XMのハイレバFX環境を上手く使えずに「XMでは勝てない」と感じている方は多いのかもしれません。
今回の記事では、XMで勝てない理由や悪手トレードを分析して、それらを克服するために重要なトレードのポイントを解説していきます。また、XMで勝てないトレーダーから最速で勝てるトレーダーになるための5つのステップもまとめています。
XMで勝てない4つの理由
XMで勝てないと感じているトレーダーの方には、大きく分けると下記の4つの理由が挙げられます。
XMで勝てない4つの理由
・ポジポジ病に陥っている
・利確/損切りルールを守れていない
・海外FX業者のスプレッドに慣れていない
レバレッジをかけすぎている
XMのレバレッジは最大1,000倍ですが、国内FX業者のレバレッジは最大25倍に制限されています。つまり、XMは国内FX業者と比べて、40倍ものハイレバレッジな取引環境を提供しています。
レバレッジをかければ、少ない資金で大きなポジションを持てるので、大勝ちが狙えます。しかし、その分相場の逆行によって、予想以上の損失を出すリスクがあります。
XMのハイレバ環境では1トレードで大きく稼ぐことができるので、その経験が頭から離れずにフルレバレッジでの大勝負を続けてしまう人がいます。
フルレバレッジでの取引では、ちょっとした調整相場でロスカットをされてしまうので、ハイレバ環境に振り回されずにバランスよく付き合うことが大切です。
負けを取り返すためのフルレバFXは勝てない人のトレード
ポジポジ病に陥っている
ポジポジ病とは、ポジションをもっていないと落ち着かない状態を指します。「せっかくチャートを開いたんだから、注文しないともったいない」「この局面は、テクニカル分析として間違いない」など、焦りや期待が先行してしまいます。
XMのようなハイレバ環境では少しの値動きでも十分な利益を出せるので、ついついポジションを持ってしまいがちです。ただし、ポジションをもつという行為そのものが優先され、結果として損失を増やす結果になりかねません。
ポジポジ病にならないためにも、トレードルールを固めて、根拠のある取引を積み上げましょう。
「稼ぎやすい相場」が来るまで、じっくり待つことが大事!
利確/損切りルールを守れていない
XMはスプレッドが広いため、決済回数が増えると取引コストが高くなります。「利益を早く確定させたい」「損失をなるべく減らしたい」という感情が先走ると、含み損益に一喜一憂してポジションを適切に保有できません。
そのため、トレードルールをつくり、心理的要素を排除して不要な決済を減らすことが、勝つために重要となります。
トレードルールの例
・利確は10pipsで必ず行う
・通貨ペアはポンド/円のみ
海外FX業者のスプレッドに慣れていない
XMに関わらず海外FX業者は、国内FXと比べるとスプレッドが広く設定されている傾向があります。そのため、国内FX業者を使っているトレーダーが、最初に海外FX業者を利用する際は、トレード感覚の違いに戸惑うかもしれません。
海外と国内のFX業者で、スプレッドが異なる理由は、取引方法の違いです。
海外FX業者は、投資家の注文をそのまま流す「NDD方式」を採用しているため、主な利益はスプレッドです。XMは取引手数料としてスプレッドを受け取り、代わりに透明性の高い取引環境を提供しています。
一方、国内FX業者は、FX会社が注文を処理する「DD方式」なので、人による仲介注文が発生します。この場合、トレーダーに狭いスプレッドを提示する代わりに、隠れた手数料や価格レートが操作される可能性があります。
XMにまだ慣れない方は、意識的にポジション保有時間を伸ばす、またはポンド/円(GBPJPY)やポンド/豪ドル(GBPAUD )などの価格変動が大きい通貨ペアを選ぶことをおすすめします。
プロトレーダーでも手数料負けしないように常に計算してるよ!
XMで勝てない人の代表的な悪手トレード
海外FXのスプレッドに慣れていて、ポジポジ病に陥っていない場合でも、XMで勝てないことは往々にしてあります。その場合は、無意識のうちに悪手トレードに手を出しているかもしれません。
FX初心者の方が特に行ってしまう悪手トレードは下記の3つです。
代表的な悪手トレード
・リスクリワード比率無視のトレード
・失敗を反省しない勢いだけのトレード
フルレバのギャンブルトレード
XMは最大1,000倍までレバレッジをかけられるので、国内FX業者と比べて少ない資金から大きな利益が狙えます。
ただし、一攫千金に目がくらんで、ハイレバトレードばかりしていると、相場の逆行で資金を一気に失うリスクがあります。
そのため、フルレバトレードをする場合は、「エントリータイミング」と「ハイレバと相性の良いトレード手法」を意識する必要があります。XMのハイレバトレードで利益を狙う方法や勝てる具体的なノウハウについては、下記に記事をご覧ください。
リスクリワード比率無視のトレード
リスクリワード比率とは、損失と利益の割合を表す、FXで定番の資金管理方法です。具体的には、損切りと利益確定の幅を設定します。
例えば、リスクリワード比率が1:1なら、損失と同じ幅で利確ポイントを置きます。分かりやすく損失が1万円なら、狙える利益も1万円です。もしリスクリワード比率を1:2にすれば、1万円の損失に対して2万円の利益が狙えます。
リスクリワード比率を大きくすれば、少ない資金から大きな利益を期待できます。ただし、利確ポイントまで価格が届かず、結果的に損失になるケースがあるので、1:1でポジションの半分を利確するなど、途中で決済も入れてみましょう。
途中で利確ポイントを入れると、精神的にも安心だよ!
失敗を反省しない勢いだけのトレード
FXには資金管理やトレード手法が存在するので、学んで改善するほど稼ぎやすくなります。
例えば、損切りでは、損失を出したからダメではなく、「損切りの幅は適切だったか」「相場の読みは合っていたか」など、具体的に根本から反省することが大切です。
FXをギャンブルではなく投資にするには、論理的で継続性のある思考を意識しましょう。
成功した場合も失敗した場合も、自分のトレードを振り返ることは重要!
XMで勝てない状況を打破する5つのステップ
ここからは、上記で挙げた「分からない相場ではエントリーしない」「利確/損切りルールは必ず守る」「敗因を分析する」の3つを守った上で、最短で勝率を上げるための方法を5つのステップでご紹介します。
勝ち方を知るための5つのSTEP
②トレンド系とオシレーター系を1つずつマスターする
③まずはスキャルピングで10pips抜きを狙う
④慣れてきたら20pips抜きを狙う
⑤貯まったXMポイントだけでハイレバトレードする
①トレードする通貨ペアは1つに絞る
通貨ペアはそれぞれ値動きの特徴が違います。なので、最初から複数の通貨ペアを同時に取引するより、1つの通貨ペアに絞った方が勝ちやすくなります。
例えば、取引量が多いユーロ/ドル(EURUSD)やドル/円(USDJPY)は、過去の相場が参考になりやすく、テクニカル分析が効きやすいです。対して取引量の少ないマイナー通貨や、情勢の影響を受けやすい通貨ペアは、価格変動が大きいため、短期トレードで大きな利益を狙えます。
自分のトレードスタイルに合わせて、1つの通貨ペアを徹底研究してみましょう。
おすすめ通貨ペアやCFD商品
中長期で安定して稼ぎたい:ドル/円(USDJPY)・ユーロドル(EURUSD)
②トレンド系とオシレーター系を1つずつマスターする
FXの分析方法には、チャートを対象とした「テクニカル分析」と、市場から読み解く「ファンダメンタル分析」があります。テクニカル分析では、過去の値動きからトレンドやパターンを分析して、今後のチャートを予想するために指標が用意されています。
テクニカル分析に使う指標(テクニカル指標)は、トレンド系とオシレーター系の2つに分かれます。トレンド系は市場の全体的な方向性を表し、オシレーター系では「買われすぎ・売られすぎ」といった相場の過熱感が分かります。
トレンド系の代表的な指標
ボリンジャーバンド:価格の大半がこのバンド(帯)に収まる統計指標
一目均衡表:いつ相場が動き出すかなど、時間軸に着目した指標(日本人考案)
2本の移動平均線が交差するタイミングでエントリーする、ゴールデンクロス(買い)やデッドクロス(売り)も定番の手法です。
オシレーター系の代表的な指標
ストキャスティクス:買いシグナルと売りシグナルが分かりやすい
RCI(順位相関指数):日付と価格の相関関係に着目
RSIは買いゾーン・売りゾーンで判断しますが、ストキャスティクスは2本の線で明確に売買シグナルが出るので、相対的に判断しやすいです。
使い方や活用方法はYouTubeでも気軽に勉強できるよ!
③まずはスキャルピングで10pips抜きを狙う
XMで、1日に10pipsの利益を出せば、日給1万円です。毎日続ければ、月収30万円を達成できるので、専業トレーダーへの道も開けます。
※ロット数は、スタンダード口座とゼロ口座が対象です。
※pipsとは、FXの共通通貨単位です(1pips=0.01円、0.0001ドル)。
スキャルピングには、ボラティリティ(価格変動幅)が大きな通貨ペアが最適なので、ポンド/円(GBPJPY)やゴールド(GOLD)がおすすめです。XMはスキャルピングを禁止していないので、問題なく取り組めます。
また、XMは「ピップ値計算ツール」を用意していて、1pipsあたりの損益を自動で計算できます。pipsがピンと来ない方は、便利なので使ってみてください。
④慣れてきたら20pips抜きを狙う
10pipsの次は、20pips抜きを意識していくことがおすすめです。20pipsの理由は、無理なく資金を10倍に増やせるからです。
例えば、ドル/円(USDJPY)の1日の値動きは、概ね50pipsほどです。世界的なFXグループ・OANDA(オアンダ)の統計では、ドル円1ヶ月の変動幅は約44.2pipsです。
途中からエントリーしても、20pipsであれば毎日狙える利益幅といえます。
証拠金が1万円の場合、1ロット(10万通貨)で20pips抜くと、2万円の利益です。5回連続で勝てば、10万円の利益となり、証拠金は10倍に増えます。20pipsをコンスタントに抜ければ専業トレーダーの道も開けてくるので、FX中級者の方はまずそれを目標に設定しましょう。
⑤貯まったXMポイントだけでハイレバトレードする
XMにはロイヤルティプログラムがあり、取引に応じてポイントが還元されます。貯まったポイントは、追加証拠金として使えます。
ボーナスだけでも出た利益は出金可能!
ポイントはアカウント単位で付与され、XMは1つのアカウントで8つまで口座を開設できます。そしてポイントを交換したい時は、対象の取引口座へログインして、マイページでポイントの交換手続きをしてください。
つまり、貯まったXMポイント(と交換したボーナス)だけで、取引が可能です。最大1,000倍のハイレバで、自己資金を失うことなくトレードできます。
XMで勝てない状況を打破する3つのコツ
ここまではXMで勝てない理由や勝てないトレーダーの悪手トレードについて解説しました。勝てないスランプを脱出して勝率を上げるためには、下記の3つのポイントを意識することが重要です。
スランプ脱出方法
・最初に決めた利確/損切りルールを必ず守る
・失敗した場合は必ず敗因を分析する
分からない相場ではエントリーしない
ポジションをいつも保有したくなる「ポジポジ病」のように、勝てないのに無闇にポジションを増やすのは悪手です。
スランプの時は気持ちも焦っていますが、一度冷静になり、意識的にトレード回数を減らしてみましょう。気持ちが落ち着き、相場の判断が明確になり、より確度の高いエントリーができるようになります。
複数の根拠があって勝てる時にしかエントリーしないのがFXの鉄則!
トレード回数を減らすための対策
・チャートを開かない時間は、手法や資金管理方法を学ぶ
・スマホでログインしない(自宅のパソコンで見るなど)
最初に決めた利確/損切りルールを必ず守る
自分で決めたトレードルールを守ることで、3つのメリットが生まれます。
1つ目は感情に流されなくなくなること、2つ目は継続的にトレードができること、3つ目はルールの正しさを検証できることです。
せっかくつくったルールを破ってしまっては、トレードが刹那的になります。また、頻繁にルールを変えてしまうと、型がなくなり経験値が積み上がりません。
ルールを守ることで、FXをギャンブルから投資・仕事・事業に格上げできます。自分との約束を守り、FXで稼ぐことに向き合っていきましょう。
失敗した場合は必ず敗因を分析する
金融先物取引業協会の「預託金増減口座数割合情報」によると、2021年に口座資金を減らした割合は54.49%です。
つまり、半数以上のトレーダーが、FXで損失を出しているので、負けること自体は一般的なことです。逆に残りのトレーダーは勝っているので、失敗から学んで改善すれば勝機は十分にあります。
トレードルールは守れているか、無理のない取引量か、エントリータイミングは適切かなど、1つずつ分析しましょう。
改善結果を試したり、まだ自信が持てない期間は、デモ口座の活用もおすすめです。リアル口座と同じ取引条件で、ハイレバやゼロカットを体感できます。
以上の3つを守れば自然とスランプから脱出できるから安心してね!
XMで勝てない人の理由と改善方法 まとめ
今回の記事では、XMで勝てない理由を明確にした上で、そのスランプ脱出方法や、最短で勝てるトレーダーになるための5つのステップをご紹介しました。
①分からない相場ではエントリーしない、②利確/損切りルールは必ず守る、③敗因を分析する、以上の3つも守るだけでも勝率は上げられるので、スランプを脱出したい方はぜひ参考にしてみてください。