リップル(Ripple/XRP)は、中長期的に最も期待される仮想通貨です。国際送金に特化した中央集権型の通貨として、今後の国際社会で急速に広まると予測されています。
今回の記事では、リップルの特徴とビットコインやイーサリアムとの違い、XM(XMTrading)のリップル銘柄「XRPUSD」を取引する際のポイントを解説します。
国際送金時の利便性から、将来的に最も一般的に普及する可能性大!
仮想通貨リップル(XRP)の特徴
国際送金手段として注目度No.1
リップル(Ripple/XRP)は、国際送金の高額手数料や送金時間の問題を解決するために開発された仮想通貨です。
XMでは、リップルを米ドル建ての「XRPUSD」として取引できます。
現在、40ヶ国・6大陸に及ぶ300以上の金融機関がリップルを導入しており、参加機関はさらに増加する見込みです。また、誰でも作成できるリップル・ウォレットは、銀行口座のない地域でも広く普及するポテンシャルを有しているので、移民が国際送金に活用する際にも利点があります。
リップルは、将来的に国際送金システムが大きく変革する可能性があると期待されています。
現時点でも、たまに月間取引量が世界第1位になることがあるよ!
処理速度が速く手数料も安い
リップルは、素早い処理と低コストのため、国際送金をスムーズに行えます。
リップル社の発表によれば、送金速度は3.3秒、手数料は0.0004ドル(約0.06円)です。これに対し、ビットコインは45分、1.88ドル(約273円)です。
そのため、リップルは「ブリッジ通貨」として活用され、異なる法定通貨の送金を円滑に行う役割を果たしています。
「ブリッジ通貨」とは?
ビットコインと違って中央集権的
リップルは「中央集権型」の仮想通貨であり、管理や運営は「Ripple Inc」というアメリカ企業によって行われています。
一方で、ビットコインなどは「非中央集権型」で、ブロックチェーンを通じてユーザー同士が取引内容を確認します。
リップルは、明確な管理と方針が特徴の専用の分散型台帳管理システム「XRP Ledger」を使用しており、既存の金融システムの代替に適しています。
中央集権型の暗号資産の中では時価総額がトップクラス!
中央集権型のメリット
XRP Ledgerは、リップル社が選んだ少数のバリデータ(Validator)によって管理・承認されるため、承認作業が少なくて済みます。
一方、ブロックチェーンではマイニングが必要であり、高性能PCやコストが必要ですが、XRP Ledgerではリップル指定のバリデータが多数決で承認し、早く承認されます。
XRP Ledgerは、新規取引があるたびにバリデータが承認作業を行い、台帳に記録するため、時間とコストを大幅に節約します。
中央集権型のデメリット
ブロックチェーンではブロックの承認と監視をユーザー同士で行い、オープンソースなネットワークが構築され、取引の透明性と安全性が確保されます。
ただし、中央集権的な仕組みの方が国際送金システムに必要な高速性を実現できます。
国際送金に特化するために、あえて中央集権型なんだね!
上限の1,000億枚分が全て発行済み
リップルの最大供給量は約1,000億枚で、2005年に全て発行されており、新たに発行される予定はありません。一方、ビットコインの最大供給量は、約2,100万枚です。
リップルはビットコインとは異なり、マイニングによる新通貨発行ではなく、使用されるたびに枚数が減少します。送金時に手数料が発生し、その手数料はリップルで支払われます。支払われたリップルは消滅し、需要が高まるほど市場での供給量が減少し、希少価値が高まるとされています。
ただし、多くのリップルはリップル社や創業者が保有しており、需要と供給のバランスを調整するために売却される可能性もあります。国際送金の代替手段として開発されたリップルは、希少性が高まれば価格上昇する可能性があります。
今後も移民先進国を中心に需要は拡大!
XMのリップル(XRPUSD)の取引条件
<XRPUSD リアルタイムチャート:4時間足>
取引時間
XMでは、リップルに関わらず、全ての仮想通貨CFD銘柄が24時間365日取引可能です。
土曜日などのサーバーメンテナンスが行われる明け方の時間帯を除き、土日やクリスマス、年末年始なども取引できます。
リップルの取引におすすめの時間帯
リップル(XRPUSD)の取引におすすめの時間帯は、NY時間(夜21時~翌朝6時)です。
特にNY市場の22時〜翌2時頃は市場参加者が急増し、値動きが活発になります。また、現在進行中のリップル関連の裁判が注目され、判決がNY市場時間帯に出ることから、値動きが活発になると予想されます。
スキャルなら平日22〜翌2時が狙い目!
最大レバレッジ
XMでは、リップルを800ロットまで250倍のレバレッジで取引できます。
証拠金率(%) | レバレッジ | |
---|---|---|
0~800 | 0.4 | 250倍 |
800~1,600 | 2 | 50倍 |
1,600 | 100 | 1倍 |
XMの仮想通貨は、ロット数に応じて最大レバレッジが変動する「段階式レバレッジ」です。リップルの場合、「1ロット=1,000Ripple」です。
リップルなどの仮想通貨は、ボラティリティがFXよりも大きいのでリスクヘッジのために、追加口座を開設してトレードするのがおすすめです。
必要証拠金
スタンダード口座のレバレッジ250倍で、リップルを1ロット取引する際の必要証拠金は「303円」です。
必要証拠金の計算式
(1×1000×0.52ドル÷250=2.08ドル)
平均スプレッド
スタンダード口座 /マイクロ口座 |
KIWAMI極口座 |
---|---|
12.2pips | 9.3pips |
XMでは、ゼロ口座(ZERO口座)以外の取引口座タイプでリップルを取引可能です。ゼロ口座は、仮想通貨CFD取引の取扱対象外です。
スタンダード口座とマイクロ口座は通貨量が異なるのみで、他取引条件は同じです。
仮想通貨の中では低スプレッドで取引しやすい!
最小/最大取引サイズ
最小取引サイズ | 0.01 |
---|---|
最大取引サイズ | 1,600 |
XMではスタンダード口座の場合、最小/最大取引サイズは「0.01/1,600」です。仮想通貨の種類により最小/最大取引サイズは異なります。
XMのリップル(XRPUSD)の価格動向
2014年1月~2023年上旬
リップルは、2014年〜2016年までの間は目立った値動きはありませんでした。
しかし、2017年5月にリップル社が自社保有していたリップルにロックアップをかけたことがきっかけで急騰しました。2017年末〜2018年初頭に世間で仮想通貨バブルが起こり、リップルの価格も2017年始値から一時約560倍まで急騰しました。
仮想通貨バブル崩壊後はしばらく価格が低迷しますが、2020年末から再度値動きが活発になりました。しかし、2020年末に米国証券取引委員会に提訴されたこともあり、ビットコインほど活発にはなりませんでした。
2023年8月上旬~現在
2023年7月半ば、提訴されていたリップルに関わる裁判の一部判決が下されたこともあり、価格が高騰しました。
現在も裁判自体は続いているので、最新情報を収集した上で価格動向には注意しましょう。
リップルを取引するなら、ビットコインの動きにも注目だね!
XMのリップル(XRP)のよくある質問
スワップポイントはある?
XMでは、リップルに関わらず、全ての仮想通貨CFD銘柄がスワップフリーです。
ストップレベルはある?
海外FX会社のXMでは、FX通貨ペアやCFD商品などの全銘柄でストップレベルがゼロに設定されています。
リップルが1pips動くといくら?
米ドルが145円の場合、XRPUSDの1pipsの損益は「7.54円」です。
pipsの計算式
(1,000Ripple×0.0001×0.52ドル)
ちなみに、XMでのリップルはクロス円通過ではなくクロスドルです。
全口座タイプでトレードできる?
XMでは、ゼロ口座以外の口座タイプでリップルを取引できます。
また、XMの仮想通貨銘柄は、銘柄により取引プラットフォームMT5のみ対応のものもありますが、リップルはMT4/MT5の両方で取引可能です。
スタンダード口座で仮想通貨用の追加口座を開設するのがおすすめ!
ボーナスやXMポイントに対応している?
スタンダード口座やマイクロ口座の場合、入金ボーナスやロイヤリティプログラムのXMポイントを活用してリップルを取引できます。
ただし、KIWMAI極口座(KIWMAI口座)はボーナスなどの対象外なのでご注意ください。
XMのリップル(XRP)のまとめ
今回の記事では、海外FX業者のXMのリップル銘柄「XRPUSD」を解説しました。
リップルは、手数料の安さや送金速度の速さから、中長期的にはビットコインやイーサリアムよりも一般的に普及されると予測されています。(ただし、投資&投機として取引量が多いのはビットコインやイーサリアム)
現在は比較的レンジ相場が続いているのでスキャルピング向きですが、デイトレードやスイングトレードでも利益を狙いやすい傾向があるので、仮想通貨取引に興味があるFXトレーダーの方におすすめです。