南アフリカランド(ZAR)は、トルコリラやハンガリーフォントと並び、高金利通貨ペアの代表格です。スワップポイントで稼ぐなら、値動きの特徴や今後の動向は必ず押さえておく必要があります。
今回の記事では、XM(XMTrading)で取引できる南アフリカランドの2種類の通貨ペア、「米ドル/南アランド(USDZAR)」と「ユーロ/南アランド(EURZAR)」の魅力や注意点を解説します。
XMの南アフリカランド通貨ペア
南アフリカ共和国の通貨ランド(Rand)はFX取引では、「ZAR(ザール)」と表記されます。
南アフリカは、ゴールド・ダイヤモンド・プラチナなど、世界有数の鉱山資源国として有名です。ランドは資源国通貨に位置づけられ、これら資源の採掘量・需要・価格に影響を受けやすいのが特徴です。
南アフリカ共和国はアフリカ大陸の最南にある国!
米ドル/南アランド(USDZAR)とユーロ/南アランド(EURZAR)の2種類
XMでは、2種類の南アフリカランド関連の通貨ペアが取引できます。
XMの南アフリカランド
・ユーロ/南アフリカランド(EURZAR)
<USDZAR リアルタイムチャート:4時間足>
<EURZAR リアルタイムチャート:4時間足>
ほとんどの場合、2つは似た値動きをするよ!
XMでは、全ての口座タイプで南アフリカランドの取引が可能です。ただし、「ザール円」とも呼ばれる南アフリカランド/日本円(ZARJPY)は、取扱銘柄外なのでご注意ください。
南アフリカ共和国の現状とランド価格の見通し
南アフリカは、アフリカ経済の牽引国であり、アフリカ大陸で唯一のG20参加国です。
一方、世界で最も格差の大きい国の1つでもあります。貧困問題をはじめとして40%に及ぶ高い失業率やインフラ整備の遅れ、物価の高騰など、さまざまな社会問題を抱えています。また、8%を超える高い政策金利でも知られています。
電気自動車に欠かせないレアメタルの需要増や、高スワップ狙いの外貨の流入など、未来に向けて明るい材料もあるのが南アフリカです。なので、今後これらの問題が解決することでランドの価格の上昇が期待できます。
スワップが発生するのはショート!
XMの南アフリカランドの取引条件
値動きの特徴
マイナー通貨である南アフリカランドは資金の流動性が低く、アフリカに関するちょっとしたニュースでも大きく価格が動きやすい傾向があります。
<USDZAR リアルタイムチャート:1時間足>
また、ゴールドの価格に影響を受けやすいのも特徴の1つです。ロンドン市場でゴールドの価格が決定する19時半と深夜12時前後(日本時間)は、ランドの価格も動きやすくなります。
トレンドの方向が定まってからエントリーしよう!
取引時間
USDZAR・EURZARの取引時間 | |
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夏時間 | 冬時間 |
月曜日6:05~土曜日5:50 | 月曜日7:05~土曜日6:50 |
XMでは、南アフリカランドを含む全てのFX通貨ペアが、月曜日の早朝から土曜日の早朝まで取引できます。
平均スプレッド
スタンダード口座 ・マイクロ口座 |
KIWAMI極口座 | ゼロ口座 | |
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USDZAR | 19.5pips | 17.5pips | 16.5pips |
EURZAR | 251.6pips | 182.1pips | 179.4pips |
ユーロ/南アフリカランドは、スプレッドがかなり広く難易度が高いので、初めて南アフリカランドの取引に挑戦する方は、米ドル/南アフリカランドの方がおすすめです。
初めて挑戦するなら「米ドル/南アフリカランド」!
必要証拠金
スタンダード口座 ・KIWAMI極口座 ・ゼロ口座 |
マイクロ口座 | |
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USDZAR | 約16,000円 | 約160円 |
EURZAR | 約17,000円 | 約170円 |
(※)1ドル=140円換算。
XMでは、マイクロ口座が1ロット=1,000通貨で、それ以外の口座タイプは1ロット=10万通貨です。
マイナー通貨ペアの取引でもXMポイントは貯まるよ!
スワップポイント(2024年6月現在)
ロング(買い) | ショート(売り) | |
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USDZAR | -2,821円 | -468円 |
EURZAR | -3,804円 | 316円 |
現状、南アフリカの政策金利は8.25%で、必ずしもスワップ向きとは言い切れません。しかし、以前は以前はショートで最もスワップを稼げる通貨だった時期もあるので、今後も要注目です。
南アフリカランドに影響を与える4つの要因
南アフリカランドの価格に影響を与える大きな要素は「資源価格・貿易収支・政治的要因・通貨取引量」の4つです。特に長期保有する場合は、ここをしっかり押さえてそれぞれの動向を注視しましょう。
鉱石資源の価格
南アフリカは、豊富な鉱物資源を有する世界屈指の鉱業国です。
特にクロムとチタンは世界1で、マンガンは世界2位の生産量なので、これらの価格については意識するのがおすすめです。
鉱物の価格が上がると、南アフリカの外貨収入が増加し、ランドの需要が高まって価格が上昇します。一方、鉱物の価格が下がると、ランドの価格も下降します。
鉱物資源の価格とランドの価格は比例する!
ゴールド・プラチナなどの貿易収支
南アフリカは、ゴールドやプラチナなどの貴金属の一大産地です。
ゴールドやプラチナは、南アフリカの主要輸出品なので、貿易収支に影響を及ぼします。なので、当然これらの産出量や価値も、ランドの価格に影響を及ぼします。
プラチナに関しては世界シェア1位(7割を占めるほどの産出量)で貿易収支の要の1つです。しかし、プラチナ価格そのものは、近年伸び悩んでいるという懸念点があります。
ゴールドもかつては1位でしたが、採掘量の枯渇が原因で2023年では9位まで落ちてきました。ただ、ゴールドは南アフリカの地下深くで多くが未採掘であることが近年判明したので、採掘にかかる膨大なコストの問題をどう解消するかが今後の課題となっています。
国内の政治的要因
南アフリカでは、これまでも政治家の事件によってランドの価格が暴落したことが度々ありました。
2016年、検察がゴーダン財務省を訴追した際には、1日でドルに対し約4%下落しました
2017年、かねてから大統領との確執があったこのゴーダン財務省が解任されると、1週間でドルに対し約7%の下落をしたこともありました。
また、政治家の賄賂などが原因で、長年解決できていない電力不足問題も深刻です。2024年5月に行われた南アフリカ総選挙では、これらの不満も相まって、民主化後30年で初めて与党が過半数割れをしました。
このような不安定な政治基盤があることも、ランドを取引きする上では把握しておきましょう。
政治的トラブルが起こると、ランドの価値は一気に下がるんだね!
通貨取引量
ランドはマイナー通貨なので、取引量は少なく流動性が低いのが特徴です。
国際決済機構の統計によると、2019年は1日平均720億ドルの取引がありました。これは世界18位(1%)の取引量です。
また、その取引先は外国での取引きが84%に及びます。ランドは、国内よりも圧倒的に世界で取引されています。
XMで南アフリカランドを取引する際の3つの注意点
ファンダメンタルズ以外でも、南アフリカランドを取引する際に知っておかないと損をしてしまうことはあります。特にXMで取引きする際に知っておいた方が良い3つの注意点について解説します。
ユーロ/南アフリカランド(EURZAR)はスプレッドがとても広い
上記の平均スプレッドを見て分かる通り、ユーロ/南アフリカランドは、メジャー通貨と比べてスプレッドがとても広いです。
早朝や年末年始など通貨の流動性が低くなる時や、重要な経済指標の発表の前後などは、特にスプレッドが広がるので注意しましょう。
スキャルやデイトレで稼ぐなら「米ドル/南アフリカランド」!
長期的には上昇トレンドが続く
南アフリカランドは、長期的には上昇トレンドが続くと予想されています。
テクニカルでチャートを見た時に、週足と月足レベルの長期目線では、安値切り上げ高値更新の上昇トレンドが続いています。
ただし、乱高下の激しい通貨です。スワップポイント狙いの通貨であることから、新規の売りが入りやすい高値圏では一気に下落する事も多いのが特徴的です。
レバレッジ制限の対象になっている
現在、米ドル/南アランド(USDZAR)とユーロ/南アランド(EURZAR)のどちらも制限はされていませんが、今後の南アフリカの情勢次第では、レバレッジ制限がかかる可能性があることを念頭に置いておきましょう。
XMでは、価格変動の激しいマイナー通貨が、レバレッジを最大1000倍から500倍へと制限されるケースがまれにあります。
最初からレバレッジ500倍で取引するのがおすすめ!
XMの南アフリカランドに関するよくある質問
XMで南アフリカランド/日本円(ZARJPY)は取引きできる?
XMでは、南アフリカランド/日本円(ZARJPY)は取引できません。
XMの南アフリカランドの通貨ペアは、米ドル/南アフリカランド(USDZAR)とユーロ南アフリカランド(EURZAR)の2種類です。
XMの南アフリカランド通貨ペア まとめ
今回の記事では、スワップ狙いの通貨ペアとして知られる南アフリカ共和国のランドをご紹介しました。南アフリカランドは、ファンダメンタルズの部分が特に重要な通貨ペアです。
南アフリカ経済を支える鉱物資源の価格・輸出量の変遷に関しては、取引をする際にしっかりと把握してのがおすすめです。
いつ高スワップ通貨として復活するか分からないから、最新情報は必ずチェックしよう!