海外FXでは、ゴールド(GOLD/金)やビットコイン(BTCUSD)といったCFD銘柄もトレード可能で、この2つ銘柄には意外な共通点や相関性があります。
今回の記事では、ゴールドとビットコインの関係性やおすすめのトレード方法について解説します。
2つの銘柄の関係性は、ゴールドトレーダーも仮想通貨トレーダーも必見!
ゴールド(GOLD)とビットコイン(BTC)の類似点は?
実物が存在するゴールド(GOLD・XAUUSD)と、仮想上の存在であるビットコイン(Bitcoin)は、全く別物のように捉えられがちです。しかし、類似点も多く、同じジャンルの金融資産として分類されることも珍しくありません。
まずは、ゴールドとビットコインの類似点とその理由を紹介します。
希少価値
ゴールドとビットコインは似た性質を持っており、最たる類似点は「総量に限りがあり、希少価値がある」点です。
ゴールドは、これまでに人類が採掘してきた総量が18万トンにのぼり、現在は年間で約3千トンが採掘されていることから、10数年後には枯渇するという説もあります。
一方、ビットコインは仮想通貨なので、無限に生み出せるように思われがちですが、資産としての希少性を証明するために発行総量の上限が設定されています。
どちらも数に限りがある!
需要と供給の関係から数量が限定的であるほど価値は高まるため、ゴールドとビットコインはどちらも数が限られているために希少価値があるといえるでしょう。
マイニング(採掘)という概念
ビットコインは、マイニング(採掘)という方法で発行されますが、元々は金(ゴールド)の採掘を模して作られていることから、このような名称となっています。
マイニングの概念は少々複雑ですが、簡単に説明すると「ビットコインのシステムを動かすために必要となる複雑な計算処理への協力」です。
マイニングを行う人をマイナーと呼び、作業がひと通り完了すると、マイナーには報酬としてビットコインが発行されます。
ビットコイン設計時はゴールドが参考にされたらしいよ!
マイニングが無ければビットコインは機能しないため、マイナーには大きな報酬が支払われますが、現在は企業が資金を大量投資してマイニングするのが主流となっており、個人で儲けるのは至難となっています。
ゴールドとビットコインの機能面での共通点は?
ゴールド(GOLD・XAUUSD)とビットコイン(BTC)は、機能面においても多くの共通点があり、主な内容は以下の通りです。
機能面での4つの共通点
ゴールドとビットコインの共通点
・偽造ができない
・時間の経過によって劣化しない
・採掘するためのコストが高い
経済的に価値がある
ビットコインは、ゴールド同様に経済的な価値があり、法定通貨との交換が可能なので、どちらも経済的な交換手段(流通手段)として機能します。
ゴールドは世界中に取引市場があり、いつでも世界各国の法定通貨と交換することが可能です。
ビットコインを始めとする仮想通貨(暗号資産)も、仮想通貨交換業者を介して世界中で現地の法定通貨と交換可能な点は、ゴールドと同じです。
ゴールドはファンダメンタルズの影響を受けるけど、ビットコインは受けにくい点には注意!
偽造ができない
次に、ゴールドとビットコインは、どちらも偽造がほぼ不可能です。
中には金をうたう偽物の製品もありますが、本物の金(ゴールド)を作り出すことはできません。この点もビットコインとゴールドの共通点といえます。
時間の経過によって劣化しない
ゴールドとビットコインは、どちらも時間が経過しても劣化しません。
ビットコインはデジタルデータなので、法定通貨の紙幣や硬貨のように劣化や欠損はしない点は、ゴールドと同じです。
採掘するためのコストが高い
最後に、ゴールドもビットコインも、どちらも新規入手する際の採掘コストが高いのも共通点です。
ゴールドは、少ない鉱脈からわずかな量のゴールドを採掘しなければならないため、新たに採掘するには相当のコストがかかります。
現在、新規発行されるビットコインをマイニングによって手に入れるには、計算能力の高いコンピュータと膨大な電力が必要なため、採掘コストは高くなっています。
ビットコインはなぜ「デジタルゴールド」と呼ばれるのか?
近年、機関投資家らがゴールド(GOLD・XAUUSD)と同様にビットコイン(BTC)の安全資産価値を認めて、ポートフォリオに組み込む動きが近年は広まりました。
ビットコインは、実際のゴールドと似た安全資産性を有することから「デジタルゴールド」とも呼ばれます。
では、なぜビットコインが安全資産であるか、詳細に理由を解説していきます
安全資産としてのビットコイン
ビットコインが安全資産といわれる理由は、「ゴールドと同様に総量が把握されており、希少価値が高いため、将来にわたって価値が落ちづらい」と考えられているからです。
現物資産としての歴史があるゴールドは、既に地球上に存在する残りの埋蔵量が推測されています。
一方、ビットコインは発行総量の上限が2,100万BTCと決まっているため、残りの総量が少なくなるほど希少価値は高まっていくと考えるのが自然です。
ゴールドは数に限りがあるから中長期的には価格が上昇!
ビットコインは経済不況の影響を受けにくい
また、ビットコインの価値は、国家の経済不況や法定通貨の価値変動の影響を受けづらく、金融機関などを介さずに資産の移転が可能なことから、資産の逃避先としても注目を集めています。
このようなビットコインの安全資産としての機能面が、デジタルゴールドと呼ばれるようになったゆえんです。
ビットコインはゴールドとは異なる安全資産の役割を担ってる!
実際に、新型コロナウィルスの感染拡大やロシアの軍事侵攻が起きた時にも、一般的な金融市場で混乱が生じる中、ビットコインやゴールドは異なった値動きをしており、資産として安全性の高さを証明したといえるでしょう。
ゴールドとビットコインが逆相関関係の理由は?
価格変動の傾向として、ゴールド(GOLD・XAUUSD)は世界経済が不安定になると人気が高まる傾向にあります。しかし、ビットコイン(BTC)は、ゴールドと逆相関にあり、逃避的な資産として補完的な関係性にあるといわれています。
2つは反対の値動きをする傾向が強い!
投資の目的&保有期間が異なるから
ゴールドとビットコインは、投資家の投資目的と保有期間がそれぞれ異なり、値動きの質が異なるため、逆相関関係の傾向があります。
ゴールドは、安全資産として中長期的保有で利益を上げる銘柄とされています。
一方、ビットコインは、ボラティリティがゴールドの6倍にものぼることから、多くのトレーダーにとっては長期保有が難しく、むしろ短期保有の方が利益を狙いやすくなります。
<ゴールドとビットコインの逆相関関係>
ゴールドとビットコインは、投資(投機)銘柄としては似た特性を持っていますが、投資家による扱われ方と利益を狙い方が異なるため、相関関係ではなく逆相関関係になります。
また、安全資産としての括りで見ると、ビットコインが急落した時にゴールドへ乗り換える動きも、逆相関の一因となっています。お互いが逃避的な市場で補完しあった結果、逆相関関係を導いているといえるでしょう。
XMのゴールドとビットコインのおすすめの取引条件
XM(XMTrading)では、為替同士の取引のほか、ゴールド(GOLD・XAUUSD)やビットコイン(BTCUSD)を交えて売買取引をすることが可能です。
ハイレバレッジを活かして少ない証拠金から大きく利益を狙えるメリットがあり、口座開設ボーナスや入金ボーナスを活用すればローリスク・ハイリターンのトレードで一攫千金も狙えます。
それぞれでおすすめする取引条件を参考に、大きく利益を狙ってみましょう。
ゴールドもビットコインも、FX通貨ペアよりもボラが高いから、取引する際は必ず専用の追加口座で始めるのがおすすめ!
ゴールド(GOLD)
XMのゴールドでは、時間帯ごとの値動きの特徴を把握しておくと、利益を大きく稼ぎやすくなります。
<GOLD先物 リアルタイムチャート:4時間足>
価格が動きやすい時間帯や停滞しやすい時間帯を抑えておき、レバレッジを効かせてそれぞれに合うトレード手法を用いれば、初心者でも稼ぐのは難しくありません。
特に稼ぎやすい時間帯とおすすめの手法は3パターンです。
ゴールドのおすすめトレード手法
・21時〜23時限定の順張り手法
・東京時間スキャルピング手法
17時〜19時限定の順張り手法
ロンドン市場の開場直後の17時〜19時は、ゴールドのトレンドが発生しやすい時間帯の1つです。
ゴールドは前日よりレートが上がっていれば、上昇トレンド中である可能性が高いといえます。その場合は、順張り目線で相場を分析するのが有効です。
ただし、ロンドン市場が開場し海外勢が入ってくる19時には必ず決済するのがおすすめです。
21時〜23時限定の順張り手法
ニューヨーク市場も開場している21時〜23時は、ゴールドのトレンドが加速しやすい時間帯です。
前日21時よりレートが上なら「買い目線」で、前日21時より下回っていれば「売り目線」で相場を分析しましょう。
21時以降はゴールドの値動きが荒くなりがちなので、50~100pipsで利確して勝ち逃げするのがおすすめです。
また、23時〜深夜1時は「ロンドンフィキシング」(ゴールドの交換レート決定)があり、値動きの予測が難しくなるので、利確に達しない場合も23時には必ず決済しましょう。
ちなみに、ゴールドとドル円は逆相関関係になりやすいよ!
③東京時間スキャルピング手法
9時〜15時の東京時間は、欧米勢が参加していないため、ゴールドはレンジ相場になりやすい傾向があります。
一方向に動くことが少ない時間帯なので、20pips動いた時に逆張りのエントリーで10pipsの利益を狙うのも有効です。
高勝率を狙えるスキャルピング手法なので、ある程度資金が増えた後、手堅く利益を重ねたい場合におすすめです。
ビットコイン/米ドル(BTCUSD)
XMのビットコインと米ドルのペア(BTCUSD)なら、最大500倍のレバレッジを効かせて、少額の資金から大きな利益を狙えます。
ビットコイン下落時の順張り手法
ビットコインは、ボラティリティが高いですが、下降トレンドは継続しやすい傾向があります。
ビットコイン/米ドルは、上位足で下降トレンド発生を確認した際は、売り目線で相場を分析するのがおすすめです。
<BTCUSD リアルタイムチャート:4時間足>
10万円の証拠金でも、ビットコイン/米ドルなら7ロットものハイレバ取引が可能なので、30pisの値動きでも21万の利益が得られます。
実際にはもう少しロットを増やせますが、7ロットを超える分にはレバレッジ50倍の制限がかかってしまうので、10万円の資金なら7ロットが限度と考えておきましょう。
ビットコインはまだまだ稼げる!
ゴールド連動型ステーブルコインにも注目
ゴールドよりも取引コストが低く、ビットコインよりも値動きが安定
日本ではあまり知られていませんが、ゴールド(GOLD・XAUUSD)の価格に連動する仮想通貨のステーブルコインが近年は投機筋から注目を集めています。
ゴールド連動型ステーブルコインのメリットは、ビットコイン(BTC)と比べると価格変動が安定的で、実際に現物のゴールドを保有するよりも保管や換金にコストがかからない点です。インフレヘッジの投資方法として使える仮想通貨といえます。
仮想通貨関連の情報収集は怠らずに!
ビットコインよりも価格変動が小さい分、大きなリターンを狙うには中長期的な視点が必要ですが、リスク分散の観点からもステーブルコインの活用は一考の価値があります。
FXのゴールドとビットコインの共通点 まとめ
今回の記事では、ゴールド(GOLD・XAUUSD)とビットコイン(BTC)の共通点や相関性について解説しました。
共通点の多い両者は、近年どちらも右肩上がりの価格変動を見せていますが、社会情勢の変化によって異なる動きを見せることが多く、今後の値動きにはますます注目が必要です。
週末も取引できる仮想通貨は、CFDデビューにもおすすめ!
海外FX会社でトレードをするなら、ゴールドとビットコインの関係性はしっかり把握しておきましょう。