継続しやすい」などの特徴もあるため、CFD取引は初心者にもおすすめです。

今回の記事では、CFD取引を始める前の必須予備知識、XMと各海外FX業者のCFD商品の取引条件比較、初心者におすすめのCFD銘柄など、詳しく解説していきます。ぜひご参考にしてみてください。

XMのCFD取引の特徴

CFDの基本情報

CFDとは「Contract For Difference」の略語です。日本語では「差金決済取引」といい、価格の変動で利益を上げる投資方法を指します。

厳密にはFXもCFDの1つですが、海外FXでは通貨ペア以外の銘柄を「CFD」と呼びます。CFDには、貴金属や株価指数（株式指数）、先物商品（エネルギー・コモディティ）、債券や個別株が含まれます。

XMのCFDのジャンルは、貴金属・株価指数・エネルギー・コモディティ・仮想通貨の5つで、計110種類のCFD銘柄が取引可能です。

FXトレーダーにCFD取引がおすすめの理由

FXと主要CFDは相関性が高いので、「エントリーの根拠を強化」「FXよりも値幅が取れそうな場合はCFDでエントリー」などが可能です。

例えば、ドル円とダウ平均株価は順相関（例：ドル円が下降⇒ダウ平均株価も下降）、一方でドル円とゴールドは逆相関（例：ドル円が下降⇒ゴールドは上昇）の傾向があります。

これには、ダウ平均株価が値下がりするとドル安になり、リスク回避のために円高が進み、同時に安全資産のゴールドも上昇することが関係しています。

また、主要CFDはニューヨーク時間が始める21時（冬時間は22時）頃から、ボラティリティが非常に大きくなります。そのため、FXと同じトレード時間で、FXよりも大きな利益を上げられて、副業にも最適といえます。

XMでCFD取引する6つのメリット

CFD専用口座の開設が不要

XMなどの海外FX業者では、FX口座と同じ取引口座で、CFD商品が取引可能です。

国内FX業者の場合、CFDを取引する場合は、FX口座とは別のCFD口座を開設する必要があります。

詳しくは後述しますが、XMではCFD取引でも「追証なしのゼロカットシステム」でハイレバレッジのトレードが可能なので、取引する通貨ペアを変える感覚でCFD銘柄を取引できます。

銘柄数が他の海外FX業者よりも豊富

XMでは、現物と先物を合わせて、合計1,410種類のCFD銘柄を取引できます。

主要海外FX業者のCFDの取扱商品数は、XMが1,410種類、Exness（エクスネス）が71種類、Titan FX（タイタン・エフエックス）が28種類です。

XMでは、とうもろこしや小麦などのコモディティ商品も扱われています。XMのリアル口座さえ保有していれば、大抵のCFD銘柄はトレード可能といえます。また、米国株や英国株などの個別株（株式CFD）の取扱数も業界トップクラスです。

また、XMでは仮想通貨CFDとして、60種類の仮想通貨ペア（ビットコイン/米ドルなど）の取引も可能です。

FX同様にハイレバレッジで取引できる

XMでは、海外FX業界屈指のハイレバレッジで、主要CFD銘柄を取引可能です。

全世界でドルの次に取引量が多いゴールドは、XMが1,000倍、Exnessが無制限です。しかし、他のCFD銘柄は全体的にXMの方がハイレバレッジに設定されています。

ボーナスを利用して取引できる

XMのCFDは、FX取引と同じように、豊富なボーナスを利用してお得なトレードが可能です。

レバレッジ無制限が魅力のExnessや、全体的にバランスが良いTitan FXは、どちらもボーナスキャンペーンを開催していません。

一方、XMでは、豊富なボーナスを活用できて、取引するたびに1ロットにつき最大およそ900円のXMポイントも貯まるので、資金効率面では最もお得にCFD取引が可能です。

CFD取引もXMポイントが貯まる

XMのCFD取引では、FXと同様に、取引ごとにXMポイント（取引ボーナス）が貯まります。取引でポイントが貯まるのは、海外FX業者の中でもXMだけです。

XMポイントの獲得条件は「10分以上のポジション保有」です。条件をクリアすれば、1ロットの取引で最大約900円分のXMポイントが、アカウントに自動的に付与されます。

XMポイントの使い道には、XMポイントを必要証拠金として利用する、または獲得予定のXMポイントをスプレッドと相殺してお得にトレードする、などがあります。

FX通貨ペアよりも比較的スプレッドが広い傾向があるCFD銘柄こそ、XMポイントを上手に使いこなすことが重要といえます。

CFD取引もゼロカットが適用される

XMのCFD取引には、FXと同じく「追証なしのゼロカットシステム」が適用されます。

CFD商品はボラティリティが非常に高い傾向があるので、追証なしのゼロカットシステムが必須といえます。

また、CFD銘柄の中でも人気が高いゴールドの場合、1時間で100pips前後動くことも少なくありません。慣れないうちは必要証拠金率を誤って一瞬で強制ロスカットに遭い、今までの利益分が一瞬で失くなってしまうリスクがあります。

そのため、初めてCFD取引に挑戦する方は、一度利益分を他口座へ避難させるか、CFD取引用の追加口座を開設するのがおすすめします。

XMのCFD取引の3つの注意点

株価指数の現物と先物は別物

XMの株価指数CFDには、18種類の現物と11種類の先物があります。現物と先物の両方で取引できる銘柄もありますが、現物しか取引できない銘柄もあります。

現物も先物もチャートは同じですが、2つはスワップポイントや配当金、決済期限（限月）の有無が異なります。

現物はスワップポイントと配当金が発生しますが、スプレッドが先物の約半分です。そのため、初心者には現物取引の方がおすすめです。

先物の限月とは？

先物取引には「限月」という決済期限が設定されています。

限月は、銘柄名の末尾に記載されています。例えば、ダウ平均株価の先物のシンボルが「US30-DEC24」の場合、2024年12月に強制決済されます。

先物取引は、限月までに利確/損切りする必要があるのでご注意ください。なお、現物取引は無期限で保有可能です。

1ロット単位の注文しかできない

XMのCFD銘柄は、貴金属CFDのゴールドやシルバー、仮想通貨CFDなどを除き、1ロット単位でしか注文できません。

スタンダード口座の場合、ゴールドやビットコイン/米ドルなどは0.01ロットから取引できて、FX通貨ペアと同じようにロット数を指定できます。（マイクロ口座は1ロットの通貨量が1/100なので計算方法が異なります）

しかし、その他のCFD銘柄は、1ロット・2ロット・3ロットというように、1ロット単位でしか取引できないのでご注意ください。

FX通貨ペアよりもボラティリティが大きい

CFD銘柄は、FX通貨ペアよりもボラティリティが大きいので、強制ロスカットには注意が必要です。

下記は、ゴールドと主要通貨ペアの平均値幅（1日の最高値と最安値の差）の比較です。

特にゴールドの場合は、1時間で約100pips、1日で約500pips変動することもあります。

CFD銘柄は価格変動が激しいため、読みが当たった場合には大きな利益を狙えますが、外れた場合には強制ロスカットに遭うリスクも高くなります。

CFD銘柄では、何の気なしにエントリーして、一瞬でロスカットに遭うこともあります。なので、CFD取引を始める前は、今までの利益分を他口座へ避難させるか、CFD取引用の追加口座を開設して入金手続きを済ませるか、必ず事前に準備を整えておきましょう。

XMのCFDと各海外FX業者のスプレッド比較

XM・Exness・Titan FXのCFD銘柄の最大レバレッジと平均スプレッドを比較しました。

貴金属

ゴールド（GOLD/金）は、XMが最大レバレッジ1,000倍で、Exnessはレバレッジ無制限で取引できます。しかし、スプレッドはTITAN FXが極狭です。

XMでは、取引ごとにXMポイント（1ロットで最大900円）が貯まるので、XMポイントとスプレッドを相殺すれば、お得にトレードが可能です。

しかし、レバレッジ500倍で十分or極狭スプレッドで貴金属を取引したい場合は、TITAN FXも有効といえます。

株価指数

ダウ平均株価（US30/NYダウ）は、各海外FX業者の中でXMのレバレッジが最大、スプレッドが最狭です。ダウ平均株価は、株価指数の中で最も人気が高く取引量も多いため、XM一択といえるでしょう。

一方、日経225（JP225/Nikkei225）は、TITAN FXのスプレッドが極狭です。日経225をハイレバレッジ&極狭スプレッドで取引する場合は、TITAN FXが有利です。

エネルギー

WTI原油（WTI OIL/ニューヨーク原油先物）は、XMが最狭スプレッドで取引可能です。しかし、最大スプレッドが高いのは、TITAN FXです。

コモディティ

安全性・信頼性が高い主要海外FX業者の中で、コモディティ商品を取引できるのは、XMだけです。

とうもろこし（CORN）や小麦（WHEAT）などのコモディティ先物商品は、全体的にスプレッドが広く設定されています。これらの商品は、中上級者の長期保有向きといえます。

各海外FX業者のスプレッド比較のまとめ

XMは、全体的にハイレバレッジですが、スプレッドがやや広く設定されています。しかし、XMでは、豊富なボーナスやXMポイントを活用すれば、スプレッドを相殺できるほどお得にトレードが可能です。

一方、TITAN FXは、主要CFD銘柄の最大レバレッジが一律500倍で、スプレッドも極狭です。ただし、TITAN FXには、ボーナスキャンペーンは一切用意されていないため、入金額でしか取引できません。

結論では、ボーナスを活用してCFD&FXをお得に取引したい場合はXM、極狭スプレッドでストイックにCFDを取引したい場合はTITAN FXがおすすめです。

XMTradingの公式サイトへ

TITAN FXの公式サイトへ

XMでTITAN FX並みの極狭スプレッドでゴールドを取引する裏ワザ

XMには、ボーナスやXMポイントの対象外ですが、スプレッドが全口座タイプの中で最も狭い「KIWAMI極口座」があります。KIWAMI極口座の銘柄ごとの最大スプレッドは、スタンダード口座と同じです。

XMのKIWAMI極口座では、TITAN FXと同じ環境（ボーナスやポイントなし）で、TITAN FXよりも有利な条件でゴールドの取引が可能です。

ゴールドを最狭スプレッドで取引したい場合は、XMでKIWAMI極口座の追加開設もおすすめです。

XMのCFD取引のおすすめ銘柄5選

ゴールド(GOLD)

ゴールドは、初めてCFD取引に挑戦する方に一番おすすめのCFD銘柄です。

ゴールドの特徴には、「ボラティリティが非常に大きい」「一度発生したトレンドが継続しやすい」などがあります。

特に21:00〜23:00（冬時間は22:00〜24:00）の時間帯は、1時間で100pips前後動くこともあります。

また、ゴールドは、ドル円（USDJPY）と逆相関関係（ゴールドが上昇でドル円が下降など）になりやすい傾向がります。初心者はドル円のチャートも見ながらトレードするのがおすすめです。

ダウ平均株価(US30)

XMのダウ平均株価は、初めて株価指数トレードに挑戦する方におすすめです。

XMのダウ平均株価は、ExnessやTITAN FXの中で、最大レバレッジが500倍と最も高く、平均スプレッドは2.8pipsと最も狭いので、主要海外FX業者の中で最も好条件で取引できます。

また、ダウ平均株価は、ドル円と順相関関係になりやすい傾向があります。円安時にはロングの順張り、円高時にはショートの順張りなど、分かりやすい戦略を立てやすいのも魅力の1つです。

日経225(JP225)

XMの日経225は、ダウ平均株価と同じく、初めての株価指数トレードにおすすめです。

日経225は、ダウ平均株価と同じように、ドル円と順相関関係になりやすい傾向があります。

また、日経225は、御祝儀相場（日本の新政権の発足・日本代表の国際大会での勝利・新年相場の開始など）で上昇する傾向があります。御祝儀相場では、タイミングを見計らって買いでエントリーするのも有効です。

WTI原油(WTI OIL)

XMのWTI原油は、CFD取引の中上級者の方におすすめです。

XMのWTI原油は、主要海外FXの中で最も平均スプレッドが狭いので、好条件で取引可能です。

一般的に「ドル価格上昇でオイル価格は下落、ドル価格下落でオイル価格は上昇」といわれまし。そのため、ドル高やドル安で、原油相場のおおまかな流れを分析するのもおすすめです。

とうもろこし(CORN)

XMのとうもろこしは、スプレッドが広いですが、ボラティリティが大きいので、上級者の方におすすめです。

とうもろこしなどのコモディティ先物商品を取引できるのは、主要海外FXの中でXMだけです。とうもろこし・小麦・米は、世界三代穀物とも呼ばれていて、コモディティの中で大きな取引量を誇っています。

また、とうもろこしはバイオエタノール燃料の材料としても利用されています。米国と日本は2030年までにバイオエタノール燃料の国内需要を倍増させる方針なので、とうもろこしは今後に注目のコモディティ商品といえます。

XMのCFD取引のよくある質問

XMのCFDの取引時間は？

XMのCFDとFXは、取引時間が異なるのでご注意ください。

夏時間（サマータイム）は3月〜11月（3月の第2日曜日〜11月の第1日曜日まで）で、冬時間は11月〜3月です。

貴金属の取引時間

主要株価指数の取引時間

（※）クロージングタイムといい、新規注文は不可で、決済注文のみ行えます。

エネルギーの取引時間

主要コモディティの取引時間

XMのCFDの最低ロットは？

貴金属のゴールドとシルバーの最小ロットは、MT4で0.01ロット、MT5で0.1ロットです。

貴金属のパールやパラジウム、エネルギー商品やコモディティ商品は、最小ロットが1ロットです。

株価指数の最小ロットは、現物は0.1ロットです。先物はMT4で1ロット、MT5で0.1ロットです。ただし、ドル指数はMT4/MT5で1ロットです。

XMの株の最大レバレッジは？

株価指数（現物）の最大レバレッジ

株価指数（先物）の最大レバレッジ

XMのCFDのスワップポイントは？

XMのCFD取引では、貴金属のゴールドとシルバー、株価指数の現物のみ、スワップポイントが発生します。

XMの会社の株は取引できる？

XM（XMTrading）は上場していないため、XMの会社の株自体は取引できません。

また、XM内では、個別株の取引が扱われていないのでご注意ください。

XMのCFD取引のお役立ちリンク集

XMのCFD銘柄の紹介記事一覧

XMのCFD取引 まとめ

今回の記事では、XMのCFD取引の特徴やおすすめ銘柄、各海外FX業者との取引条件比較をご紹介しました。CFD商品の詳しい条件は、XMの公式サイトのお客様サポートのライブチャットからも問い合わせできます。

XMのCFD商品は、FX通貨ペアよりもボラティリティが大きい分、強制ロスカットのリスクが高くなります。今までの利益分を失わないために、CFD取引は必ずCFD用の新しい追加口座で行うようにしましょう。