XM(XMTrading)では、出金額が一定の金額を超える高額出金の際、通常の出金とは異なり必要書類の提出が必要になります。
今回の記事では、XMで高額出金する手順や、高額出金のベストなタイミングを解説します。
XMでは1億円でも高額出金が可能
XMの出金額に上限はない
XMでは、出金額に上限がないため、1億円などの高額も一括で出金できます。
他の海外FX業者の中には、出金額に制限があり高額出金は分割して行わなければならない会社もあります。
どんなに高額でも一括で出金できる!
入金した銀行以外も出金先に指定可能
XMでは、出金額に関わらず、入金時に利用した銀行口座以外の口座も、出金先に指定できます。
ネット銀行の場合、ATMで引き出せる上限が100万円と少額に設定されているケースがあるため、高額出金時の出金先には不向きといえます。仮に、ネット銀行から入金した場合も、実店舗が存在する他銀行宛に出金申請が可能です。
出金手数料が安い銀行を出金先に指定するのがおすすめ!
高額出金の出金手数料は?
XMでは、出金額が40万円以上の場合、出金手数料はリフティングチャージ(多くの銀行で出金額×0.05%)しかかかりません。
XMでは通常、受取手数料とリフティングチャージの2種類の出金手数料が発生します。しかし、出金額が40万円以上になると、出金手数料をXM側が負担してくれます。
受取手数料 | リフティングチャージ | |
---|---|---|
楽天銀行(個人) | 2,450円 | 無料 |
楽天銀行(法人) | 2,000円 | 無料 |
三菱UFJ銀行 | 1,500円 | 送金額×0.05% |
みずほ銀行 | 2,500円 | 送金額×0.05% |
三井住友銀行 | 1,500円 | 送金額×0.05% |
りそな銀行 | 1,500円 | 送金額×0.05% |
埼玉りそな銀行 | 1,500円 | 送金額×0.05% |
北海道銀行 | 1,500円 | 送金額×0.05% |
北洋銀行 | 1,500円 | 送金額×0.05% |
横浜銀行 | 1,500円 | 送金額×0.05% |
西日本シティ銀行 | 2,500円 | 送金額×0.05% |
福岡銀行 | 1,500円 | 送金額×0.05% |
住信SBIネット銀行 | 2,500円 | 無料 |
ソニー銀行 | 無料 | 送金額×0.05% |
沖縄銀行 | 無料 | 3,000円 |
仮に、三菱UFJ銀行宛に100万円を出金した場合、リフティングチャージ分が引かれた金額が着金します。
40万円以上の出金は受取手数料なし!
高額出金の目安は大体100万円以上から
XMでは、100万円以上の出金を目安に、出金申請後に2種類の必要書類の提出を求められます。
ただし、時期によっては、約60万円の出金でも書類提出を求められるケースがあるようなので、100万円はあくまでも目安と捉えておきましょう。
XMから「本人認証をお知らせ」というメールが届くよ!
XMで1億円などの高額出金する際の2つの必要書類
XMでは、100万円以上の高額出金を目安に、マネーロンダリングやなりすまし防止対策として、2種類の必要書類を提出する必要があります。
2種類の必要書類
・投資活動の資金源を示す書類(給与明細など)
出金依頼後、XMから必要書類の詳細を記載したメールが届きますが、事前に用意すべき書類は確認しておくのがおすすめです。
XMからのメールにも詳細があるよ!
入金額が確認できる振込明細書
入金額が確認できる振込明細書は、「①銀行口座の名義や入金額などが確認できる振込明細書」または「②入金情報が確認できるカードの利用明細書」になります。
銀行の振込明細書
①の銀行情報の場合、下記の6つの情報が全て確認できる振込明細書の画像(スクリーンショットなど)を提出します。画像は1枚での提出が推奨されています。
銀行の振込明細書
・振込依頼人名(Sender’s name)
・銀行口座番号(Bank account number)
・銀行名(Bank Name)
・入金額(Deposit Amount)
・入金日(Date of deposit)
また、画像を添付するメールには、上記の6つの情報をローマ字と英数字で記載する必要があります。
XMのトレーダー名と銀行口座の名義は一致してないとNG!
カードの利用明細書
②のカード情報の場合、下記の3つの情報を確認できる最新の利用明細書の画像を提出します。
カードの利用明細書
・カード番号末尾
・入金額
・カードの発行日
カード入金の場合、基本的には入金額と同等の金額までがカードに返金され、利益分からは国内銀行送金になります。
投資活動の資金源を示す書類(給与明細など)
投資活動の資金源を示す書類は、給与明細や源泉徴収票などになります。
資金源を示す書類一例
・源泉徴収票
・法人銀行口座残高証明及び会計監査済み決算書類
・法務官発行の売却証明書
・不動産仲介業者発行の売却証明書
・資産評価額を含んだ検認証書及び遺言状
・法務官もしくは公認会計士発行の売上証明書
・会計監査済みの認証を付けた最新決算報告書
上記のいずれかの書類に加えて、資金源が自身の銀行口座宛に入金されたことを確認できる明細の画像も必要になります。必要書類で不明点があれば、XMのカスタマーサポートに問い合わせるのも有効です。
出金手続き後に本人認証の書類を全て提出し、XM側で本人認証が完了してはじめて、高額出金の申請が受理されます。
書類提出後、半日〜3営業日を目安に受理されるよ!
XMで1億円などの高額出金するベストなタイミングは?
年内の全ての損益が確定した後がおすすめ
XMで1億円などの高額出金するベストなタイミングは、1年間のトレード損益が確定した時です。
海外FX口座の取引で課税対象になるのは、1月1日〜12月31日までの「確定利益」です。未決済ポジションの評価損益やスワップポイントは課税対象にはなりません。また、税金の区分は国内FX業者とは異なるのでご注意ください。
1年間の損益確定後に高額出金することで、翌年度の納税額分の使い込みを抑えられ、手元に残る利益と納税額を適切に管理可能です。
納税分は必ず出金しておこう!
なので、高額出金は、年末などに全てのポジションの手仕舞いが済み、1年間の損益が確定した際に行うのがおすすめです。
XMで1億円などの高額出金する際の注意点
XMでは、出金額に関わらず、出金時には以下の3つを注意しましょう。
出金時の3つの注意点
・出金に利用できない銀行がある
・規約違反を犯した場合は出金できない
入金額までは入金した方法で出金
XMでは、1億円単位の出金に関わらず、マネーロンダリング及びテロへの資金提供対策の一環として、基本的に入金額までは入金方法と同じ方法で出金されます。
いかなる入金方法でも、利益分からは国内銀行送金でのみ出金されます。
XMユーザーの約70%が、国内銀行送金で入金してるよ!
出金に利用できない銀行がある
XMでは、出金先の銀行に、海外送金対応のSWIFTコードを有する銀行を指定する必要があります。SWIFTコードがなく出金不可の銀行は以下の通りです。
出金に利用できない銀行
・ゆうちょ銀行
・じぶん銀行
・セブン銀行
・イオン銀行
・PayPay銀行 (旧ジャパンネット銀行)
・みずほ銀行 (みずほダイレクトの場合)
規約違反を犯した場合は出金できない
XMでは、規約違反を犯した場合、出金拒否や入金ボーナス没収などのペナルティを課せられます。
XMで1億円などの高額出金 まとめ
今回の記事では、海外FX会社のXMでの1億円などの高額出金の手順や、高額出金申請後に提出を求められる本人認証書類について解説しました。
最大レバレッジ1,000倍と低スプレッドが魅力のXMでは、100万円以上が高額出金の目安になり、通常の出勤とは異なり書類の提出する必要があります。ただし、時期によってはおよそ60万円からでも書類の提出を求められます。
XMでの高額出金にベストなタイミングは、1年間の損益が確定した年末です。高額出金時は。「入金額が確認できる振込明細書」と「投資活動の資金源を示す書類」を手元に準備しておくのがおすすめです。