XM では禁止事項や規約違反があり、それらに触れてしまうと最悪の場合「口座凍結」「出金拒否」など、取り返しのつかないことになります。
ただ不正行為と自覚がなくても規約違反となっている場合があるので、禁止事項や規約違反については理解しておく必要があります。
今回はXMで定められている禁止事項や規約違反についてまとめてみましたので、取引時の参考にしてください。
XMの禁止事項や規約違反ルール
XMの禁止事項や規約違反は会員ログイン後「口座」→「法的文書」の中にある「ビジネス規定と方針(英語)」にて確認できます。
XMの禁止事項と規約違反について
- XMポイントやボーナスの不正取得
- 複数の口座を利用しての両建て取引
- XMと他のFX会社を利用しての両建て
- グループ内やFXサロン内での両建て
- アービトラージ取引
- 接続の遅れやレートエラーを狙った取引
知らない間に禁止事項や規約違反に触れてることもありそうだから気をつけないとな…
XMポイントやボーナスの不正取得
XMにはボーナスとXMポイントがありますが、ボーナスやXMポイントを不正に入手することは禁止とされています。
不正取得になる可能性があること
- ボーナスの不正:他人名義での口座を開設
- XMポイントの不正:短期間での両建てを繰り返す
短期間での両建ては無意識にやってしまいそうだね…
ボーナスのなかに初回口座開設ボーナスというものがあり、この初回ボーナスを他人名義を利用するなどして不正に複数回入手することは禁止されています。
またXMポイントとは取引を行うだけで付与されるポイントのことですが、このXMポイントのみを目的とした不正な取引も禁止されています。
正当な手段でXMポイントを効率良く獲得できる方法は下記の記事で詳しく解説しています。
複数の口座を利用しての両建て取引
XMでは同一口座による両建ては認められていますが、同一アカウント内で複数の口座を利用しての両建ては禁止されています。
複数口座での両建てが禁止されている理由
ゼロカットシステムはユーザーのマイナス分をXMが補填する仕組みだから悪用するのはやめようね。
指標発表などで大きく値が動く時にXMのゼロカットシステムを不正に利用すれば、A口座ではゼロカットシステムにより損失が限定され、Bでは損失以上に利益を伸ばす=XMへ損失を与えるといったことができてしまいます。
XMと他会社を利用しての両建て取引
XMと他の海外FX会社で両建てをするとゼロカットシステムの悪用を狙った取引とみなされます。
複数口座を利用した両建てと同じってことか…
XMで「ドル円を買い」他のFX会社で「ドル円を売る」といった両建ては禁止されているので注意しましょう。また他のFX会社の禁止事項にも「他会社との両建ては禁止」と記載されているので、複数のFX会社を利用している人は十分注意しましょう。
グループ内やFXサロン内での両建て
グループ内やFXサロン内で口裏を合わせて両建てをすることも、ゼロカットシステムを悪用した両建てとみなされます。
誰かに相談しながら取引する時は気を付けつけたほうが良さそうだね…
アービトラージ取引
アービトラージ(裁定取引)とは同じ価値をもつ通貨や商品の一時的な価格差が生じた際に売買を行い利益を得ることです。
アービトラージの代表例
- FX会社のよって通貨の価格が違う時を狙って取引をする
- AIや自動売買(EA)を利用してアービトラージをする
価格差はいずれ埋まるから高いほうで「売り」、安いほうで「買い」をすれば簡単に稼げるよね。
FX会社によって価格が違う時以外でも「スワップアービトラージ」といって各FX会社で定められているスワップポイントの違いを利用した両建ても禁止されているので覚えておきましょう。
またXMでは自動売買(EA)の使用は認められていますが、AIや自動売買ツールを利用してアービトラージをすることは禁止とされています。
接続の遅れやレートエラーを狙った取引
重要な経済指標発表や地政学リスク(戦争や地震など)で大きく値が動く時はFX会社に注文が集中するため「接続の遅れ」「レートエラー」が発生しやすくなりますが、意図的に「接続の遅れ」「レートエラー」を狙って取引することは禁止されています。
注文が集中するとエラーが出やすくなるんだね
また不正にサーバーへ負担をかけて接続遅延やレートエラーを引き起こしての取引も禁止されているので注意しましょう。
とは言え、XMでハイレバやゼロカットを活用したスキャルピングは厳密には禁止されていません。これらを活用したXMの使い方は日本人トレーダーの多くに広がっています。
XMの罰則の対象となることがある禁止行為
窓埋め&窓開けのみを狙った取引
XMで「窓開け」「窓埋め」狙った取引を行っても問題ありませんが、窓開けや窓埋めだけを狙った取引をしていると規約違反となります。
「窓開け」「窓埋め」だけに集中しないようにすれば良いんだね!
すべての取引が窓開けや窓埋めだけを狙っている場合は規約違反となりますが、「たまたま週末にポジションを保有したまま週をまたいだ」「何回も取引している中の一部が窓埋めだった」という場合は特に罰則はありません。
経済指標発表や要人発言のみを狙った取引
重要な経済指標発表や要人発言があるタイミングのみの取引を行っているとXMの規約違反となりレバレッジ規制などの罰則が措置される可能性があります。
レバレッジが1,000倍から100倍まで下がったなんて話もあるんだよね…
以上が、XMの禁止事項や規約違反です。
海外FXの中ではXMは罰則は緩めの会社に入りますが、一度ペナルティを受けると二度とXMを利用できないので気をつけましょう。
ただ、注意を払いすぎて「複数口座を活用した有効な方法」を使わないのも損なので、悪質な行為だけはしなければ大丈夫です。