EOR(雇用主代行)サービスは年々増え、料金や強みも多様化しています。
この記事では、主要なEORサービスを横断的に概観し、料金帯・対応国・特徴の違いと、自社に合うサービスの選び方を整理します。
当サイトは、提携(アフィリエイト)報酬の有無や多寡を順位や評価に反映しません。料金はいずれもプラットフォーム手数料で、給与や現地の法定費用(社会保険など)は別にかかります。
結論:料金帯と「実体保有か」で大きく分かれる
主要なEORは、料金が月$199程度の低価格帯から$770程度のエンタープライズ帯まで幅があり、対象国を自社実体で持つか現地パートナー経由かでも性格が分かれます。
重視点ごとの目安は次のとおりです。
- 低価格・シンプルさ重視 → RemofirstやMultiplier
- 自社実体やIP保護を重視 → Remote
- 給与・分析基盤の厚さ → Papaya Global
- 大手の安心感 → DeelやG-P
詳しい順位づけはEORサービス比較(ランキング)をご覧ください。
主要EORサービスの概観
代表的なサービスを、料金の目安と特徴で整理します。料金は時期・国・プランで変わるため、最新は各社でご確認ください。
ここからは、大手・グローバル系、低価格・シンプル系、エンタープライズ・高タッチ系、そしてブランド改称があったサービスの順に見ていきます。
大手・グローバル対応に強いサービス
まずは対応国数が多く、知名度・実績で安心感のある大手系です。
Deel:DeelのEOR料金は$599前後で、150カ国規模に対応し、使いやすさが特徴です。契約者管理にも強みがあります。詳細はDeelの詳細。
Remote:RemoteのEOR料金は$599〜699前後で、対象国を自社実体で持つ方針とIP保護条項の標準付帯が特徴です。詳細はRemoteの詳細。
Oyster:EOR料金は$599〜699前後とされ、B Corp認証を持つことで知られます。詳細はOysterの詳細。
低価格・シンプルさを重視するサービス
続いて、料金体系のわかりやすさやコストの低さを強みにするサービスです。少人数・スタートアップでの利用に向きます。
Multiplier:EOR料金は約$400とする二次情報があり、フラットな料金体系とアジア太平洋への強みが評価されています。最新料金は公式でご確認ください。
Remofirst:RemofirstのEOR料金は$199からと業界でも低価格帯で、185カ国規模に対応しています。スタートアップ・中小向けのシンプルさが特徴で、契約者管理は$25からとされます。
エンタープライズ・高タッチ型のサービス
大企業向けに、給与・分析基盤やアドバイザリー、コンプライアンス対応を厚くしたサービスです。
Papaya Global:Papaya GlobalのEOR料金は$599〜770とされるエンタープライズ向けで、給与・分析・グローバル決済の基盤に強みがあります(現地パートナー経由のモデル)。自社実体がある国の給与のみなら月$12〜29とされます。
Globalization Partners(G-P):180カ国規模に対応する老舗で、コンプライアンスやリスク管理、各種セキュリティ認証(SOC2・ISOなど)に強みがあります。料金は相談制(高めの帯)とされます。
ブランド改称・統合があったサービス
近年は買収・統合によるブランド変更も増えています。検討時は最新の名称・提供体制を確認してください。
Velocity Global(現Pebl):Velocity Globalは2026年時点でPeblへブランド改称しています。高タッチなアドバイザリー型で、料金は相談制(高めの帯)とされます。
Skuad(現Payoneer Workforce Management):Payoneerに統合され、Payoneerの決済ネットワーク内でEOR・契約者管理・国際給与を提供しています。
| サービス | 料金帯(手数料) | 対応国・実体 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Remofirst | $199〜 | 185カ国規模 | 業界最安級・シンプル |
| Multiplier | 約$400 | — | フラット料金・APAC |
| Deel | $599前後 | 150カ国規模 | 対応国広い・契約者管理 |
| Remote | $599〜699 | 自社実体 | IP保護条項・監査証跡 |
| Oyster | $599〜699 | — | B Corp認証 |
| Papaya Global | $599〜770 | パートナー型 | 給与・分析・FXに強い |
| Pebl(旧Velocity Global) | 相談制(高め) | — | 高タッチ・アドバイザリー |
| G-P | 相談制(高め) | 180カ国規模 | 老舗・コンプラ強い |
| Payoneer WFM(旧Skuad) | 中位 | — | Payoneer決済網に統合 |
EORサービスの選び方
サービスの全体像をつかんだら、自社に合う1社を絞り込みます。ここでは、比較で見るべき観点、料金の正しい捉え方、規模・重視点ごとの候補という3つの切り口で整理します。
比較するときに見るべきポイント
サービスを比べるときは、料金の安さだけでなく次の点を見ます。
- 対象国を自社実体で持つか現地パートナー経由か(コンプラ・スピードに影響)
- 料金体系(フラットか従量か、最低人数や初期費用の有無)
- 料金の透明性(為替スプレッドや隠れコスト)
- 契約者管理の有無
- サポート体制(人かチケットか、日本語対応の有無)
- IP・データ保護
- 規模適性(スタートアップ向けか大企業向けか)
詳しい選び方はEORの選び方で解説しています。
料金は手数料、総額は国の法定費用で決まる
ここで挙げた料金はいずれもEORのプラットフォーム手数料であり、実際の総額は「給与+現地の社会保険など法定費用+手数料」で決まります。
手数料の安いサービスを選んでも、雇う国の社会保険負担が大きければ総額は膨らみます。国別の負担は海外の社会保険と国別ガイド、総額の積み上げは費用シミュレーションをご覧ください。
規模・重視点で候補を絞る
規模と重視点で候補が変わります。
- 少人数・低コストで始めたい → RemofirstやMultiplier
- 自社実体やIP保護を重視する → Remote
- 給与基盤や分析を重視する中堅・大企業 → Papaya GlobalやG-P
順位づけはEORサービス比較(ランキング)、料金重視の比較は料金で選ぶEOR比較をご覧ください。
よくある質問
EORサービスの料金はどのくらいの幅がありますか?
主要EORのプラットフォーム手数料は月$199程度の低価格帯から$770程度のエンタープライズ帯まで幅があります。ただし、これは手数料のみであり、実際の総額は「給与+現地の社会保険など法定費用+手数料」で決まる点に注意が必要です。
「自社実体型」と「現地パートナー経由型」のEORは何が違いますか?
自社実体型は対象国に自社の法人を持ってEORサービスを提供するモデルで、コンプライアンス対応のスピードやIP保護の面で有利とされます。現地パートナー経由型は現地の提携先を通じてサービスを提供するモデルで、対応国を広げやすい反面、対応品質がパートナー次第になる場合があります。
少人数・スタートアップにはどのサービスが向いていますか?
低価格・シンプルさを重視する場合は、RemofirstやMultiplierが候補として挙げられています。RemofirstはEOR料金が$199からと業界でも低価格帯で、185カ国規模に対応しており、スタートアップ・中小向けのシンプルさが特徴とされています。
ブランド改称や統合があったサービスを検討する際の注意点は?
近年は買収・統合によるブランド変更も増えており、例えばVelocity Globalは2026年時点でPeblへブランド改称し、SkuadはPayoneerに統合されPayoneer Workforce Managementとなっています。検討時は最新の名称や提供体制を各社の公式情報で確認することが重要です。
まとめ
主要EORは料金$199〜770の幅があり、自社実体型かパートナー型かでも性格が分かれます。
手数料の安さだけでなく、対応国・透明性・サポート・規模適性で選ぶことが重要です。次はEORサービス比較(ランキング)へ進んでください。
本記事は、各社の公開情報および複数の二次情報を、当サイトの編集ポリシーに沿って整理したものです。
料金・対応国・ブランド名は時期により変わり(例:Velocity Global→Pebl、Skuad→Payoneer Workforce Management)、最新は各社でご確認ください。
当サイトは提携報酬の有無・多寡を順位に反映しません。料金は手数料であり給与・法定費用は別です。情報は2026年8月30日時点のものです。
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