海外FX業者を選ぶ際、狙った価格でのオーダーや資金運用の安全性のためにも、スプレッドの狭さと業者としての信頼度の高さは重要です。
今回は、スプレッドを重視して海外FX業者を選びたい方や、現在スプレッドが狭い国内FX業者を利用している方に向けて、おすすめの海外FX業者をそれぞれの特徴を交えてご紹介します。
海外FX業者の主要通貨ペアのスプレッド比較
海外FX業者には、STP口座とECN口座の2種類の口座タイプがあります。
初めて海外FXに挑戦する方には、取引手数料が発生しないSTP口座がおすすめです。しかし、中上級者の方や明確な取引コストでトレードを続けたい場合には、ECN口座も有効といえます。
STP方式 | ECN方式 | |
---|---|---|
注文方式 | 自動システムを経由 | 一切経由しない |
約定スピード | 普通 | 速い |
取引の透明性 | 高い | 非常に高い |
手数料 | スプレッドのみ | スプレッド+取引手数料 |
取引コスト | ECN方式より高い傾向がある | 安い |
STP口座(初心者向け)
STP口座は、海外FX初心者の方や少額からトレードを行いたい方におすすめです。
XM(スタンダード口座) | XM(KIWAMI極口座) | iForex | Axiory(スタンダード口座) | Titan FX(Zeroスタンダード口座) | Tradeview(Xレバレッジ口座) | |
---|---|---|---|---|---|---|
USDJPY | 1.60pips | 0.85pips | 0.90pips | 1.40pips | 1.33pips | 2.15pips |
EURJPY | 2.35pips | 1.41pips | 1.20pips | 1.49pips | 1.74pips | 2.18pips |
GBPJPY | 3.73pips | 2.31pips | 2.50pips | 1.99pips | 2.45pips | 2.77pips |
EURUSD | 1.66pips | 0.76pips | 0.90pips | 1.23pips | 1.20pips | 1.84pips |
AUDUSD | 1.71pips | 1.19pips | 1.50pips | 2.05pips | 1.52pips | 2.16pips |
上記の表は、主要通貨であるドル/円・ユーロ/円・ポンド/円のクロス円と、ポンド/ドル・豪ドル/ドルのドルストレートに関する、海外FX業者におけるSTP口座のスプレッドの比較表です。
取引手数料が無料であるSTP口座は、ECN口座よりスプレッドが広いという特徴があります。
海外FX業者の利用が初めての方や、投資資金に不安がある方は、まずSTP口座を開設することをおすすめします。
主要海外FX会社で開設数が最も多いのは、STP方式の口座タイプだよ!
ECN口座(中上級者向け)
ECN口座は、約定力の高さやスプレッドの狭さから、中上級者向け口座です。
XM(ゼロ口座) | Axiory(ナノ口座) | Titan FX(Zeroブレード口座) | Tradeview(ILC口座) | |
---|---|---|---|---|
USDJPY | 1.10pips | 1.01pips | 1.03pips | 1.03pips |
EURJPY | 1.45pips | 1.09pips | 1.44pips | 0.88pips |
GBPJPY | 2.33pips | 1.58pips | 2.15pips | 1.76pips |
EURUSD | 1.06pips | 1.11pips | 1.19pips | 1.23pips |
AUDUSD | 1.35pips | 1.13pips | 1.22pips | 1.45pips |
(※)取引手数料分を上乗せした合計コストを掲載しています。
上記の表は、海外FX業者におけるECN口座のスプレッドの比較表です。Axioryのナノ口座は、平均スプレッドが非常に狭いことが分かります。
通貨ペアによっては、ECN口座の方がSTP口座よりも取引コストを安く抑えられます。スプレッドが広がる時間帯には、ECN口座を利用するのもおすすめです。
ECN口座はボーナス対象外の場合が多いから注意!
STP口座とECN口座の使い分け方
スプレッドの違いは上記の表で分かりましたが、STP口座とECN口座の使い分け方はどのようにすれば良いでしょうか。
結論からいうとと、STP口座とECN口座の使い分け方は、「スプレッドのみに注目してトレードする」か「スプレッド+取引手数料に注目してトレードする」かによって変わります。
STP口座は取引手数料がかからないため、スプレッドの変動幅を把握するだけでトレードコストの算出が可能です。一方、ECN口座はSTP口座よりもスプレッドの幅が狭く、スプレッドが突発的に大きく開かないという特徴があります。
しかし、ECN口座は取引手数料をトレーダーが別途負担しなければならないので、負担分も考慮したトレードコストの算出が必要です。
ECN口座の場合、極狭スプレッドでも取引手数料が割高に設定されていると、STP口座よりも取引の合計コストが高くなる可能性があるのでご注意ください。
スプレッド重視で海外FXを比較する際のポイント
まずは安全性&信頼性を確認する
投資資金を預けるFX業者における安全性や信頼性は、FX業者から悪意のあるレート操作や出金拒否などをされないためにも重要です。
安全性や信頼性をはかるポイントとして、以下の項目を参考にしてみてください。
安全性&信頼性のチェックポイント
・日本語対応のカスタマーサービスを行っている
・Twitterなどに出金拒否や出金遅延などの悪い口コミがない
取引する通貨ペアの平均スプレッドを確認
それぞれ自分の得意な通貨や銘柄があると思いますが、海外FX業者を選ぶ際には、主にトレードする通貨ペアの平均スプレッドを確認することが重要です。
平均スプレッドとは、最小・最大スプレッドの間を取ったスプレッドの値のことです。
最小スプレッドのみ把握してトレードをした際、実際の手数料と異なる可能性があるので、最小ではなく平均スプレッドを確認しましょう。
ドル円やゴールドの平均スプレッドを比較するのがおすすめ!
公表スプレッドはあくまでも目安に
悪質な海外FX業者は、自社のホームページに最低スプレッドのみを記載して、新規顧客獲得のためにアピールする場合もあるので注意が必要です。
ECN口座は取引手数料込みのコストを比較する
海外FX業者が記載しているECN口座は、取引手数料込みのコストを比較する必要があります。
ECN口座ではスプレッドがSTP口座と比較すると狭いですが、取引手数料がかかることは説明しました。
しかし、公式ホームページに記載されているのはスプレッドのみで、取引手数料が記載されていないこともあります。
実際のトレードの際に、取引手数料が負担され、トレードコストが高くなる事態にはならないよう気を付けなければなりません。
業者ごとにECN口座の手数料は違うよ!
初回入金額が高額な場合も
初回入金額とは、口座を開設した後、初めて入金する際の最低金額のことです。
FX業者によって異なりますが、数十万円から数百万円の初回入金を要求される場合もあります。
そのような場合は、リスクとメリットが見合っていないため、スプレッドや取引手数料だけをみてFX業者を選ぶのには注意が必要です。
スプレッドの他に約定力の高さも確認する
オーダー通りの価格でトレードを行うためには、スプレッド以外にも約定力の高さも確認する必要があります。
約定力の低い業者は、スリッページが発生しやすいというデメリットを抱えています。
スリッページにより希望通りのオーダーが通らず、含み損を抱えてしまうリスクは避けなければなりません。
スプレッドのみでFX業者を比較するのではなく、約定力の高さも含めたうえで、利用する口座や業者を選択しましょう。
その点、XMは約定力が高く、実際のトレードでもスリッページがほとんど起こらないので、自分の狙ったオーダーを通しやすくおすすめです。
信頼性の高さ・スプレッドの狭さ・約定力の高さ、この3つは必ず確認しよう!
海外FXのスプレッド極狭×信頼度が高い業者比較ランキング【STP口座】
XM|スタンダード口座
平均スプレッド | |
---|---|
USDJPY | 1.60 |
EURJPY | 2.35 |
GBPJPY | 3.73 |
EURUSD | 1.66 |
AUDUSD | 1.71 |
GOLD | 3.5 |
XMのスタンダード口座はNDD方式を採用しており、最大レバレッジは1,000倍という、初心者から上級者までおすすめできる口座タイプです。
スタンダード口座は、同じXMのKIWAMI極口座よりも若干スプレッドが広くなっていますが、入金ボーナスや取引ボーナス(XMポイント付与)の対象なので、スプレッド分はボーナスやポイントと相殺可能です。
初めての海外FXはXMで挑戦しよう!
海外のFX業者の中では人気がNo.1で、利用者からの評判もよく、スプレッドや信頼性の観点から最もおすすめできます。
iForex
平均スプレッド | |
---|---|
USDJPY | 0.90 |
EURJPY | 1.20 |
GBPJPY | 2.50 |
EURUSD | 0.90 |
AUDUSD | 1.50 |
GOLD | 3.9 |
iForexはDD方式でのスキャルピングや、複数アカウントの開設を原則禁止しているFX業者ですが、それらを差し引いてもメリットが多いです。
ドル円の平均スプレッドは0.9pips、最大レバレッジは400倍、100%+ 25%の入金ボーナスや最大100%ペンディングボーナスが特徴的です。
海外FX業者のなかでは、26年も運営している老舗なので安全性・信頼性が高く、ロスカット水準が証拠金維持率の0%です。
他にも動画セミナーを行っていて、初心者の方でもトレード方法やツールの使用方法を学ぶことができます。日本人の中上級者やプロトレーダーが、高い比率で愛用していることも人気の高さが分かります。
Axiory|スタンダード口座
平均スプレッド | |
---|---|
USDJPY | 1.40 |
EURJPY | 1.49 |
GBPJPY | 1.99 |
EURUSD | 1.23 |
AUDUSD | 2.05 |
GOLD | 2.8 |
Axioryのスタンダード口座の一番の特徴は、約定力が99.8%という異次元の高さである点です。
その約定力の高さから、自分が狙った価格帯以外でオーダーが通ってしまうこともなく、スキャルピングトレードでも十分に使用できます。
ドル円の平均スプレッドは1.3pips、最大レバレッジは400倍で利用可能です。メジャー通貨においては、多くのリクイディティプロバイダーより、最も顧客に有利な価格を提示して、公正な取引を保証しています。
Axioryはプロスキャルパー向け!
他にも、口座残高によるレバレッジ制限がないことや、ポジション保有数に制限がないことも、大口トレーダーにはおすすめできます。
Titan FX|Zeroスタンダード口座
平均スプレッド | |
---|---|
USDJPY | 1.33 |
EURJPY | 1.74 |
GBPJPY | 2.45 |
EURUSD | 1.20 |
AUDUSD | 1.52 |
GOLD | 3.0 |
Titan FXのZeroスタンダード口座は、MT4/MT5上でインターバンクのスプレッドにアクセス可能なSTP口座です。スプレッドやレバレッジは、ほとんど前述のAxioryと似通っています。
Titan FXはボーナスを実施していませんが、その分狭いスプレッドや高いスペックでトレードができるので、本格派のトレーダーにおすすめです。
Tradeview|Xレバレッジ口座
平均スプレッド | |
---|---|
USDJPY | 2.15 |
EURJPY | 2.18 |
GBPJPY | 2.77 |
EURUSD | 1.84 |
AUDUSD | 2.16 |
GOLD | 3.6 |
TradeviewのXレバレッジ口座は、最大レバレッジが500倍で、Tradeview口座のなかでも最大のレバレッジを誇る口座です。残高が1,000万円以上の場合は、レバレッジを100倍に制限される可能性もあるので注意が必要です。
また、Tradeviewは、信託保全制度の採用や、国際的な金融ライセンスを所持していることから、安全性や信頼性においては評価できるでしょう。
海外FXのスプレッド極狭×信頼度が業者比較ランキング【ECN口座】
Axiory|ナノ口座
平均スプレッド | |
---|---|
USDJPY | 1.01 |
EURJPY | 1.09 |
GBPJPY | 1.58 |
EURUSD | 1.11 |
AUDUSD | 1.13 |
GOLD | 4.0 |
Axioryのナノ口座は、ECN口座の中でも突出したスプレッドの狭さが魅力です。
MT4・Ctraderに対応しており、通貨ペア取引の1ロットあたりの手数料は、往復6/米ドルとなっています。
スペックが非常に高いのでECN口座の入門編としてトレードを行いたい中級者の方におすすめです。
Titan FX|Zeroブレード口座
平均スプレッド | |
---|---|
USDJPY | 1.03 |
EURJPY | 1.44 |
GBPJPY | 2.15 |
EURUSD | 1.19 |
AUDUSD | 1.22 |
GOLD | 4.5 |
Titan FXのECN口座は、1ロットあたり、3.5/米ドルという低い手数料が魅力の1つです。ニューヨークのファイナンシャルセンター内に置かれており、複数の流動性のあるプロバイダーと電子商取引を行っています。
スプレッドが狭い海外FXで有名なのは、Axiory・iForex・TitanFXの3つ!
スプレッドも0pips~業界最狭水準でのトレードが可能なので、Zeroブレード口座はおすすめできる口座といえるでしょう。
XM|ゼロ口座
平均スプレッド | |
---|---|
USDJPY | 1.10 |
EURJPY | 1.45 |
GBPJPY | 2.33 |
EURUSD | 1.06 |
AUDUSD | 1.35 |
GOLD | 4.3 |
XMでは、新規で口座開設すると、13,000円分のボーナスが証拠金としてもらえるので、ボーナスを利用すればリスクを負わずにXMゼロ口座の使い勝手を試せます。
XMゼロ口座と同じスペックで、証拠金13,000円のボーナスを与えてくれるFX業者はないので、ECN口座ではXMゼロ口座がおすすめです。
FXGT|ECN口座
平均スプレッド | |
---|---|
USDJPY | 1.20 |
EURJPY | 1.66 |
GBPJPY | 2.50 |
EURUSD | 1.36 |
AUDUSD | 1.78 |
GOLD | 5.3 |
FXGTのECN口座では、銘柄によってはスプレッドがゼロでトレードできる点が特徴です。
ボーナスキャンペーンの対象外となっているので、自己資金のみでトレードを行うのは難しいですが、本格派のトレーダーにはおすすめできます。
FXGTは仮想通貨取引所としても有名!
他にも、米ドルや仮想通貨を証拠金としてトレードできるのは、大きなメリットといえるでしょう。
BigBoss|プロスプレッド口座
平均スプレッド | |
---|---|
USDJPY | 1.54 |
EURJPY | 2.04 |
GBPJPY | 2.64 |
EURUSD | 1.44 |
AUDUSD | 1.53 |
GOLD | 3.7 |
スキャルピングトレードを主軸にトレードを行っているトレーダには、BigBossのプロスプレッド口座がおすすめです。
この口座は、取引ボーナスの対象口座という特徴があり、トレードコストが低くなるというメリットを併せ持っているプロ口座です。
BigBossのスタンダード口座と比較すると、スプレッドが狭いので取引手数料の負担を考慮しても、プロスプレッド口座はおすすめできます。
海外FXのスプレッドが狭い業者比較ランキング【番外編】
Milton Markets
Milton Marketsの口座の特徴は、NDD方式を取り入れており、ディーリングデスクの介入しない透明性の高い仕組みを採用していることです。
そして、Milton Marketsは、全ての口座が取引手数料無料なので、トレードコストはスプレッドのみな点が特徴といえるでしょう。
日本人の評判や口コミの数が少ないですが、FX上級者の方にはおすすめの海外FX業者です。
海外FXのスプレッドを銘柄別に比較
ここでは、海外FX口座の主要銘柄の平均スプレッド一覧を比較していきます。
XM | iForex | Axiory | Titan FX | Tradeview | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スタ | ゼロ | スタ | ナノ | スタ | ブレ | レバ | ILC | ||
USDJPY | 1.60 | 1.10 | 0.90 | 1.40 | 1.01 | 1.33 | 1.03 | 2.15 | 1.03 |
EURJPY | 2.35 | 1.45 | 1.20 | 1.49 | 1.09 | 1.74 | 1.44 | 2.18 | 0.88 |
GBPJPY | 3.73 | 2.33 | 2.50 | 1.99 | 1.58 | 2.45 | 2.15 | 2.77 | 1.76 |
EURUSD | 1.66 | 1.06 | 0.90 | 1.23 | 1.11 | 1.20 | 1.19 | 1.84 | 1.23 |
AUDUSD | 1.71 | 1.35 | 1.50 | 2.05 | 1.13 | 1.52 | 1.22 | 2.16 | 1.45 |
GOLD | 3.5 | 4.3 | 3.9 | 2.8 | 4.0 | 3.0 | 4.5 | 3.6 | 4.2 |
(※)ECN口座は取引手数料分を上乗せした合計コストを掲載しています。
ドル/円(USDJPY)
ドル円は、ユーロドルに次いで世界で2番目に多く取引されていることから、通貨量の多い点が特徴として挙げられます。
ユーロ系やポンド系の通貨ペアと比較すると、価格の変動が低いため、FX初心者の方にもおすすめできる通貨ペアといえるでしょう。
初心者に一番おすすめなのはドル円!
ただし、2022年初から始まった急激な円安ドル高により、従来とは値動きのパターンが異なってきている点は注意が必要です。
ユーロ/ドル(EURJPY)
ユーロドルは、世界で取引されているシェア1位の米ドルと、2位のユーロを組み合わせた、世界で最も取引量が多い通貨ペアです。
日本時間で15時、16時からの値動きが活発化する傾向があります。
また、ユーロドルのトレンドは一定期間持続する傾向があるので、世界のマーケット事情に精通している方にもおすすめできるでしょう。
取引量の多さから、流動性が高くスプレッドも狭いので、他の通貨ペアと比較しても低コストでの取引が可能です。
ユーロ/円(EURJPY)
ユーロ円は、円との組み合わせでいうと3番目に取引量が多い通貨ペアです。
比較的トレンドが出やすく、変則的な動きが少ない特徴を持っていて、スプレッドは狭いですがボラティリティが低い傾向にあります。
ドルストレートではなく、円と組み合わせて取引がしたいと考えているトレーダーにおすすめの通貨ペアといえるでしょう。
英ポンド/円(GBPJPY)
ポンド円はボラティリティが高く、価格の変動が大きいので少ない資金でもハイリターンが得られる特徴があります。
また、変動率が高いので中長期的なスイングトレードよりも、スキャルピングトレードやデイトレードに向いているといえるでしょう。
初心者の方にとって、経験が浅い段階でトレードする通貨ペアとしてはおすすめできませんが、慣れてきたら取引するのもよいでしょう。
ポンド円はハイリスクハイリターン!
豪ドル/米ドル(AUDUSD)
豪ドル/米ドルは、外国為替取引で、1日の取引量が全体の取引量の5%を占める、人気の通貨ペアです。
長期的な視点では緩やかな動きに見えますが、短期的では値動きの激しい通貨ペアといえるでしょう。
値動きの激しさから、スキャルピングトレードやデイトレードで利益を狙うトレーダーにとっては、利益が出しやすい通貨ペアです。
ゴールド(GOLD/XAUUSD)
ゴールドは値動きが激しいため、短期間で利益を出せますが、スプレッドが他の通貨ペアと比較すると高いので注意が必要です。
ゴールドは中上級者向けのCFD商品!
FX通貨ペアのトレードに慣れてきたら、1万円チャレンジや10万円チャレンジで、ゴールドで一攫千金トレードを行うのもおすすめです。
海外FXのスプレッド比較の基本情報
固定スプレッドと変動スプレッドの違い
ボラティリティによって、スプレッドが変化するorしないという点が、固定スプレッドと変動スプレッドの違いです。
海外FX業者の多くは変動スプレッド制を採用しており、時間帯によりスプレッドが変動します。
例えばボラティリティが高い時間帯には、スプレッドが狭くなりますし、その逆も然りです。
その一方で、日本国内のFX業者の多くが採用しているのが、固定スプレッド制です。
ボラティリティが高い・低いに関係なく一定の海外FXスプレッドですが、固定スプレッド制と比較すると若干スプレッドが広いといえるでしょう。
NDD方式とDD方式の違い
NDD方式とは、No Dealing Deskの略式名称で、投資家からのオーダーを直接インターバンク市場へ流して取引を行う方式のことです。
マーケットと直接取引するので、透明性が高くDD方式と比較すると安心した利用が可能です。
DD方式とはDealing Deskの略式名称で、相対取引のことを指します。DD方式は、投資家とマーケットの間にディーラーが入る方式です。
スプレッドが広がる時間帯
主要通貨ペアでスプレッドが広がる時間帯
・経済指標発表時や、要人発言の直後
上記2点が、スプレッドの広がりやすい時間帯です。
また、日本時間の午前中は、世界三大市場と呼ばれている東京・ニューヨーク・ヨーロッパ市場全てが閉場しているので、ボラティリティは低くなります。
経済指標発表時や、要人発言の直後もスプレッドが広がりやすいです。ボラティリティが高くなるとスプレッドも急激に広がり、為替レートが大きく変動します。
スプレッドの広がりにより、強制ロスカットされ、甚大な損失を受ける場合もあるので、スプレッドの広がりやすいタイミングは覚えておきましょう。
スプレッドが広がる時間帯はトレードを避けるのも有効!
海外FXのスプレッドが国内FXと比較して広い理由
スプレッドの広さに違いがあるのは、海外FX業者はNDD方式、国内FX業者はDD方式と呼ばれるトレード方式を採用していることが理由です。
海外FX業者の採用しているNDD方式は、FX業者を通さずに直接マーケットと取引するので、FX業者の利益はスプレッドになります。
上述の通り、NDD方式は、透明性が高いトレード方式なので安全性・信頼性があり、多くのトレーダーに利用されています。
しかし、スプレッドを狭くし過ぎるとFX業者の利益が減ってしまうので、海外FX業者のスプレッドは広く設定されているのです。
他にも、レバレッジが高い・ゼロカットシステムを採用している・ボーナスキャンペーンが豊富など、国内のFX業者にはないサービスを提供しているという理由も含まれるでしょう。
その一方で、国内のFX業者はDD方式を採用しており、DD方式はFX業者(ディーラー)を介して取引します。
国内FXはトレーダーの損失が収益で、海外FXはスプレッドが収益!
海外FXのスプレッド比較に関するよくある質問
平均スプレッドとは?
主に24時間における、一定期間の平常のスプレッドの広さの平均値のことです。
一定期間においてスプレッドは変動しますので、常時平均スプレッドでトレードできないことは知識として把握しておきましょう。
最小・最大スプレッドとは?
一定期間(主に24時間)のなかで、スプレッドが最も狭い時を最小スプレッド、最も広い時を最大スプレッドと呼びます。
約定力が高い海外FX業者は?
XMが約定力の高さで有名です。全注文の99.35%が1秒以内に約定されていて、注目執行率は100%を誇ります。
また、約定拒否やリクオートをしない注文方針の採用により、安心してトレードが行える海外FX業者といえるでしょう。
約定力の高さならXMがおすすめ!
スプレッドが狭いCFD銘柄は?
ゴールドやシルバーの貴金属、ブレント原油やWTI原油は、CFD銘柄のなかでも比較的スプレッドは狭いといえるでしょう。
なぜ早朝にスプレッドが広がるの?
世界三大市場と呼ばれている、東京市場・ニューヨーク市場・ヨーロッパ市場が閉場しているからです。
ボラティリティが低いタイミングでは、スプレッドが広がりやすいです。
リアルタイムスプレッドは確認できる?
取引ツールのMT4/MT5のダウンロードにより確認できるほか、海外FX業者のホームページから確認することが可能です。
スプレッド0で取引できる海外FX業者は?
Exnessのゼロ口座や、ThreeTraderのRawゼロ口座は、スプレッド0で取引ができる海外のFX業者です。
しかしスプレッド0でも、往復の取引手数料を負担しなければならないことは覚えておきましょう。
固定スプレッドで取引できる海外FX業者は?
固定スプレッドで取引できるのはeasyMarketsです。ただし、MT4口座のトレードしか固定スプレッドは適用されないので注意が必要です。
総合的に一番おすすめの海外FX業者は?
XMは、日本人トレーダーの5人に1人がメインの海外FXとして利用しており、豊富なボーナスキャンペーンを活用すれば少額からもトレードを始められるのでおすすめです。
2022年に最大レバレッジが888倍から1,000倍に引き上げられたことや、海外のFX業者のなかでも最大手で安全性が一番高いのが理由として挙げられます。
スプレッドは極狭というわけではありませんが、口座開設者数が多いことや信頼性の高さから、初心者の方の入門としておすすめです。
海外FX業者のスプレッド比較 まとめ
今回の記事では、海外FX業者のなかでもスプレッドが狭く、信頼度が高い業者を比較した内容を紹介しました。
STP口座とECN口座でも、それぞれメリット・デメリットがあり、スプレッドと取引手数料の関係性もトレードに影響することが分かりました。
数ある海外FX業者のなかでも、XMのスタンダード口座は、口座開設ボーナスや入金ボーナスもあり、FX初心者の方にも使いやすいのでおすすめです。口座タイプによって様々なメリットや使い勝手があるので、トレードスタイルや手法によって、複数口座でトレードしてみることもおすすめします。