FXのスリッページとは、「注文を入れた価格」と「約定された価格」の差のことで、FX会社の約定力によってスリッページ幅が変わります。
このページでは「XMは他のFX会社と比べてスリッページが起きやすいのか?」という疑問を解消するために、スリッページが起こる原因や対策方法、ユーザーからのリアルな評判をまとめました。
XMにスリッページは起こるのか?
XMでもスリッページは起こりますが、他のFX会社と比べると起こりにくい環境です。
スリッページとは
数pipsズレるだけで、損益が変わってしまう
XM公式サイトの「よくある質問」では、スリッページはほとんど発生しないと明記されていることもあり口コミでの悪評がないことからも、他のFX会社よりもスリッページを気にせず取引ができるでしょう。
スリッページはどんなFX会社を使っていてもゼロにはできません。しかし、XMは他のFX会社と比べて約定力が高いので、スリッページが起こりにくいと言えます。
約定力とは、スリッページの起こりにくさ・約定スピードを指すFX用語
スリッページが発生する原因と対策
スリッページが発生する原因
スリッページは一定の確率で起こるものではありません。相場の取引状況(ボラティリティ)や、取引に参加している人の数(流動性)などで、スリッページの起こりやすさは変わります。
スリッページが発生する原因は、主に以下の3つです。
スリッページが発生する原因
・売買注文の偏りがある
・FX会社が意図的に起こしている
まず、ネット回線が遅いとスリッページが発生しやすくなります。なぜなら、回線が遅いと注文がFX会社のサーバーに届く前に為替レートが変動してしまうことがあるからです。
また、注文が偏るとスリッページにつながるので注意が必要です。注文が偏る(=多くの人の注文が殺到する)タイミングでは、普段よりもサーバーに負荷がかかるため、スピーディに注文を処理できずにスリッページが起こります。
XMのサーバーは優秀と言われているけど、それでもスリッページを完全に防ぐことはできないのか…
また、FX会社の中にはわざとスリッページを起こして、顧客に不利な取引になるように仕組んでいるケースもあります。
XMはNDD方式を採用しているため、故意にスリッページを起こされる心配はありません。
NDD方式とは
NDD方式では「顧客の損失=業者の利益」ではないから、取引する側として信頼できるね!
スリッページが発生しやすい時間帯や状況
スリッページの起こりやすさは、取引する時間帯によっても変わります。
例えば、日本時間早朝などの流動性が低い時間帯や、経済指標が多く予定されているNY時間帯はスリッページが起こりやすいので注意が必要です。
時間帯・状況ともにスリッページの原因になる!
とくに、注文が偏ったり極端に増減したりするとスリッページが増えるので、相場が変動しやすいタイミングをしっかりと把握しておきましょう。
スリッページが発生しやすいタイミングは以下の2つです。
スリッページが発生しやすいタイミング
- 為替レートが急変動したとき
- 突発的な経済イベントのとき
- 極端に売買注文が少ないとき
まず、相場が急に動くとスリッページが起こりやすいので注意が必要です。
特に重要経済指標が発表されるタイミングでは、売り・買いのどちらかに注文が偏ってしまい、顧客同士の取引では相殺できなくなり、注文の処理に時間がかかりやすくなります。
急変動時は100pipsくらいスリッページ幅が広がることもあるよ
経済指標以外にも、各国の要人のように大きな影響力を持つ人の発言や、自然災害などの影響で急に相場が動くことも考えられます。
また、注文自体が少ないときもスリッページが起こりやすくなります。
ボラティリティ・流動性がない時間帯は、取引を控えたほうがいいのね
注文を入れる人が少ないと、相場が大きく動いたときに顧客同士の取引が相殺しにくくなり、注文の処理に時間がかかってしまいます。
つまり、経済指標によって急変動するようなボラティリティの高い相場状況だけでなく、日本時間早朝のように流動性の低い状況でもスリッページが起こりやすくなるのです。
スリッページの対策
スリッページの原因や発生しやすいタイミングを踏まえると、対策は以下のようになります。
スリッページの対策
- 経済指標の時間帯を避けて取引する
- 要人発言やヘッドラインに警戒する
- 注文の少ない時間帯を避けて取引する
経済指標が予定されていると、多くのトレーダーがその時間帯を狙って注文を入れることで、注文の偏りが生じやすくなるため、取引を避けたほうが良いでしょう。
また経済指標だけでなく、要人発言や突発的なイベント(ヘッドラインニュース)も相場に影響を与えるので、速報性の高い情報取集ツール(Twitterなど)の利用がおすすめです。
スリッページが起こりやすいタイミングを把握して、取引を控えよう!
また、注文の少なくなりやすい時間帯も避けた方が良いでしょう。
注文が少なくなりやすいのは、具体的に「早朝」や「週明け」などの時間帯で、スリッページのリスクを考えると、このタイミングでの取引は不利といえます。
「スリッページの発生=不利な取引」と覚えておこうね
XMでスリッページを許容する幅は設定できる?
XMが提供するMT4&MT5では、残念ながらスリッページの幅を設定することはできません。
通常のMT4ではスリッページ幅の設定を変更できるのですが、2024年現時点ではXMでは設定できません。
なお、MT4でのスリッページ幅の設定を念のためご紹介しておきます。
MT4でのスリッページ幅の設定手順
まずはMT4を起動し画面上部の「ツール」から「オプション」を選択します。
オプション画面に移ったら「取引」のタブを選択して、価格誤差の「デフォルトを指定」にチェックを入れます。
その後、任意の数値を入力して、右下の「OK」ボタンを押すとスリッページの設定は完了です。
通常であれば、この設定でスリッページ幅を変えられるが、現段階ではXM口座の場合は設定が無効になってしまうので注意しましょう。
XMは約定力は高いがスリッページ幅を設定できない
前述した通り、XMではスリッページ幅を自由に設定することはできません。MT4の設定からスリッページ幅の変更ができますが、実際に取引するとスリッページ幅の設定は反映されないのです。
つまり、XMでは元々スリッページが起きにくい代わりに、スリッページ幅を自由に設定することは出来ないことになります。
XMはスリッページが起こりにくいので、スリッページ幅が設定できなくてもそこまで問題はないね。
XMの約定力が高い理由
XMの約定率が高い理由は、以下の2つです。
XMの約定率が高い理由
- NDD方式を採用しているから
- サーバーに多くの費用をかけているから
FX会社の取引方式は「DD方式」「NDD方式」の2種類に分かれますが、XMは透明性の高い「NDD方式」を採用しています。
じつは、DD方式ではトレーダーが負けるとFX会社の利益になるので、わざとスリッページを起こしたり、勝ちそうな注文を約定拒否したりするケースもあります。
国内FX会社はDD方式を採用しているケースが多いよ
一方のNDD方式は、FX会社の利益は取引にかかる手数料のみで、スリッページや約定拒否がないので安心して取引できます。
さらに、XMは高性能なサーバーを用意できる財務体制があります。
XMは、NDD方式を採用しているうえに、サーバーにも力を入れているから約定率が高いんだね!
また、他の海外FX会社とXMの約定率についても比較してみました。
執行率 | 約定率 | 約定スピード | |
---|---|---|---|
100% | 99.35% | 0.336秒 | |
100% | 99.79% | 非公開 | |
99.84% | 99.82% | 0.302秒 | |
99.70% | 99.25% | 0.338秒 | |
99.70% | 99.60% | 非公開 |
トータルで見るとXMの約定率はトップクラス!
XMのスリッページと約定力に関する口コミ
XMのスリッページに関する口コミをまとめました。
全体的にユーザーから好評を得ており、特に経済指標が発表された時などスリッページが発生しやすいタイミングでも安定していることについて、評価する口コミが見られます。
TitanFXもXMもスリッページはほぼないので良いです。
国内FX業者は指標時のトレードはねちょっと。。。— FXポン円廃人£¥ (@eastberg45) July 10, 2019
XMではスリッページがかなり少ないようです。
特に国内FXと比較すると、経済指標が発表されたときの安定感も上だと言われています。
XMのZERO口座にしてから、初めて経済指標で大きく動いたけど、スプレッド全然変わらんかったし、スリッページも無かったし、凄い。
いくらスプレッドが狭くても、こういう時にスプレッドデカくなったり、すぐに約定せえへん証券会社は使えない。— Yuya (@miya_0615) May 12, 2021
スリッページの少なさについても、XMは評価されています。
普段はもちろん問題なく、急変動してもスリッページが起こりにくいのは大きなメリットです。
XM以外のブローカーでEA運用してるんだが、スリッページやべぇ
— Sofia@FXとか仮想通貨とか (@sofia_bitfx) August 27, 2020
海外FXの中でも、XMは日本人の口座保有率が高いため、他のFX会社を使うと不便に感じるという声も見受けられました。
XMなら安定した取引ができそうだね!
XMのスリッページ&約定力まとめ
海外FXの中でも、XMはスリッページが起こりづらく、約定力が高いと言えます。
また、スリッページが起きた時は、以下の対策方法で不利な取引を避けましょう。
スリッページの対策
- 経済指標の時間帯を避けて取引する
- 注文の少ない時間帯を避けて取引する
実際の口コミでもスリッページが少ないという意見が多いため、スキャルパーなど、スリッページを気にする人にもおすすめできます。