海外FX業者のGEMFOREX(ゲムフォレックス)は、2023年5月31日に顧客に対して全サービスの停止を発表しました。GEMFOREXに登録していたほぼ全てのユーザーが、出金遅延や資金未返却などの被害を被っているといわれています。
今回の記事では、GEMFOREXの歴史や破綻の予兆を解説し、詐欺FX業者の被害に遭わないための注意点をご紹介します。
GEMFOREX 破綻までの歴史
GEMFOREXといえば、2010年に創業以来、最大1,000倍のハイレバレッジや、豊富なボーナスキャンペーンで人気を集めてきました。
しかし、2022年以降出金に関してトラブルが続き、2023年にはサービスを停止しています。何があったのか気になるところですが、まずはGEMFOREXの歴史を簡単にご紹介します。
「破綻の予兆」は確かにあった…
GEMFOREXの黎明期(2010年~)
GemTrade(ゲムトレード)の誕生
2010年、GEMFOREXの前身となる「GemTrade」が日本人によって設立されました。
最初は、FX自動売買システム(EA)を無料で提供する業者としてサービス提供が始まります。2013年には、EAの提供に続き、ミラートレードのサービスも開始しました。
GEMFOREXの成長期(2014年~)
GEMFOREXとして海外FXサービスを開始
2014年、ついに海外FX業者としてGEMFOREXが誕生します。
当時、日本国内で支持を得ている海外FX業者は少なく、ユーザーにとって信頼性のある会社は非常に限られる状態でした。実際、国民生活センターに寄せられた情報によると、海外の口座に入金後、利益分を出金拒否される等のトラブルが多発していたようです。
そのため、当時は1996年創業のiFOREXや、2009年創業のXMなど、老舗海外FX業者にユーザーが集中していました。
新興業者のGEMFOREXが強みとしたのが、日本人スタッフによるきめ細やかなサポート対応です。公式ホームページにも「Made in Japan」と記載されていた通り、当初から日本人によって設立&運営されており、破綻した現在も経営陣の5人中4人は日本人が占めています。また、従業員スタッフの過半数は日本人で構成されていました。
そんな戦略が功を成したこともあり、入出金の速さやサポートの充実さが評価され、2016年から2020年まで、5年連続でベストブローカー賞を受賞しています。
GEMFOREXの成熟期(2021年~)
デビッド・ベッカムをブランドアンバサダーに起用
2021年、デビッド・ベッカムが、アジア圏のブランドアンバサダーに就任します。
ベッカム氏の写真を、公式HPの一番目立つ部分に表示することで、分かりやすく権威性をアピールし、ユーザーの信頼感を獲得していました。
2023年の3月、一時的にベッカム氏の写真がHPから消えたので、その時も何らかのトラブルがあった模様…
GEMFOREXの衰退期(2012年末~)
ボーナスアービトラージの横行
GEMFOREXの衰退のきっかけとなったのは、2022年中頃から問題視された名義貸しと口座転売です。
GEMFOREXでは、組織的にボーナスアービトラージ、つまり売りと買い、同量のポジションを保有する両建てが行われ始めました。両建てを繰り返せば、当然ユーザーにとって有利になるため、ほぼ全ての海外FX口座は両建てを禁止or条件付きで許可しています。また、悪意あるものと判断された場合、直ちに口座凍結などの処分が下されます。
しかし、組織ぐるみで計画的に両建てを行った場合、利用規約に違反せずに利益が得られます。今回、そういった両建てスキームを目的とした名義貸し等の規約違反が1,350件以上発生し、GEMFOREXに甚大な被害を与えました。結果的に、これが破綻のきっかけとなったようです。
GEMFOREXは以前からこのような不正利用に対して呼びかけを行っていたものの、最終的には「GEMFOREX側のリスクマネジメントが甘かった」という声が相次いでいます。
SNS上の出金遅延報告などの悪評
GEMFOREXでボーナスアービトラージの横行が発表された12月初旬、Twitter上でユーザーの方々から出金遅延が報告され始めます。
それまでGEMFOREXは通常1〜3日間で出金完了することが多かったため、余計に不安を煽ったようです。Twitterなどを見ていると、数百万単位の高額な入金をしていた人はほとんど遅延被害にあっていたようです。一方、この段階では、数万円〜数十万円単位であれば問題なく出金できたという人もいらっしゃいました。
決済代行会社による資金の持ち逃げ
さらに同時期の2022年後半、2つの決済代行会社による資金の持ち逃げが発生しました。
名前ははっきり明かされてませんが、まずA社が約50億円の資金を持ち逃げした後、B社が約10億円の未払いを発生させました。この事件は、GEMFOREXの財務状況を大きく傾かせます。
約50億円を横領したA社に関しては、警察に被害届を出したもののいまだ逃走中のようです。また、約10億円の未払いを発生させたB社からは、毎月1,000万円ずつ返済を受けることになっているとのことです。
これに関しては黒い疑惑が…
GEMFOREXは戦略的に破綻した詐欺業者だったのか?
資金を持ち逃げされたのではなく流したのでは?という疑惑
度重なる不運によって破綻したように見えるGEMFOREXですが、Twitterやネット上では別の見方も散見されます。
「実はGEMFOREXが意図的に横領事件の話を作り上げ、ユーザーの資金を持ち逃げしたのではないか」という疑惑です。
これはあくまでユーザーの推測ですが、GEMFOREXが他の決済代行業者を使わず、決済を自前で行っていたのは有名な話です。また、本当に約50億円の資金を持ち逃げされたのであれば、会社の実名をきちんと公表している可能性が高いです。この期に及んで匿名でしか公表できないということは、実在しない会社である可能性も考えられます。
現時点でのGEMFOREXユーザーへの影響
今回のサービス停止は、一般の顧客にも甚大な影響を与えました。新規注文の受付ができないほか、既存の補油ポジションも2023年6月30日までに決済することを急に求められたのです。直前までボーナスキャンペーンの訴求が行われていたにも関わらず、多くのユーザーは急なサービス停止に戸惑いました。
全てのポジション決済を要求
新規注文が発注停止となったのは、2023年5月31日です。この時点で、新規ポジションを持つことが不可能になりました。また、既にポジションを保有しているユーザーに関しては、2023年6月30日までに全ての決済を完了するようにアナウンスされました。
定額出金と分割出金は一時停止
GEMFOREXは2023年5月31日、全事業の売却&事業継承を発表しました。これからM&Aの手続きが行われ、8月頃には完了し、新体制に移行するとのことです。そのため、週ごとの定額出金や分割出金は、事業譲渡が完了する8月1日まで一時停止となっています。
出金再開は8月以降の見込み
GEMFOREXは、事業譲渡の完了する8月1日以降、順次出金手続きを行うことを明らかにしています。順次ということは、全ての出金手続きが8月1日に完了するわけではないので、人によってはもっと時間がかかる場合も想定されます。
一方で、GEMFOREXは出金申請を行った日から30日以上経過した未払いがある場合、遅延損害金として年利5%を月末に顧客の口座に反映すると発表しています。もし遅延損害金が発生すれば、GEMFOREXとしても損失が拡大します。そのため、どんなに遅くても、出金申請から30日以内には出金される可能性が高いともいわれています。
最新情報は要チェックだね…
GEMFOREXが破綻まで業界大手に君臨していた3つの理由
海外FX業者としてはあり得ないほどずさんな経営を続けていたGEMFOREXが、ほぼ全ての海外FXトレーダーから認知を得て、2020年代後半には業界で覇権を取っていたのはなぜでしょうか。それには3つの理由が関わっています。
口座開設ボーナスの金額が業界トップクラスだったから
GEMFOREXでは新規口座開設で、未入金でも10,000〜30,000円のボーナスを受け取れました。これは業界随一の充実度といえます。
また、1週間に一度の割合で、抽選式で100%〜200%の入金ボーナスキャンペーンが開催され、他にも、24時間以内に5ロット以上の取引を行うと、2%〜1,000%の入金ボーナスが付与される「1,000%入金ボーナス」キャンペーンが毎日開催されており、ユーザーの間では恒例のイベントとなっていました。
オウンドメディアで積極的にFX関連の情報を発信していたから
GEMFOREXは、オウンドメディアを積極的に活用していました。
「デモトレード 意味ない」や「MT4 使い方」などで検索すると、以前はGEMFOREXの自社サイトが上位表示されていました。
自社サイトメディアであれば、FXの基礎知識を紹介しながら、自然とGEMFOREXの口座開設に誘導できます。
著名人をアンバサダーに起用してブランディングしていたから
GEMFOREXは、誰もが知っているスターをアンバサダーとすることで、信頼感を底上げしていました。
先程のデビッド・ベッカムをはじめ、ボクシング界の神、マニーパッキャオなど、署名人を積極的にアンバサダーに起用していました。
色々な人たちに迷惑をかけてる…
GEMFOREX破綻から学ぶ 海外FX業者が飛ぶ予兆
日本の金融庁に登録していない海外FX業者は、基本的に100%リスクがないとは言い切れません。ただし、破綻する際はその少し前から何らかのの兆候が見られることがほとんどです。
Twitterで出金拒否や遅延の話題が目立ってくる
2022年12月6日、GEMFOREX japanの公式Twitterアカウントで、ムトウと名乗る人物が利用規約違反者急増のツイートをしています。Twitterなどを見ていると、その前後3日あたりから出金遅延の噂が出ています。
FX業者の公式Twitterがない場合も、一般ユーザーの方々による出金遅延や出金拒否に関するツイートを見かけるようになった際は、注意が必要です。
キャンペーンの開催頻度を増やして入金を即してくる
GEMFOREXは、全サービス停止の前日の5月30日早朝には、ユーザーに対して入金ボーナス開催の案内メールを送っています。
しかし、同日5月30日の夜間には、ボーナス開催期間の真っ只中であるにも関わらず、急遽入金受付停止のアナウンスします。ユーザーの間では「運営は翌日以降のサービス停止を知っていながら、最後に資金を出来る限り集めたかったのではないか」という憶測が広がっています。
ちなみに、FXとは業界が異なるので一概にはいえませんが、海外の仮想通貨取引所(Bybitなど)の中には、最初はボーナスキャンペーンをたくさん開催して顧客を確保し、経営が安定してくると開催頻度を減らす、もしくは一切開催しない取引所も多いです。
不定期開催の高額なボーナスキャンペーンをあまりに頻繁に行うということは、経営が安定していない、もしくは顧客から人気がない可能性も十分に考えられます。
会社からの誤爆メールや訂正メールが増えてくる
さらに、GEMFOREXはサービス停止前には、DMの誤情報も増えていました。
本来100%入金ボーナスキャンペーンのところ、間違えて200%入金ボーナスと記載したメールが送られるなど、中の人がテンパっている様子が伝わります。
普通の企業なら顧客へ送るメールは社内でダブルチェックするから、訂正メールが届いたということは、それだけ社内がドタバタだったということ…
GEMFOREX破綻から学ぶ 詐欺業者で口座開設しないための6つのポイント
Twitterでの評判や口コミを確認
Twitterではリアルタイムに出金情報を発信しているトレーダーも多く、情報の速度が速いです。ただ、一部では「詐欺アカウント」と呼ばれるような嘘の情報も流すアカウントも多いです。
単に趣味としてトレードを記録しているトレーダーなのか、アフィリエイトや情報商材の販売を目的とした業者なのか、見極めることが大切になります。
NDD方式かDD方式かを確認
海外FX業者には、投資家の資金をいったんインターバンクに流す「NDD方式」と、投資家とFX業者が直接取引する「DD方式」、2種類存在します。
GEMFOREXの場合は「DD方式」を採用していたため、「NDD方式」を採用している業者よりは取引の透明度が低くなります。ちなみに、「NDD方式」を採用している海外FX業者として、XM・Exness・HFMが挙げられます。
運営歴や保有する金融ライセンスの取得の難易度を確認
運営歴や金融ライセンスの種類も信用度を見極める上で重要です。
現在老舗といわれている海外FX業者として、XMやiForexが挙げられます。これらの業者は1度も出金拒否の噂がなく、安心して資金を預けられます。正直、海外FX業者は8年以上続けば老舗の部類だと言われています。
今回のGEMFOREXのように、一見派手なプロモーションで信頼できるように見えても、実際は数年で衰退していく会社も多いです。会社の運用歴はかなり重要な目安になります。新興の海外FX業者には、十分注意する必要があるでしょう。
また、GEMFOREXは2014年からFX業者としてサービスを開始しましたが、2019年まではニュージーランドのFSPという金融ライセンスを取得していました。正直FSPはライセンスというよりただの許可書なので、取得難易度は高くありません。また、2021以降はFSC(モーリシャス金融庁)を取得していますが、こちらもどちらかというとマイナーなライセンスです。
海外FX業者のライセンスとして信用度が高いものとして、XMやExnessの取得しているFSA(セーシェル金融庁)が比較的有名です。また、日本の運営会社だけでなく、海外のグループ会社がどんなライセンスを取得しているかも判断基準になります。
ボーナスが高額すぎないかorばら撒きすぎていないかを確認
何度も100%入金ボーナスや200%入金ボーナスを乱発する海外FX業者は、リスクが高いです。
今回のGEMFOREXもそうですが、同時期に出金トラブルを起こしたHASTDOREXもボーナスを連発していました。
あまりにも顧客に有利となるようなボーナスを連発している業者は、はじめから出金させるつまりはなく、最終的には持ち逃げする算段でいるかもしれません。高額ボーナスにつられずに、会社の信用性を見極めて業者選びをすることが大切です。
キャンペーンの乱発には要注意!
顧客から預かった資金の管理方法を確認
海外FX業者の資金管理方法として、信託保全と分別管理があります。顧客の資金を信託銀行に預けて管理しているのが信託保全、顧客資金を銀行(or自社内で管理している可能性がある)のが分別管理です。本来は、顧客の資金と会社の運用資金を自社でしっかり分けるのが分別管理ですが、信託銀行などの外部機関を挟まないため、資金流用のリスクが高まります。
信託保全か分別管理、どちらを選択しているのかは事前に確認が必要です。また、信託保全だった場合、預け先の信託銀行を公表している場合は、より信憑性が高くなります。
日本語サポート&公式HPの日本語はおかしくないかを確認
サポートや公式HPの日本語がしっかりしているかどうかも、1つの判断基準になります。
運用資金に余裕がない場合、HPの翻訳やサポートに人件費を割かないため、不自然な日本語が見受けられます。また、トラブルが起きた場合、日本語が不自由な業者は、きめ細やかな対応が難しいことが想定されます。サポートやHPの日本語に不自然さを感じた場合、新規登録は控えるのが無難です。
HPの日本語がおかしいのは、予算が少ないか、その国での顧客獲得をあまり狙ってないかのどっちか…
危険な海外FX業者に関するよくある質問
海外FX業者は違法?
結論、海外FX業者を利用することは違法ではありません。
海外FX業者は日本の金融庁に登録をしていませんが、日本人にFX取引のサービスを提供すること自体は合法です。なぜ海外FX業者が金融庁に登録していないかというと、日本の法律では25倍以上のハイレバレッジやゼロカットの導入を禁止しているため、海外FX業者の魅力が大幅に損なわれる可能性があるからです。
そのため、海外FX業者は一部制限を強いられながらも、無登録という形を取っています。
初めてでも安心の海外FX業者は?
業者の信頼度やボーナスの充実を考えた場合、断然おすすめなのはXM(XMTrading)です。
XMは、未入金でも貰える13,000円分の新規口座開設ボーナスのほか、入金ボーナスやポイント制度が充実しています。信頼性の高い老舗業者の中では、かなり充実した特典を受けられます。何より未入金で13,000円分の証拠金を使って即トレードできるのは、FX初心者に嬉しいポイントです。
最近人気なのは、無制限レバレッジや強制ロスカット水準0%が魅力的なExnessです。Exnessにはボーナスは一切ありませんが、上記の利点を抑えれば、低資金でもハイレバレッジトレードが可能になります。
意外に穴場なのが、1,000銘柄以上の金融商品が取引出るHFM(旧HotForex)です。2,000倍のハイレバレッジやスワップフリーが魅力といえます。
国内FXと海外FXのメリット・デメリットは?
国内FXのメリット・デメリット
国内FXのメリットは、何といっても資金の安全性です。国内で運営しているFX会社は日本の金融庁への登録を義務付けられています。そのため、仮にFX会社が倒産した場合でも、預けた資金は法律上、利用者に必ず返還されるのです。
税金面では、現在海外FX業者を使用して得た利益には累進課税が適用されるため、金額に応じて5〜45%の税率が課せられます。しかし、国内FX業者で取引した利益に関しては金融所得課税の適用となるため、一律20.315%が課されます。
実際にいくら利益を得るかにもよりますが、年間900万円以上の高額の利益を出しているトレーダーは、国内FXを使った方が節税になる可能性があります。
一方、国内FXのデメリットとしては、レバレッジが最大で25倍以下となる点です。レバレッジが最大25倍ということは、例えばドル円を0.1ロット(1万通貨)トレードするだけでも6万円近くの資金が必要になります。ある程度最初から資金を持っている人でなければ効率的に増やすことができません。
また、海外FX業者の多くは強制ロスカット水準を0~20%としていますが、国内の多くのFX業者は50〜100%が平均的です。あと少し証拠金が多ければ損切りにならなかったのに、というケースが増える可能性があります。
海外FXのメリット・デメリット
海外FX業者のメリットは、ハイレバレッジや入金ボーナスです。また、強制ロスカット水準が0〜20%であることも、低資金のトレーダーにとっては嬉しいポイントです。これらのメリットを駆使すれば、数千円~数万円程度の入金から、何倍にも増やすことが十分可能になります。
税金面でも、あまり利益を出していないトレーダーは海外FX業者の方がお得になります。国内FX業者の場合、利益が少ないトレーダーにも一律で20.315%の税率がかかるため、ざっくり年間700万円以下程度の利益額であれば海外FX業者の方が節税になるのです。
デメリットとしては、海外FXはやはり今回のように、破綻した場合に資金を回収できないリスクがあるということです。日本の金融庁の管轄にないため、いざという時に安全性を保証されないのです。また、海外FXは国内FXよりもスプレッドが広い傾向があります。しかし、だからといって十分に資金がない状態で国内FX縛りにしてしまうのも、いつまで経っても資金が増えず、時間だけを無駄にしてしまうリスクがあります。
海外FX業者を利用する時は、Twitterなどで情報を常に収集することが重要です。
キャッシュバックサイトがおすすめする海外FX業者は安心?
結論からいうと、「TariTari」などの大手キャッシュバックサイトも、今回経営破綻したGEMFOREXを推奨していたので、キャッシュバックサイトがおすすめする海外FX業者は安心とはいえません。
GEMFOREXの出金トラブルが多発したのは2022年12月初旬でしたが、TariTariは12月12日までGEMFOREXと連携していました。キャッシュバックサイトと提携しているからといって、出金拒否などのリスクがゼロになるわけではないです。信用性を判断する上で、参考程度と考える必要があります。
キャッシュバックサイトを経由して指定口座タイプで口座開設すると業者本来のボーナスキャンペーンの対象外になることがあるので、口座開設は必ず業者の公式HPから行うことをおすすめします。
最終的には損をするから、口座開設は必ず業者の公式サイトから!
GEMFOREX破綻 まとめ
今回はGEMFOREXの歴史や経営破綻の予兆をご紹介しました。業界大手と謳われ、日本人経営陣のよる設立&経営をメリットにしていたGEMFOREXでさえこのような悲惨な結果になったため、海外FX業者で口座開設する際は、保有する金融ライセンスの取得難易度の高さや、TwitterなどのSNSの評判が重要なことが分かりました。
また、出金遅延や出金拒否が目立ってきた際は、早めにトレードを切り上げて出金体勢に入ることも有効です。詐欺業者や悪質業者にはくれぐれもお気を付けください。