FXのミラートレードは、初心者の方やPCにあまり詳しくない方も簡単に導入でき、効率的に大きな利益を狙えます。また、勝率が高いプロのトレード手法を学ぶことができるため、FXの学習教材としても有益です。

今回は、XMでのミラートレード利用のメリットやデメリット、複数ある中から最適なシグナルを選ぶ際のポイントなど、分かりやすく解説します。

MT4/MT5でのミラートレードの設定方法も紹介するので、導入を検討中の方はぜひ参考にしてください。

XMでミラートレード（コピートレード）はOK！

FXのミラートレードとは？

ミラートレードとは、プロトレーダーが作成した取引戦略を利用して、自動的にトレードを行う取引システムを指します。プロが立てたトレードの戦略通りにエントリーや利確・損切りを行うため、成功した場合はFX初心者の方も容易に利益を上げられます。

ミラートレードでは、トレーダー自身が直接売買を行うのではなく、システムトレードと呼ばれるルールに従って取引が行われます。そのため、取引画面から離れていても、プロトレーダーが作成した戦略通りにトレードが可能です。

ミラートレードと自動売買（EA）との違いは？

ミラートレードと自動売買ソフト（EA）の大きな違いは、VPSや仮想通貨サーバーの必要性です。ミラートレードの利用に、VPSや仮想サーバーは必要ありません。

一方、自動売買ソフトでは必須となります。そのため、自動売買ソフトの導入はPCに詳しくない方には、少しハードルが高く感じられるかもしれません。

他にも、ミラートレードと自動売買(EA)では、ユーザー側が負担する費用形態が異なります。

MAM・PAMMとの違いは？

ミラートレードとMAM・PAMMの違いは、プロトレーダーへの報酬の仕組みです。

ミラートレードでは、利用者は個人で資産を管理し、システムトレードを行います。そして、利益に有無に関わらず、利用者はプロトレーダーに対して手数料を支払います。

一方、MAM・PAMMでは、利用者はプロトレーダーに運用資金を預けて、完全に運用を任せなければなりません。利益が出た場合、利用者はプロトレーダーへ利益の一部を報酬として支払います。逆に損失が出た場合は、プロトレーダーへの報酬はなく、利用者には運用資金から損失を引いた分が返還されます。

FXのミラートレードは違法？

FXのミラートレードは違法ではありません。また、XMもミラートレード及びシステムトレードを禁止していないため、安心して取引口座に導入が可能です。

しかし、国内FX業者や海外FX業者の中には、ミラートレードが禁止事項に該当する会社もあるのでご注意ください。

XMのミラートレードは初心者でも安心

XMのミラートレードは、MT4/MT5を利用すれば、誰でも簡単に利用可能です。難しい設定などもないため、FX初心者の方も気軽に導入できます。

また、ミラートレードには、一度設定をしてしまえば、チャートに張り付く必要がないという利点もあります。スキャルピングといった超短期トレードでも、プロトレーダーが作成した戦略通りにトレードを進められるため、画面から離れていても安心です。

XMでのミラートレードFXの4つのメリット

安全性と取引環境が高水準

XMは日本国内に関わらず、海外でも最もメジャーなFX業者の1つです。金融システムに関するさまざまな受賞歴もあるため、会社としての信頼性・安全性も申し分ありません。

また、XMは取引方式に透明性の高いNDD方式を採用している点も、XMでのミラートレードをオススメする理由の1つです。XMではトレーダーがどんなに勝った場合もディラーにより操作されることがないため、安心してミラートレードによるハイリターンを期待できます。

システムトレードで気軽に運用可能

先述した通り、XMではミラートレード及びシステムトレードが利用可能です。システムトレードとは、あらかじめ決められたシグナルを元に自動的にトレードを行う取引を指します。

システムトレードは裁量トレードと異なり、チャートから離れている時も取引が可能です。そのため、チャートを確認できない時間帯にも、効率よく気軽に資金を運用できます。

初心者も簡単に資産形成が可能

最大レバレッジ1,000倍

国内FX業者の最大レバレッジは25倍ですが、XMの最大レバレッジは1,000倍です。

基本的にはレバレッジが大きいとリスクも高くなるとされています。しかし、リスクが高くなった分、リターンも大きくなるため、少額の証拠金でも1,000倍のハイレバレッジをかければ、大きなリターンを狙えます。

また、レバレッジが大きいと取引の自由度も高くなります。例えば、勝てる確率の高いミラートレードを発見した場合は大きくレバレッジをかけ、勝てる確率が不明なものに対してはレバレッジを低くするという戦略をとれます。

追証なしのゼロカットシステム

XMには、1,000倍のレバレッジシステムの弱点をおぎなう「ゼロカットシステム」が存在します。ゼロカットシステムとは、口座内にある証拠金以上の損失が発生した際、追証が発生しないシステムのことです。

つまり、証拠金以上の損失が発生した場合も、マイナス分を補填するために追加で入金する必要がないため、借金を負うリスクはありません。そのため、最大レバレッジ1,000倍との相性がよく、安心してトレードを行えます。

一流トレーダーの取引内容を学べる

ミラートレードではプロトレーダーの取引内容を元に取引が行われるため、プロトレーダーのエントリーポイントとエグジットポイントを学習できます。

ミラートレードが行っている実際のトレードの内容を理解すれば、プロトレーダーと同じ視点でチャート分析が可能です。

XMでのミラートレードFXの3つのデメリット

利用料・手数料が発生

XMのミラートレードは、XMが提供しているものではありません。MT4/MT5に備え付けられたMQL5が提供するシステムを利用します。

そのため、XMのミラートレードには、利用料・手数料が必要です。利用料・手数料の相場は、30〜50ドルです。

ミラートレードの中には、「FREE」と記載された利用料・手数料が必要ないものもあります。ミラートレードに不安がある方は、無料のものから試してみるのもオススメです。

XMは平均スプレッドが狭くない

現在、XMの平均スプレッドは1.6pips（ドル円）です。国内FXの平均スプレッドが0.2pips（米ドル）のため、XMの平均スプレッドは国内FXよりも広いことが分かります。

そのため、選んだミラートレードが短期トレードの場合は、スプレッドの変動に注意する必要があります。

選ぶ相手や取引方法を間違えると損をする

ミラートレードではプロトレーダーと同じ取引を行います。当然、プロの中には勝っているトレーダーもいれば、負けているトレーダーもいます。そのため、ミラートレードの選択を間違えると大きな損失を被るリスクが発生します。

また、トレーダーによって取引方法が違うことにも注意が必要です。

例えば、短期間に利益を出したいと思っている方が、長期トレーダーのミラートレードを利用したとします。その結果、利益が出るまでに時間が掛かるため、理想とする資産の増加には繋がりません。

そのため、利用するミラートレードの取引スタイルやプロトレーダーの成績は、事前に必ずチェックしましょう。

XMのミラートレードで「シグナル」選びのポイント

FXでは、ミラートレードの運用先はストラテジーと呼ばれます。また、MT4/MT5の場合、ストラテジーは「シグナル」と表記されます。

長期的に利益を増やせるかを確認

まずは短期的に勝てるものではなく、長期的に勝てるものを選択することをオススメします。

先述した通り、ミラートレードには使用料・手数料が掛かるため、短期的に勝ったとしても資産がプラスにならなければ意味がありません。なのでミラートレードを選ぶ際には、長期的に利益を増やせるミラートレードを選択しましょう。

最大ドローダウンの目安は30%以下

リスクとリターンの丁度良いバランスを考慮した場合、最大ドローダウンは30％以下のものが最適とされています。

ドローダウンとは、一時的に最大資産からいくら減少したかを表した比率です。その中でも最も資産が減少した状態を最大ドローダウンと呼びます。

例えば、最大ドローダウン率が50％のミラートレーの場合、100万円で取引したとすると、最大で50万円まで資金が減少します。証拠金が半分以下になってしまうと、そこから元の資金に戻すことは困難です。そして、半分になった状態で利益を出すことは、それ以上に難しいと考えられます。

利益を得るためにはリスクもつきものですが、あまりにも証拠金が減ってしまうと大きなリターンを望めなくなるため、最大ドローダウンはバランスの良い30％以下のものを選びましょう。

資金管理・レバレッジと投資金を照合

ミラートレードで利用する資金やレバレッジ倍率は、MQL5によって決められます。

例えば、運用資金が10万円で1,000万円を運用するミラートレードを利用した場合、10万円と1,000万円のトレードでは取るリスクの大きさが異なるので、トレードをスムーズに進めることは困難です。

そのため、ミラートレードを利用する際には、現在の運用資金に近いミラートレードを選択しましょう。運用資金はミラートレード詳細の「最初の入金」欄から確認できます。

トレードに使用する通貨ペアの数と種類

慣れてくるまでは、取引通貨ペアが複数あるミラートレードの利用がオススメです。取引通貨ペアが複数あると、結果的にはトレード回数を増やせられます。

トレードを行わなければ資金は増加しません。そのため、メジャー通貨（USD・JPY・EUR）を含んだ通貨ペアで複数使えるミラートレードを選びましょう。

取引コスト（手数料）の確認

ミラートレードのシグナルには、月〇〇ドルと手数料が決められています。手数料はシグナルごとに違いますが、相場は30〜50ドルです。

シグナルを選ぶ際は得られる利益と手数料を計算して、手数料負けに注意しましょう。

XMでミラートレードする際の注意点

継続と変更の評価サイクルを回し続ける

ミラートレードで利益を出し続けるには、利用しているミラートレードを評価する必要があります。

ミラートレードは常に勝ち続けるというわけではないため、相場の状況によってミラートレードごとの有効性は異なります。そのため、現状の相場に合うミラートレードの選択が必要です。

＜ミラートレードの評価サイクル＞

ミラートレード開始後は、利益を生み出すなら「継続」し、損失が大きく出るようであれば「変更」するといった評価のサイクルを回し続ける必要があります。

投資金は少額から開始する

ミラートレードは確実に勝てるわけではありません。シグナルの中には、勝つものもあれば負けるものもあります。そのため、初めは少額で試してから、徐々に運用資金を大きくしていくという戦略が有効です。

また、FXはメンタルゲームと呼ばれるほど心理状態によって左右されます。つまり、精神的に追い詰められれば、勝てるはずだった取引も勝てなくなります。負ければ生活ができないほどの資金をFXに使わないように注意しましょう。

FXの勉強は継続する

ミラートレードは、初心者でも手軽に始められます。しかし、勉強は必要です。

ミラートレードで利益を上げ続けたとしても、自身のトレードが上手くなったわけではありません。ミラートレードのエントリーポイントやエグジットポイントなどを参考にして、FXの勉強は欠かさないようにしましょう。

XMのMT4/MT5でミラートレードを行う方法

XMでMT4/MT5をダウンロード

まずはXMの公式ホームページから自身のデバイスに合ったMT4、またはMT5をダウンロードしましょう。

ダウンロード後、MT4/MT5を開いてログインします。

「シグナル」を選択

利用したいミラートレードを選択

「シグナル」をクリック後、さまざまなミラートレードが出てきます。その中から、自分の条件にあったミラートレードを選択して「月額 〇〇USDのコピー」をクリックしましょう。

以上でミラートレードの導入は完了です。あとはエントリーポイントやエグジットポイントなどを見て、プロトレーダーの取引を実際に体験しましょう。

XMのミラートレードのよくあるご質問

ミラートレードの使用料は経費として申請できますか？

ミラートレードの使用料は、基本的に経費として申請可能です。

しかし、経費の判断をするのは税務署です。税務署に認められなかった場合は、経費として申請できません。

税務署から経費として認めてもらうためにも、領収書や利用目的などをメモしておきましょう。

ミラートレードは儲かりますか？

ミラートレードは初心者でも利益を出せます。しかし、利益を出しやすいというだけで、必ず儲かるというわけではありません。

プロトレーダーでさえ相場状況によって、損失を出す場合があります。そのため、利用するミラートレードは「どのような相場に強くて、どのような相場に弱いのか」を自分で判断する必要があります。

オススメのプロトレーダーはいますか？

オススメのプロトレーダーはいません。

前述しましたが、プロトレーダーにも得意な相場と苦手な相場があります。そのため、特定のミラートレードを利用していれば、勝ち続けられるわけではありません。

ミラートレードを利用する際は、自分の運用資金面や相場状況などを確認して選びましょう。

XMのミラートレード まとめ

ミラートレードを利用すれば、初心者の方でもプロ並みの成果を挙げられる可能性があります。しかし、自分のトレードスタイルに合ったシグナルの選定や、結果を評価して継続か変更を判断するなど、ミラートレードの選択は慎重に行わなければなりません。

また、ミラートレードには利益を狙えること以外にも、勝率が高いプロの戦略通りに取引が進められるため、プロと同じ視点でチャート分析が行えるなどのメリットもあります。

ミラートレードの導入を検討中の方は、まずは利用手数料の掛からない「FREE」のものを選択して、少額のトレードから試してみることをオススメします。