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XMのとうもろこしCFD先物【証拠金・レバレッジ・スプレッド等】

XMトレーディングのCFD研究コンテンツ_コーンcorn XMのCFD

とうもろこし(コーン)は世界の三大穀物のひとつとして莫大な流通規模を誇る。近年はバイオエタノール燃料の材料としても大注目!

とうもろこし相場の状況<2024年現在>

とうもろこし(コーン)の国際価格は下落基調にあります。指標となる米シカゴコーン先物は2022年4月6日の市場で一時、3年半ぶりの安値を付けました。その理由は、新型コロナウイルスの影響で人の移動が減り、エタノールなどの燃料需要が低迷しているためです。ガソリンに混入するエタノールはコーン需要の4割を占め、価格の下押し要因となっています。

しかし、下落相場もそろそろ底という見方もできます。なぜなら、以下のシカゴコーン先物相場のチャートを見ると、320ドルのラインで抵抗線を引くことができるからです。

テクニカル的にそろそろ反転の兆しがみえるコーン相場には、今後注目する必要がありそうです。

<とうもろこし(CORN)の週足チャート>

とうもろこし(CORN)の週足チャート

とうもろこし(コーン)とは

コーンは、コメ、小麦とともに「世界3大穀物」と呼ばれ、国際的にも大量に流通している穀物です。世界全体で生産される量は約7億トンにのぼり、これはコメや小麦に匹敵する水準。世界規模での人口増加に伴う絶対的な需要の拡大、さらに近年ではバイオエタノール燃料の材料としても需要が急増していることから、その価格動向等が大きく注目されている穀物です。

とうもろこし(コーン)の用途

日本では缶詰食品をはじめとして「そのまま食べる」イメージも強いコーンですが、コーンスターチ(でんぷん)や油、人口甘味料などに加工されて食用となるケースも少なくありません。世界最大のコーン生産国である米国では、全生産量のうち、牛や豚などの家畜用飼料として約4割、バイオマスエネルギーとしてエタノール用需要が約4割、種子や食用になるものが約1割、残りが海外への輸出に回るといった状況です。近年は、クリーンな自動車燃料として注目されているバイオエタノール燃料の材料としても大きな注目が集まっており、実際の利用も大きく増えているのが現状です。

XMトレーディング攻略パパ

最近はハイブリッド品種が開発され、エタノール生産の効率性向上に貢献しているのがコーンだ

どこで生産されるのか

コーンの主要生産国は、アメリカ、中国、EU諸国、ブラジルなどが挙げられます。中でもアメリカの生産力は非常に大きく、世界生産量の4割程度を占めています。アメリカの主要生産地は、特に「コーンベルト地帯」と呼ばれ、中西部のアイオワ州、イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州などから構成されています。このコーンベルト地帯だけで、世界生産量の3分の1程度のコーンが生産されていることから、価格形成などの面でもアメリカが圧倒的な存在感を持っています。その生産量No.1のアメリカは消費国のNo.1でもあります。

XMトレーディング攻略パパ

生産も消費も圧倒的に多いアメリカがコーン価格を動かす中心の国なのね

アメリカのコーンベルト地帯

コーンの主要生産地

主要生産国

コーンの主要生産国

主要消費国

コーンの主要消費国

取引市場と価格の動き

コーンの価格は、シカゴ商品取引所(CBOT:Chicago Board of Trade)や東京穀物商品取引所などで形成されています。特にシカゴ商品取引所のコーン価格は世界的なコーン価格の基準となっており、その動向が東京穀物品取引所など各国の市場に大きな影響を与えています。他の穀物と同様に2008年、2103年と急上昇したあとは供給が安定したこともあり2014年半ばからは価格も安定しています。

基本データ
穀物の種類 イネ科の1年草 主な生産国 アメリカ、中国、EU諸国、ブラジル
利用用途 家畜飼料、食用、資源材料等 主な輸入国 日本、メキシコ、韓国
年間生産高 約9億トン 日本の輸入量 年間1800万トン
シカゴ商品取引所 コーン先物チャート
コーン10年チャート

価格変動の要因は?

コーンは、農作物であることから生産地の天候状況がその価格を大きく左右します。また需要としては、食用と家畜飼料が大きなウェイトを占めているため、その動向もコーンの価格に大きな影響を与えます。ここ数年は豊作により価格が安定していたが、バイオエタノール燃料としての需要も急増しているため、主要国のエネルギー政策などに影響を受ける銘柄となっています。

主な価格変動要因

生産地の天候

世界の総生産量の約4割がアメリカで生産されているため、特に作付け~収穫時期となる4月~11月の天候状況が全世界的なコーンの価格に大きな影響を与えます。

家畜の頭数

コーンの多くは、牛や豚などの家畜の飼料として消費されるため、家畜頭数の増減もコーンの需要に大きく関わってきます。新興国の肉食増加は長期的な価格の上昇要因です。

新たな需要

世界的なエコ意識の高まりにより、石油燃料に変わる代替エネルギーとしてバイオ燃料に注目が集まっていますが、その原材料として使われることも価格上昇の一因となります。

天候相場と需給相場

コーンの相場は、1年間を通して「天候相場」と「需給相場」の時期に分かれる傾向があります。アメリカのコーンベルト地帯では、コーンの作付け時期が4月~5月、受粉時期が7月~8月、収穫時期が10月~11月となるため、この間それぞれの作業に適した気候となれば豊作による供給拡大が予想され、価格の下落要因になります。しかし、これらの時期に長雨などが生じると不作による供給縮小が予想され、価格上昇の要因となります。これが天候相場です。そして収穫時期が終わりを迎えると、次の作付時期までは需給相場が展開されます。需給相場で重視されるのは、やはり在庫であり、アメリカ農務省(USDA)が毎月10日前後に発表する需給統計の結果などに価格が大きく左右されます。

注目指標など

天候相場の時期には、コーンベルト地帯を中心とするアメリカの天候情報が注目ポイントとなりますが、これはアメリカ農務省のホームページでもチェックすることができます。需給相場の時期には、アメリカ農務省の発表する需給統計が最大の注目指標となり、こちらも同省のホームページで確認することができます。

USDA需給統計

アメリカの農務省(USDA)が毎月10日前後に発表。コーンの総需要や総供給、その差し引きによる期末在庫、在庫率などが示され、需給状況の指針としては絶対的な存在となっています。特に期末在庫の見通し、生産高の見通しが注目されており、期末在庫・生産高の増加はコーン価格の下落要因、減少は上昇要因となります。

CFTC建玉明細

アメリカ商品先物取引委員会(CFTC)が毎週金曜日に発表。大手商社やファンドといった大口トレーダーの建玉状況の動きを把握することができます。買い玉が多ければ価格は上昇局面、売り玉が多ければ価格下落局面と見ることができますが、一方的な偏りは大きな反動を生むこともあります。

今の「とうもろこし(コーン)価格」はここがポイント

従来どおり、主要生産国・輸出国であるアメリカの天候状況・在庫状況等をウォッチすることが基本ポイントですが、 トランプ政権になってからはアメリカが積極的に注力するバイオ燃料としての需要も年々存在感を増しています。需給相場に敏感な投機筋がそうした動きを先読みして積極的に資金を投入してくる可能性もありますので、天候相場だけに気を取られないようにしましょう。

コーンの価格変動原因は、天候相場からトランプ政権も力を入れる「バイオ燃料」の需要相場に!

XMのとうもろこし(コーン)のスプレッド&レバレッジなど

XMでとうもろこし(コーン)を取引するときの条件(先物CFD取引)

シンボル CORN
内容 US Corn
最低価格変動 0.00010
値動きの最初値 USD 0.04
最低スプレッド 0.022
1ロット 400 Bushels※
最少/最大取引サイズ 1/500
必要証拠金率 2%
レバレッジ 50倍

※1Bushels(ブッシェル)は容量35リットルのこと。コーンは約25.4キロにあたります。

今日のスワップ&スプレッドを見る

コーン(CORN)の取引時間

夏時間(日本時間) 冬時間(日本時間)
月曜日08:05~土曜日03:10
※平日20:40~21:35、02:10~08:05はメンテナンス
月曜日09:05~土曜日03:10
※平日21:40~22:35、03:10~09:05はメンテナンス

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