当サイト『XMトレーディング攻略』では、これからXMでのFX取引を始める方には口座タイプ「スタンダード口座」の開設をお勧めしています。詳しい理由は下記の記事をご覧ください。
で、このページではXMトレーディングの「ゼロ口座をお勧めできない理由」を簡潔にご紹介しています。一部のプロトレーダー級の方にはゼロ口座のメリットもあるので、XMをスタートされる際にはこれらを把握した上で適切な口座タイプをお選びください。
なお、XMの公式ホームページで説明されているゼロ(ZERO)口座の紹介ページはこちらです。
XMのゼロ口座の「総合コスト」が実は高い
まずは結論からお伝えします。
「獲得できるボーナス」を差し引いてコストを考える
スプレッドや取引手数料、ボーナスポイントなどの差があり、どちらがお得なのか判断しにくいですが、ボーナスを考慮すると最終的にはスタンダード口座のほうがお得になります。
その差を比較してみます。
ゼロ口座(ZERO口座)のコスト
スタンダード口座のコスト
1,600円ー(13XMP=480円)=1,120円
<ステータスがエリートの時>
1,600円ー(20XMP=740円)=860円
「エリート」はキックバックが大きく、取引コストも相当に削減されている計算に。
ここからさらに入金ボーナスが最大で105万分もらえるので、大幅にスタンダード口座のほうがお得になるでしょう。
また入金ボーナスは限界がありますが、XMポイントは長く続けるほど多くもらえるようになります。ゴールドになるだけでも1ロットあたり13XMP(約470円)なので、この時点でコストはスタンダードのほうが完全に安くなります。
以上が結論ですが、ゼロ口座が損な口座タイプである理由を細かくご紹介していきます。
XMのゼロ口座がダメな3つの理由
①ゼロ口座はXMポイントや入金ボーナスがない
XMの中で大きな魅力の1つであるボーナスですが、ゼロ口座は口座開設ボーナス以外はもらうことができません。他の口座タイプであればXMP(ロイヤリティプログラム)や入金ボーナスがありますので、取引すればするほどポイントが増えます。
ボーナス&XMポイントの価値は大きいから、もらえないのは相当なデメリット!
スタンダード&マイクロ口座では、1ロットの取引で最大20XMポイントをもらえる、そのXMPをボーナスに変更すると約740円のボーナスになります。
ボーナスは出金できるものではありませんが、ゼロ口座とスタンダード口座の取引コストの小さな差を考えると、この740円の差はとても大きくなります。
1ロットごとに「約740円のボーナス」をもらい損ねることになる!
<XMポイントの仕組み(1XMP=1/3ドル)>
ランク(取引日数) | もらえるポイント(ボーナス換算) |
---|---|
EXECUTIVE(最初から) | 10XMP(=約370円) |
GOLD(30日以上) | 13XMP(=約480円) |
DIAMOND(60日以上) | 16XMP(=約590円) |
ELITE(100日以上) | 20XMP(=約740円) |
入金ボーナスに関しては、「初回入金100%、上限5万円」「以降20%、上限100万円」となっています。つまり、ゼロ口座に関しては口座開設でもらえる13,000円分のボーナスで終わりなので、大きな差があると言えるでしょう。
入金ボーナスでは「最大105万円のボーナス」がもらえなくなる!
FXは資金があったほうが取引を有利に進めることが出来ます。ボーナスなので現金とは違いますが、取引する時には現金と同等の価値として使うことが出来ます。ボーナスがもらえないゼロ口座はスタンダード口座に比べると不利になると言えるでしょう。
XMにはスプレッドが狭く取引手数料が発生しない「KIWAMI極口座(KIWAMI口座)」という口座タイプもあります。ただし、KIWAMI極口座もゼロ口座と同様にボーナスの対象外なので、取引コストはスタンダード口座の方が安くなります。
②ゼロ口座の「取引手数料」は安くない
XMゼロ口座はスタンダード口座よりも「スプレッドは狭い」ですが、取引する度に片道5ドルの取引手数料が発生する仕様です。で、残念ながらXMのゼロ口座は他の「取引手数料を取るタイプ」の海外FX会社に比べて取引手数料は高めです。
<他の海外FX会社との比較>
FX会社 | 取引手数料(片道・1ロット) |
---|---|
ゼロ口座(XM) | 5ドル |
TitanFX | 3.5ドル |
Axiory | 3ドル |
<XMのゼロ口座の手数料>
<TaitanFXの手数料><AXIORYの手数料>
上記の金額は片道1回分の金額です。実際に取引をするには「新規保有」「決済」と2回の取引が発生しますので、利益を確定させるには5ドル×2(往復10ドル)の取引手数料を支払わなければなりません。
またスタンダード口座よりスプレッドが狭いと言っても、ゼロ口座は完全にスプレッドがゼロなわけではありません。平均で0.1銭のスプレッドが発生するので、1ロットあたりで100円が最終的な取引コストに追加されます。
ドル円を1ロット売買した場合の手数料(1ドル110円で計算)
スプレッドはどの「取引手数料を取る」海外FX会社も最低スプレッドが0.1銭〜なのでほぼ変わりません。
企業の信頼性やサーバーの安定度、さらにXMポイントなどのサービスの充実は一切不要!という方にとっては他のFX会社も選択肢に入るかもしれません。
XMは「ポイントプログラム&ボーナスを活用」することが前提のFX会社だと言える!
③ゼロ口座はレバレッジが低い
XMのレバレッジは1,000のイメージが強いですが、これはスタンダード口座とマイクロ口座だけです。ゼロ口座は500倍なので海外FXの中では普通のレバレッジです。
<他の海外FX会社との比較>
最大レバレッジ | ロスカット水準 | |
---|---|---|
1,000倍 | 20% | |
無制限 | 0% | |
2,000倍 | 10〜20% | |
1,000倍 | 20〜40% | |
500倍 | 20% | |
2,222倍 | 20% | |
1,000倍 | 20% | |
500倍 | 20% | |
2,000倍 | 0% | |
400倍 | 20% |
国内のFX会社と比べれば大きな差はありますが、海外FXの中ではXMのゼロ口座はレバレッジが高いわけではありません。海外FXの中でもレバレッジが高いからXMをやるというのでしたらスタンダード口座にしましょう。スタンダード口座なら1,000倍のレバレッジで取引することが出来ます。
XMのゼロ口座とスタンダード口座の「その他の違い」
取引出来る銘柄の数が違う
ゼロ口座では、仮想通貨の取引ができません。
それ以外のCFD商品はゼロ口座でも取引可能ですが、ビットコイン/米ドルやイーサリアム/ユーロなどの仮想通貨CFDを取引する際は、他の口座タイプを選択する必要があります。
最低入金額について
XMトレーディングでは口座タイプごとに最低入金額が違います。
■最低入金額(口座別)
口座タイプ | 最低入金額(日本円の場合) |
---|---|
スタンダード(マイクロ)口座 | 5ドル(500円) |
ゼロ口座 | 100ドル(1,000円) |
スタンダード口座なら日本円で500円から入金出来ますが、ゼロ口座だと最低でも10,000円が必要となります。
海外FXは少額の資金で出来るのも1つの魅力なので、最低入金額が少ないほうが大きなお金を使わずに済むので良いと言えるでしょう。
ゼロ口座とスタンダード口座のスプレッドの差
XMトレーディングのゼロ口座のスプレッドは平均0.1銭ですが、スタンダード口座のスプレッドは平均で1.6銭です。
スタンダード口座でドル円を1ロット購入した場合の手数料
ゼロ口座のように別で取引手数料が発生することはありませんが、最初からスプレッドの幅の中にコストが含まれているのがスタンダード口座の特徴です。
XMのゼロ口座(Zero口座)を選ぶべきトレーダー
ボーナス制度より節税を優先するトレーダー
スプレッドコストは経費計上ができませんが、ゼロ口座では別取りとなる取引手数料のコストは経費として計上することができます。
確定申告時に、利益から1年間の取引手数料を経費として差し引くことができるので、支払う税金を圧縮することができます。
税金を減らしたいトレーダーには「ゼロ口座を保有する意味」は十分にあるね!
なお、MT4やMT5には過去の取引履歴を照会する機能が備わっており、取引ごとの損益や手数料等をCSV出力できるので、手間も掛かりません。
ボーナスなどいらないというストイックな専業投資家タイプの方にとっては、取引コストも低く、経費計上することによって節税対策ができるゼロ口座は選ぶべき口座タイプであると言えます。
ゼロ口座に関する「よくあるご質問」や「スプレッド条件」などはXMの公式ホームページに詳しく書かれているので、ご興味がある方はそちらをご覧ください。
XMのサイトでゼロ口座の特徴を見る
超短期のスキャルピングをするトレーダー
XMポイントは10分以上のポジション保有が条件なので、数秒から数分で取引するスキャルピングにをする投資家にはゼロ口座がお勧め。しかしこれからFXを始めようとする、または少ない資金で海外FXへの挑戦を考えている人はコストが低く、レバレッジの高いスタンダード口座をおすすめします。
スタンダード口座はゼロ口座と違い、1,000倍のレバレッジで取引が出来ます。レバレッジが高いと必要証拠金を抑えること出来るので取引に使える資金が増えます。取引に使える資金が多いと「大きなロット数を買える」「ロスカットされにくい」など余裕を持った取引が可能になると言えるでしょう。
XMトレーディングの詳しいご説明