プロ仕様の口座タイプ!XMの「KIWAMI極口座」とは?

XMでゴールドの取引ができないのはなぜ?5つの原因と対処法まとめ

XMでゴールド取引ができない時の原因 XMのCFD

XMでゴールドの取引をしようとしたときに「注文が通らない」「銘柄が表示されない」といった経験をした方も多いのではないでしょうか。こうした状況に陥ると「XMのシステム障害では?」と考えがちですが、実際にはユーザー側の条件や設定に原因がある場合がほとんどです。

特にゴールドはFX通貨ペアと比べて値動きが大きく、取引ルールも特殊な部分が多いため、ちょっとした確認不足で注文が通らないことがあります。この記事では、XMでゴールドの取引ができない5つの原因と解決策を詳しく解説し、さらにトラブルを防ぐためのポイントも紹介します。

XMでゴールドの取引ができない5つの原因と解決策

XMでゴールドの取引ができない原因は、おもに以下の5つです。

XMでゴールドの取引ができない原因

① 取引時間外のため
② 証拠金が不足しているため
③ 口座タイプに合ったシンボルを選んでいないため
④ 取引プラットフォームが間違っているため
⑤ システムメンテナンスのため

① 取引時間外のため

XMのゴールドは平日24時間近く取引可能ですが、実際には夏時間と冬時間で終了時刻が異なります。時間の違いを理解していないと「まだ取引できるはずなのにエラーが出る」といった状況に直面しがちです。

以下の表は、日本時間に換算したゴールドの取引時間をまとめたものです。

期間 月曜日~木曜日 金曜日
夏時間
(3月~10月)
午前7:05~翌朝5:55 午前7:05~翌朝5:50
冬時間
(11月~3月)
午前8:05~翌朝6:55 午前8:05~翌朝6:50

夏時間は3月の最終日曜日から11月の最終日曜日まで、冬時間はそれ以外の期間が適用されます。日本のトレーダーは夏時間と冬時間の切り替えを意識していないことが多いため、知らない間に終了時間を過ぎて「取引できない」という状況に陥ります。

金曜日は終了時間が早いから特に注意!

さらに金曜日は終了が早く、夏時間は土曜日の5:50、冬時間は土曜日の6:50でクローズします。また、ニューヨーク金市場が祝日で休場する場合はXMでも取引できなくなることがあるため注意が必要です。

解決策

・日本時間換算のスケジュールを確認する
・金曜や祝日前後は取引停止時間を把握しておく
・取引予定を立てるときは「終了時間の30分前までに決済する」など余裕を持つ

取引停止時間直前の誤発注が致命的な損失につながることもあるため、取引時間を常に意識する習慣をつけておきましょう。

② 証拠金が不足しているため

XMでゴールドを取引するには、ロット数に応じた証拠金が必要です。証拠金は以下の計算式で求められます。

必要証拠金 = (取引数量 × コントラクトサイズ × 市場価格) ÷ レバレッジ
※コントラクトサイズ=1ロットあたりの取引単位を指し、ゴールドなら100オンスとなります

たとえばスタンダード口座でゴールド1ロット(100オンス)を取引する場合、価格が1,900ドル、レバレッジが1,000倍なら、以下の計算となります。

(1ロット × 100 × 1,900) ÷ 1,000 = 190ドル

同じ条件で10ロットなら1,900ドルも必要になる!

さらに残高が2万ドルを超えるとレバレッジが200倍に制限されます。上記と同じ1ロットの取引では、以下の計算となります。

(1 × 100 × 1,900) ÷ 200 = 950ドル

解決策

XMの証拠金計算ツールを活用して必要額を確認する
・ロット数を小さくして資金に見合った取引を行う
・証拠金維持率は200%以上を目安にキープする
・口座の通貨をJPYにしておけば、直感的に必要証拠金を把握しやすい

「資金があるのに取引できない」という場合は、レバレッジ制限による証拠金不足が多い!

③ 口座タイプに合ったシンボルを選んでいないため

XMでは口座タイプによってシンボル名が異なり、間違った銘柄を選ぶと注文できません。特に初心者はここでつまずきがちです。

口座タイプ シンボル例
スタンダード口座 GOLD
マイクロ口座 GOLDmicro
KIWAMI極口座 GOLD#
ゼロ口座 GOLD.

KIWAMI極口座を利用している場合、他の口座と同じ「XAUUSD」を選んでも注文は通りません。

解決策

・自分の口座タイプに合ったシンボルを選ぶ
・MT4/MT5の「気配値表示」で非表示銘柄をすべて表示して確認する
・混乱しやすい場合は利用する口座を1種類に絞る

初心者はまず1種類の口座タイプに絞っておくのがベスト!

④ 取引プラットフォームが間違っているため

XMの口座は「MT4」か「MT5」を選択できますが、MT4口座をMT5でログインすることはできず、その逆も同じです。間違ったプラットフォームを利用していると、銘柄が表示されなかったりログインできなかったりするため、ゴールドの取引ができないと誤解しがちです。

解決策

・口座開設時に選んだプラットフォームを確認する
・MT4口座ならMT4を、MT5口座ならMT5を必ず利用する
・間違ってダウンロードした場合は、正しいアプリを再インストールする

自分の口座設定を確認しておこう!

XMのMT4/MT5ダウンロードページはこちら

⑤ システムメンテナンスのため

XMでは毎週末に定期メンテナンスが行われており、この間は全ての取引が停止されます。また、相場が急変した際に一時的に注文制限がかかる場合もあります。

解決策

・公式サイトのお知らせやプラットフォーム通知を確認する
・定期メンテナンスは原則土曜早朝に行われるため、その時間を避けて取引する
・長時間解消しない場合は日本語サポートに連絡する

まずはメンテナンス情報を確認する癖をつけよう!

XMのゴールド取引でトラブルを防ぐためのポイント5選

ここからは、XMのゴールド取引でトラブルを防ぐポイントを5つ解説します。

XMのゴールド取引でトラブルを防ぐポイント

① 取引ルールを把握しておく
② 経済指標による急変動に注意する
③ ポジションサイズを大きくしすぎない
④ 複数銘柄での取引も検討する
⑤ 取引環境を安定させる

① 取引ルールを把握しておく

ゴールドはFX通貨ペアよりもスプレッドが広く、証拠金や取引時間も異なります。特にゼロ口座やKIWAMI口座では手数料やスプレッドが異なるため、実質コストが変わります。これを理解していない場合は「思ったより利益が出ない」「証拠金が急に必要になった」となるケースは多いです。

さらに、ボーナスが適用されるかどうかや最大ロット数の制限も口座タイプによって異なります。あらかじめ条件を確認しておけば、思わぬ制限で取引できなくなることを防げます。

ボーナスを活用するならスタンダード口座がおすすめ!

② 経済指標による急変動に注意する

米国雇用統計やCPI、FOMCなどの重要経済指標の発表時は、ゴールドが大きく動きます。指標発表直後はスプレッドが10倍以上に拡大することもあり、ストップロスを置いていても決済がスリッページして大損することがあります。

スリッページ:注文時の価格と実際に約定(取引成立)した際の価格のズレ
初心者は大きな経済指標の時間帯には手を出さないのが賢明です。

慣れてきた中級者以上でも、発表前後は「逆指値注文」を必ず活用しよう!

③ ポジションサイズを大きくしすぎない

ゴールドは1ドルの値動きでも、通貨ペアと比較して大きな損益が出ます。1ロットで取引すれば、価格が1ドル動いただけで100ドルの損益が発生します。

資金管理を徹底し、少額から始めることが長く取引し続けるためのコツです。

まずは少額で練習して感覚を掴み、徐々にロットを増やすのが安全だね!

④ 複数銘柄での取引も検討する

ゴールドだけに資金を集中すると、取引時間外やシステム制限の影響をもろに受けます。以下のように分散して取引することで、大きな損失を避けられる可能性が高まります。

分散取引の例

ゴールド+シルバー(貴金属同士)
ゴールド+株価指数(リスク分散)
ゴールド+ドル円やユーロドル(FX通貨ペアとの併用)

特にドル円やユーロドルは流動性が高く、ゴールドとの相関を意識した取引もできる!

「ドルが強いときはゴールドが下がりやすい」などの相関を理解すると、両方の銘柄を効率よく活用でき、学びにもつながります。

⑤ 取引環境を安定させる

通信環境が不安定だと注文が通らないことがあります。安定した回線を利用し、PCとスマホ両方でプラットフォームを使えるようにしておくと安心です。さらに停電やバッテリー切れに備えてモバイル回線や予備電源を用意することも有効です。

具体的な対策例

・光回線や安定した5G回線を利用する
・Wi-Fiが不安定なときのために、モバイル回線をバックアップとして準備する
・PCとスマホ両方にMT4/MT5をインストールして、緊急時でも取引できる状態にする
・モバイルバッテリーや予備電源を用意して、停電や充電切れに備える
安定した環境を準備しておくことは、利益を守るための必須条件です。

特にゴールドは値動きが早いため、数秒の遅延が致命的な結果になる場合もある!

XMのゴールドが取引できない原因 まとめ

XMでゴールドが取引できない原因は、「取引時間」「証拠金不足」「プラットフォームの違い」「シンボルの選択ミス」「システムメンテナンス」の5つです。どれも少しの確認で解決できます。

さらに、ルールの把握や経済指標への注意、通信環境の整備といった予防策を実践すれば、安定した取引を続けられます。困ったときは慌てずに原因を1つずつ確認し、冷静に対応することが成功のコツです。