XMには4つの口座がありますが、中でもマイクロ口座は他口座にはない特徴を活用しやすいため、大きな利益の獲得やFX初心者に役立つ魅力的な口座です。
主な特徴としては、マイクロ口座は最小の取引量が少額であるため、大きな損失を出す心配がほとんどありません。そのため、これからFXを始めようとする人でも安心して取引できます。また上手に活用すれば「新しい手法の練習用」「XMポイントを効率良く稼ぐ」ということも可能です。
そこで今回はXMのマイクロ口座の特徴や、他の口座との違いについて詳しく解説していきます。
マイクロ口座は最小の取引単位が小さい
最小10通貨での取引が可能
マイクロ口座は1ロット(lot)が1,000通貨と、XMの中でも少ない単位の取引ができますが、それ以外にも、マイクロ口座ならではの取引条件があります。
マイクロ口座の取引条件
- 最小ロット0.01=10通貨(MT4)
- 最小ロット0.1=100通貨(MT5)
- 最大ロット100=100,000通貨
単位は「マイクロロット」と言われていて、同じ1ロットでも他の口座と比較して通貨量が違うので覚えておこう!
マイクロ口座はMT4とMT5で最小ロット数が異なります。そのため、トレードスタイルによってMT4とMT5を使い分けてる人は、同じロット数で取引できないので注意しましょう。
XMの売りの1つでもあるボーナスはすべて受け取ることができるので、マイクロ口座の取引条件としては「取引できる量が少ない」と認識しておけば問題ありません。
MT4とMT5の違いについては下記で詳しく解説しています。
初心者&興味がある人向けの理由
マイクロ口座は「FXに興味があるけど怖くてできない」「資金が少ない」といった人に向いています。理由は大きな損失を発生させる可能性が少ないからです。
負けても大損しない理由
最小ロットで取引すれば1pips「0.1円」しか動かないよ。
マイクロ口座は設定されてる取引量が少ないので、「1ドル=100pips」動いたとしても、10円の差額が出るだけです。ドル円は1日に平均で50~100pipsしか動かないため、仮に損したとしても最大1日10円前後が最大と言えるでしょう。
そのため、マイクロ口座であればゲーム感覚で気軽にできるFXをやってみることが可能なので、初心者や資金が少ない人でも安心して取引できます。
マイクロ口座の取引条件
スタンダード | マイクロ | KIWAMI | ゼロ | |
---|---|---|---|---|
最大レバレッジ | 1,000倍 | 500倍 | ||
ボーナス | 〇 | △(※) | ||
1ロットの通貨量 | 10万通貨 | 1,000通貨 | 10通貨 | |
最小注文数 | 0.01ロット (1,000通貨) |
0.1ロット (100通貨) |
0.01ロット (1,000通貨) |
|
最大注文数 | 50ロット | 100ロット | 50ロット | |
スプレッド | 最低1ピップ | 最低0.6ピップ | 最低0ピップ | |
スワップ | 〇 | ✕ | 〇 | |
取引手数料 | ✕ | 5ドル/1ロット | ||
最低入金額 | 5ドル相当 | |||
商品の種類 | 【合計商品:129】 通貨ペア:57 貴金属:4 株価指数:24 CFD商品:8 エネルギー:5 仮想通貨:31 |
【合計商品:97】 通貨ペア:56 貴金属:4 株価指数:24 CFD商品:8 エネルギー:5 仮想通貨:- |
||
ロスカット水準 | 20% | |||
ゼロカット方式 | 適用 | |||
基本通貨 | 日本円・米ドル・ユーロ | |||
発注方法 | ノーディーリングデスク OTC方式 | |||
スプレッド方式 | 変動方式 | |||
銘柄の表記名 | USDJPY | USD/JPYmicro | USDJPY# | USD/JPY. |
取引時間 | 夏時間:(月曜)午前6:05~(土曜)午前5:50 冬時間:(月曜)午前7:05~(土曜)午前6:50 |
(※)口座開設ボーナスのみ受け取れて、入金ボーナスやロイヤリティプログラムは対象外です。
マイクロ口座とスタンダード口座を比較
1ロットの通貨量が違う
マイクロ口座とスタンダード口座のロット数は、数値が同じでも通貨量が大きく異なるので注意しましょう。
通貨量の違い
- マイクロ口座:1ロット=1,000通貨
- スタンダード口座:1ロット=100,000通貨
同じロット数でもマイクロ口座は1/100の通貨量なんだね。
また取引できる最小ロット数や最大ロット数も口座ごとに異なります。
最小ロットと最大ロット
- マイクロ口座:最小0.01~最大100ロット
- スタンダード口座:最小0.01~最大50ロット
最大ロットはマイクロ口座のほうが多いですが、通貨量としては最大で100,000通貨までしか取引できません。しかしスタンダード口座では最大50ロット=5,000,000通貨とマイクロ口座の50倍もの通貨量で取引できます。
マイクロ口座は、スタンダード口座の1ロット分までしか取引できないよ!
また同じ1ロットで取引したときの利益の目安ですが、スタンダード口座は1pipsで1,000円に対して、マイクロ口座は10円となります。一見スタンダード口座のメリットが目立ちますが、利益が多い分、損失を出したときや必要証拠金などがマイクロ口座の100倍掛かるので、リスクを考えるとマイクロ口座のほうが低いと言えるでしょう。
CFDは貴金属以外すべてスタンダード口座と同じ条件
マイクロ口座はスタンダード口座の1/100の通貨量で取引できますが、CFDに関しては一部を除いて、スタンダード口座と同じ通貨量での取引となるので、注意しましょう。
1/100で取引可能なCFD銘柄
- ゴールド(GOLD)
- シルバー(SILVER)
人気のある金(ゴールド)は少ない通貨量で取引できます!
取引できる銘柄数はスタンダード口座と変わりませんが、マイクロ口座でも「GOLD」「SILVER」以外は、1/100ではなく、通常の取引になります。またCFDはレバレッジや取引量がそれぞれの商品によって違うので、事前に確認してから取引を始めましょう。
1/100で取引できる銘柄は「GOLD micro」と表記の「micro」が入ってるからわかりやすいよ。
CFDのレバレッジや証拠金に関しては下記で詳しく解説しています。
マイクロ口座は損益が少なく実践練習に適している
マイクロ口座はスタンダード口座と違い損益の幅が狭いので、FXを始めるときや新しい手法を試すときのデモとして使用できます。中には「デモ口座を使用すれば良いのでは?」と考える人もいるしれませんが、デモ口座とライブ口座では使用してるサーバーが違うため、条件が少しだけ異なります。
デモ口座とライブ口座の主な違い
- スプレッド
- 約定力
デモ口座で取引するより、同じ環境のマイクロ口座で練習したほうが、確実に身になります!
「デモ口座では勝てたのに、実践では勝てない」という話はよくありますが、緊張感以外にもこれらの要因があるからです。そのため、デモ口座は操作を覚える用として使い、マイクロ口座で実践の練習をするという使い方もあることを覚えておきましょう。
特に自動売買ツールを試すときは、ライブ口座で取引しないと実際に使えるのかどうかの判断ができません。ただスタンダード口座だと損失も出やすいので、マイクロ口座で試すことをお勧めします。
XMスタンダード口座の特徴については下記で詳しく解説しています。
マイクロ口座とKIWAMI極口座・ゼロ口座を比較
マイクロ口座と違いKIWAMI極口座とゼロ口座はボーナスが少ない
マイクロ口座では「口座開設」「入金」「XMポイント」と3つのボーナスがすべてもらえますが、KIWAMI極口座・ゼロ口座は13,000円分の口座開設ボーナスしかもらえません。
マイクロ口座のボーナスはスタンダード口座の条件と一緒なんだね!
KIWAMI極口座(KIWAMI口座)とゼロ口座(ZERO口座)では入金ボーナスやXMポイントがないため、口座開設後は自身の利益のみで資金管理を行うことになります。しかしマイクロ口座であれば、入金ボーナスやXMポイントを利用しながら取引できるので、より利益を出しやすいです。
スプレッドに差はあるが取引手数料は掛からない
マイクロ口座とKIWAMI極口座の注文方式は、スプレッドは通常ですが取引手数料は掛かりません。対してゼロ口座はスプレッドが低いですが、取引手数料が掛かります。
<スプレッド&取引手数料>
マイクロ | KIWAMI極 | ゼロ | |
---|---|---|---|
スプレッド*1 | 1.6 | 0.7 | 0.2 |
取引手数料*2 | 0円 | 0円 | 1,000円 |
*1 ドル円のスプレッドを目安にしています
*2 1ロットあたり往復分の手数料です
マイクロ口座のスプレッドはスタンダード口座と同じです!
取引通貨量が同じだった場合は、手数料はKIWAMI口座やゼロ口座のほうが安くなります。しかしマイクロ口座では取引ごとにもらえるXMポイントがあるので、長い目で見ればマイクロ口座のほうがお得に取引できることを覚えておきましょう。
XMゼロ口座の特徴は下記で詳しく解説しています。
XMのマイクロ口座を活用する方法
XMのマイクロ口座は極少額のトレードをする方以外には利用価値が低いという紹介をしてきましたが、XMのロイヤリティプログラム内ではマイクロ口座の特徴を生かした活用ができます。
ロイヤリティプログラムとは取引ごとにもらえるボーナス(XMポイント)の額を決めるステータスランクのことです。ステータスのランクが高いほど1ロットの取引ごとにもらえるXMポイントが多くなります。
<XMポイントが貯まる仕組みと使い方>
なお、このステータスを最高ランクの「ELITE」にするには100日間の取引実績が必要となるのですが、その取引はマイクロ口座の最小ロット(0.1lot)でもOKです。
つまり、最小限のリスクでとりあえずステータスをグレードアップさせて、ELITEランクになった後で本格的なトレードを始めてXMポイントを貯めることができます。
ランクアップに必要なのは、「取引時間」と「取引した日数」だけ!取引量は一切関係ないから、マイクロ口座で取引するのがベストだよ!
なお、ランクはアカウントに付くため、他の口座でも「ELITE」として取引することが可能です。
スタンダード口座でも最高ランクの「ELITE」で取引できる!
上記のような使い方であればマイクロ口座を活かすことができます。
なお、最大で8個まで持てる追加口座の開設手順や使い方については下記で詳しく解説しているのでご参照ください。
マイクロ口座の自動売買(EA)もおすすめ
XMで自動売買を利用するメリット
EAとは「Expert Advisor」の頭文字を取ったもので、FX取引を自動で行うための「自動売買プログラム」を意味します。
自動売買(EA)が禁止のFX会社もありますが、XMは自動売買を利用したトレードが可能です。
XMで自動売買をする場合、以下のようなメリットがあります。
XMで自動売買(EA)をするメリット
- 時間がかからない
- 取引チャンスを逃さない
- VPSが無料で使える
- 高い約定力が期待できる
自動売買なら、設定さえすれば24時間いつでも自動EA(プログラム)が売買してくれるため、取引チャンスを逃すことなく利益を積み重ねてくれます。
さらに、XMのマイクロ口座であれば最小取引単位がとても小さいので小刻みなトレードを行うEAにマッチします。
自動売買の始め方や、MT4の設定方法については以下のページをご覧ください。
また、自動売買でVPSを利用する方も多くいますが、XMなら条件を満たせば無料でVPSを使うことも可能です。
VPSを利用すると、パソコンの電源を落としても、VPSの電源を落とさなければ使用中のアプリは起動し続けるよ!
VPSのスペックにもよりますが、月額3,000円ほどかかるので、その固定費がなくなるというだけでも大きなメリットといえるでしょう。
なお、海外FX会社の中でもXMは高い約定力で好評価を得ています。約定力が低いと自動売買がうまく稼働しないこともありますが、XMならそういった心配もありません。
マイクロ口座は自動売買のバックテストに最適
XMではデモ口座でもバックテストを行うことができます。しかし、約定力・スプレッドなどに違いがあるため、正確なデータをとって検証するには不十分といえます。
マイクロ口座でバックテストを行えば、より実践的で正確なデータを得ることができます。
マイクロ口座は最低ロット数が低いから、損失を抑えて自動売買を試すことができるよ!
また、EAは高額な有料プログラムだけでなく、無料のEAもたくさん存在します。まずは、XMのマイクロ口座で無料EAを稼働して、自動売買の利用環境を試してみてはいかがでしょうか。
お試しでEAを使えて、バックテストにもなる!
なお、XMでは「VPS以外にも無料で利用できるツール・サービス」があります。XMで自動売買を始めるか検討している方は、あわせて無料サービス等を利用してみましょう。