XM(XMTrading)で、3ヶ月以上の期間を目安に利益を着実に積み重ねたい方や、利益をあまり頻繁に出金しない方は、複利運用がおすすめです。複利運用は、トレードごとにロット数が増え、毎回利益も大きくなるので、100万円稼いだり億り人を目指すのに必須の運用方法です。
今回の記事では、XMで複利運用を成功させるポイントや、おすすめの取引条件&通貨ペアなどを解説します。初めて複利運用を行う方に、おすすめの運用ルールもご紹介します。
XMでの複利運用とは?
そもそも複利運用とは?
「複利運用」とは、投資によって得た利益を投資元本に組み入れて再投資する運用方法です。一方、投資元本を再投資しない運用方法を「単利運用」といいます。
例えば、XMのFX取引を100万円で始めて、10万円の利益が出た場合、複利運用では次のFX取引を110万円で行い、単利運用では100万円のままで行います。
複利運用では投資元本が増えていきますが、単利運用では投資元本は増えません。そのため、同じ利益率で投資を継続する場合、単利運用よりも複利運用の方が得られる利益が大きくなるというメリットがあります。
複利運用は、勝率が50%以上なら確実に利益を伸ばせる!
XMの複利運用で1日15pips抜く利益シミュレーション
複利で1日15pips勝った場合
XMの複利運用で、1日15pips勝った場合の利益シミュレーションをしてみましょう。
運用の取引条件
口座タイプ:スタンダード口座
実効レバレッジ:500倍
通貨ペア:ドル円(145円)
1日の利幅:15pips
複利運用では、日を重ねるごとに取引ロット数が増えるため、一日の獲得利益も増えていきます。
ロット数 | 獲得利益 | 口座残高 | |
---|---|---|---|
1日目 | 3.44ロット | 51,600円 | 151,600円 |
2日目 | 5.22ロット | 78,300円 | 522,000円 |
3日目 | 7.92ロット | 118,800円 | 348,700円 |
4日目 | 12.02ロット | 180,300円 | 529,000円 |
5日目 | 18.24ロット | 273,600円 | 802,600円 |
6日目 | 27.67ロット | 415,050円 | 1,217,650円 |
7日目 | 41.98ロット | 629,700円 | 1,847,350円 |
8日目 | 63.70ロット | 955,500円 | 2,802,850円 |
9日目 | 96.65ロット | 1,449,750円 | 4,252,600円 |
10日目 | 146.64ロット | 2,199,600円 | 6,452,200円 |
口座残高(資金)は、複利運用の後半になるにつれて爆発的に増え、10日目には640万円を超えました。
複利運用の最大の特徴は、運用が長期に及ぶほど獲得利益が大きくなる点です。同条件でさらにトレードを継続すると、20日目で4億円を超える計算になります。
1日15pips抜きでも10日で640万円!
単利で1日15pips勝った場合
次に、XMの単利運用で1日15pips勝った場合のシミュレーションをしてみます。
単利運用では、利益が出るたびに利益分を別口座に資金振替or出金するため、トレードする口座の必要証拠金は常に10万円です。
ロット数 | 獲得利益 | 総利益 | |
---|---|---|---|
1日目 | 3.44ロット | 51,600円 | 51,600円 |
2日目 | 3.44ロット | 51,600円 | 103,200円 |
3日目 | 3.44ロット | 51,600円 | 154,800円 |
4日目 | 3.44ロット | 51,600円 | 206,400円 |
5日目 | 3.44ロット | 51,600円 | 258,000円 |
6日目 | 3.44ロット | 51,600円 | 309,600円 |
7日目 | 3.44ロット | 51,600円 | 361,200円 |
8日目 | 3.44ロット | 51,600円 | 412,800円 |
9日目 | 3.44ロット | 51,600円 | 464,400円 |
10日目 | 3.44ロット | 51,600円 | 516,000円 |
単利運用では、獲得した利益を次回の投資元本に組み込みません。そのため、1日の獲得利益は51,600円のままです。
10日目の総利益は、単利運用では約51万円、複利運用では約640万円になります。
総利益は複利の方が圧倒的!
複利で1日15pips負けた場合
XMの複利運用で、1日15pips負けた場合の利益シミュレーションも見てみましょう。複利運用で負け続けた場合、取引量は元本に応じて次第に減少していきます。
ロット数 | 損失 | 口座残高 | |
---|---|---|---|
1日目 | 3.44ロット | -51,600円 | 48,400円 |
2日目 | 1.66ロット | -24,900円 | 23,500円 |
3日目 | 0.81ロット | -12,150円 | 11,350円 |
4日目 | 0.39ロット | -5,850円 | 5,500円 |
5日目 | 0.18ロット | -2,700円 | 2,800円 |
6日目 | 0.09ロット | -1,350円 | 1,450円 |
7日目 | 0.05ロット | -750円 | 700円 |
8日目 | 0.02ロット | -300円 | 400円 |
9日目 | 0.09ロット | -150円 | 250円 |
取引量の減少に伴い、一日の損失額も減少していきます。ハイレバレッジで取引しているため、急速に資金は減少していき10日目の取引はできません。
単利で1日15pips負けた場合
一方、XMの単利運用の場合は、資金が減少しても取引量が一定です。そのため、実効レバレッジを500倍に保てません。
ロット数 | 損失 | 口座残高 | |
---|---|---|---|
1日目 | 3.44ロット | -51,600円 | 48,400円 |
2日目 | 3.44ロット | -51,600円 | -3,200円 |
2日目の実効レバレッジは想定を遥かに超えて約1,030倍になるため、最大レバレッジ1,000倍のXMでは、そもそも海外FXトレードができなくなります。以上から、複利運用は単利運用よりも長期的な運用において高い効果を発揮することが分かります。
ただし、利益分を一回一回資金振替した方が精神的に安定したトレードを続けられる方は、単利運用の方が有効です。一方、あまり引きずらない方や、時間をかけて大きな利益を出したい方は、複利運用がおすすめです。
複利運用の口座と単利運用の口座は分けよう!
XMの複利運用のメリット
複利運用のメリット
・単利よりも資金ゼロで退場のリスクを抑えられる
・長期運用するほど資金効率が良くなり億り人に近付ける
勝率50%以上なら資金は確実に増える
複利運用は、勝率50%以上なら資金を確実に増やせます。そのため、トレーダーの精神的な負担を軽減し、取引手法の検討にも余裕をもてます。
例えば、XMのスタンダード口座で「10戦で6勝4敗(勝率60%)、一回の取引における損益率は10%」の場合、利益シミュレーションは下記の通りです。
勝敗 | 利益or損失 | 口座残高 | |
---|---|---|---|
1日目 | 10,000円 | 111,000円 | |
2日目 | 11,000円 | 121,000円 | |
3日目 | -12,100円 | 108,900円 | |
4日目 | 10,890円 | 119,790円 | |
5日目 | -11,979円 | 107,811円 | |
6日目 | 10,781円 | 118,592円 | |
7日目 | -11,859円 | 106,733円 | |
8日目 | 10,673円 | 117,406円 | |
9日目 | -11,740円 | 105,666円 | |
10日目 | 10,566円 | 116,232円 |
連敗や連勝、勝敗の順番を入れ替えても結果は変わりません。
XMで複利運用時は、10日〜20日の間で、勝率が60%を下回った場合には、トレード手法や戦略を練り直すようにしましょう。
50%以上なら黒字だけどリスクと見合ってないから、最低でも60%以上は目指そう!
単利よりも資金ゼロで退場のリスクを抑えられる
複利運用は、単利運用と比較して資金が減少するスピードを軽減できるので、取引結果が安定しない海外FX初心者の時期の運用方法としてもおすすめです。
例えば、XMで元手10万円で、損失率15%の取引を10日間続けたとします。単利の場合、元手に対する損失率で一日の損失を算出します。
複利 | 単利 | |||
---|---|---|---|---|
損失 | 資金 | 損失 | 資金 | |
1日目 | -15,000円 | 85,000円 | -15,000円 | 85,000円 |
2日目 | -12,750円 | 72,250円 | -15,000円 | 70,000円 |
3日目 | -10,837円 | 61,412円 | -15,000円 | 55,000円 |
4日目 | -9,211円 | 52,200円 | -15,000円 | 40,000円 |
5日目 | -7,830円 | 44,369円 | -15,000円 | 25,000円 |
6日目 | -6,655円 | 37,713円 | -15,000円 | 10,000円 |
7日目 | -5,657円 | 32,055円 | -10,000円 | 0円 |
8日目 | -4,808円 | 27,246円 | – | – |
9日目 | -4,086円 | 23,159円 | – | – |
10日目 | -3,473円 | 19,685円 | – | – |
複利運用では、資金の減少とともに取引量も減らすため、一日の損失額も減少していきます。そのため、資金が残り、継続して取引が可能な状態が続きます。一日の損失率の設定をもう少し下げておけば、資金の減少スピードを更に軽減できます。
一方、単利運用では、7日目の資金がゼロになってしまいます。海外FX取引の経験が浅い時期は、複利運用で欲を出さずに損益率を低く抑えて取引を継続しましょう。
退場のリスクを抑えるなら複利一択!
長期運用するほど資金効率が良くなり億り人に近付ける
複利運用は、運用開始初期は我慢の時期が続きますが、次第に利益が大きくなるのを実感できるようになります。
XMで複利運用を行う際は、「勝率が60%を下回らない限り、3ヶ月〜半年は複利運用を続ける」などのルールを事前に決めておくのがおすすめです。
XMで複利運用を成功させる4つのコツ
複利運用の4つのコツ
・1万円チャレンジに挑戦する
・実効レバレッジとロット数は抑える
・入金ボーナスを利用して元手を増やす
スプレッドが狭い銘柄に絞る
複利運用は取引回数を重ねるほど利益が大きくなりますが、取引回数が多くなるとスプレッドコストもかさむため、スプレッドが狭い銘柄に絞って取引するのがおすすめです。
おすすめ&NG通貨ペア
NG:高金利通貨ペア・エネルギーやコモディティ、株式指数、個別株、仮想通貨などのCFD商品
XMのスタンダード口座は、ドル円(USDJPY)のスプレッドは1.60pipsです。1ロットの取引では、1,600円のスプレッドコストになります。15pipsの利幅を狙う海外FXトレードでは、利益は1万5,000円で、スプレッドによるコストを10%程度に抑えられます。
複利運用はスプレッドが狭い銘柄で!
ちなみに、複利運用では、スキャルピングやデイトレードなどのトレードスタイルがおすすめです。口座タイプは、スタンダード口座・マイクロ口座・ゼロ口座(ZERO口座)・KIWAMI極口座(キワミ口座/KIWAMI口座)では、トレードするたびにXMポイントが貯まるスタンダード口座が複利運用向きです。
長期保有の複利運用は中上級者向け!
1万円チャレンジに挑戦する
XMで複利運用は、資金1万円で10万円〜50万円に増やすという「1万円チャレンジ」と相性が抜群です。
1万円チャレンジにルールはありませんが、1万円チャレンジ用の追加口座を開設して、「取引銘柄はドル円、取引時間帯は9:00〜翌1:00、トレード手法は5分足スキャルピング」とルールを決めて挑戦するのが有効です。
チャレンジ口座と通常口座は分けよう!
実効レバレッジとロット数は抑える
複利運用で利益を増やすには、ロット数を抑えて実効レバレッジを適切にコントロールする必要があります。XMでは最大1,000倍のレバレッジをかけられますが、短期間で大きな損失を被ってしまう可能性もあるため注意しましょう。
複利運用は、長期的な計画で利益を増やしていく方法なので、大きなロットによる取引に頼らず、地道に取引回数を重ねるのがオススメです。
一方、実効レバレッジが大きい取引は、ハイレバトレードなどの短期的に大きな資金を作りたいときに向いています。
複利はレバレッジ500倍がおすすめ!
入金ボーナスを利用して元手を増やす
複利運用の効果を高めるには、定期的に復活するXMの100%入金ボーナスを利用して、元手資金を増やして運用を開始するのもおすすめです。
XMの入金100%ボーナスは、入金額に対して100%のボーナスクレジットを受け取れます。ボーナスの上限は500ドルなので、ボーナスクレジットの金額が500ドルを超えるまで、何度でも獲得可能です。
XMの100%入金ボーナスキャンペーンは、数ヶ月に一回の頻度で復活します。また、XMでは、国内FX業者にはない13,000円の新規口座開設ボーナスも用意されているので、ボーナスだけで複利運用スタートも可能です。
XMからの告知メールを見逃さずに!
XMの複利運用のデメリット
複利運用のデメリット
・短期的に大きく稼ぎたい人には不向き
基本的に利益を出金できない
複利運用は利益を元本に組み込んで再投資する運用方法なので、しばらくは利益を出金できない時期が続きます。
ただし、資金が膨らみ利益が大きくなっていけば、出金しても複利運用に大きな影響を与えません。「資金が大きくなったら、毎月の利益のうち10%をXMから出金する」など、利益の一部を定率で出金するルールもおすすめです。
利益の出金は最低でも3ヶ月は我慢!
短期的に大きく稼ぎたい人には不向き
複利運用は長期的な運用(最低でも3ヶ月以上がおすすめ)が前提の運用方法なので、1週間〜1ヶ月間などの短期的な利益を狙っている人には向いていません。
ただし、短期的な利益を狙った投資はリスクも大きくなるため、資金がなくなって退場になる可能性が高くなります。それでも短期で大きく稼ぎたい人には、単利運用が向いています。
複利運用は億り人の最大の近道!
XMの複利運用の2つの注意点
複利運用の2つの注意点
・EA(自動売買)を導入する際はデモトレードから
スワップを狙うのは基本NG
スワップポイントを狙えるマイナー通貨の高金利通貨ペアは、スプレッドがメジャー通貨の数倍近く広くなっているので、XMの複利運用時にはおすすめできません。
ハンガリーフォリント(HUF)・ペキシコペソ(MXN)・トルコリラ(TRY)・南アフリカランド(ZAR)や、CFD銘柄(ゴールドやシルバーなどの貴金属以外)や暗号資産は、複利運用する際の取引銘柄として選ぶのは避けた方が無難です。
スワップを狙うなら口座は分けよう!
複利運用の効果を高めるには、取引回数を重ねる方が有利といえます。USDJPY・EURUSD・EURJPY・GOLD・XAUEURなどのメジャー通貨ペアでスワップ狙いをするのも、複利運用のメリットを活かせなくなるのでNGです。
EA(自動売買)を導入する際はデモトレードから
EA(自動売買)は、システムに従ってルール通りに売買を継続してくれるツールです。トレーダーにメンタルや都合による影響を受けずに取引を継続できるという点で、EAは長期運用に向いているといえます。
複利運用でEAデビューもおすすめ!
複利は海外FX会社の長期運用によって効果を高められるため、EAを適切に利用できれば順調に資金を増やせる可能性もあります。ただし、EAには多くの種類があり、使い方や相場状況との相性などを事前にチェックする必要があるので、デモ口座でのデモトレードでバックテストやフォワードテストがおすすめです。
XMで複利の力を使って億り人になる方法 まとめ
海外FX業者のXMの複利運用では、利益を投資元本に組み込んで再投資するので、長期的な運用において高い効果を発揮します。上手くいけば、元手10万円で1年以内に億り人になることも夢ではありません。
複利運用では、損失を考慮した運用計画やスプレッドによるコストの計算も重要です。XMでスプレッドが狭い口座を利用しつつ、入金ボーナスで自己資金を増やして取引を開始するのも、億り人に近づく方法といえます。利用できるものを最大限に活用して、複利運用を始めましょう。
追加口座で複利運用スタート!