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XM(MT4/5)で使えるFXインジケーター9選!おすすめの組み合わせや注意点も解説

XM(MT4/5)で使えるFXインジケーター9選!おすすめの組み合わせや注意点も解説 XMの取引ツール

XMでのトレード成績が伸び悩み、複雑になりすぎたチャート設定に頭を抱えているトレーダーは少なくありません。しかし、相場で利益を出し続けるために特別なツールは必要なく、MT4やMT5に標準搭載された王道のインジケーターを正しく使いこなすことこそが上達への近道です。

本記事では、数ある中からXMでの取引に役立つ9つのインジケーターを厳選し、勝率を高めるための具体的な組み合わせまで徹底解説します。トレードスタイルに最適な設定を見つけ出し、迷いのないエントリーを実現してください。

XM(MT4/MT5)で使えるトレンド系インジケーター3選

XM(MT4/MT5)で使えるおすすめのトレンド系インジケーターは、以下の3つです。

おすすめのトレンド系インジケーター

・移動平均線(Moving Average)
・ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)
・一目均衡表(Ichimoku Kinko Hyo)

それぞれの特徴と、XMでの効果的な使い方を詳しく解説します。

① 移動平均線(Moving Average)

FXにおいて、基本にして最強ともいえるのが移動平均線です。一定期間の終値の平均値を線で結んだもので、現在の価格が平均値に対してどの位置にあるかを見ることで、トレンドの強さや方向を一目で判断できます。

特に動きの速い相場や5分・1分などの短期足では、直近の価格に比重を置いた「EMA(指数平滑移動平均線)」を使うトレーダーが多く見られます。

【チャート】移動平均線

移動平均線を活用する最大のメリットは、トレンドの状態を視覚的に瞬時に把握できる点です。

移動平均線の代表的なサイン

ゴールデンクロス:短期線が長期線を下から上に抜ける(買いサイン)
デッドクロス:短期線が長期線を上から下に抜ける(売りサイン)
パーフェクトオーダー:短期・中期・長期がきれいに並び、強いトレンドを示す

3本の線が順番通りに並ぶ「パーフェクトオーダー」が発生している時は、非常に強いトレンドが出ています。このタイミングで順張りを仕掛けることが、XMのハイレバレッジで利益を最大化する鉄則です。

移動平均線は、デイトレードからスイングトレードまで幅広い時間軸で活用できるため、初心者から上級者まですべてのトレーダーにおすすめです。特に、中長期的なトレンドフォロー型の取引スタイルとの相性が抜群です。

パーフェクトオーダーは絶好のチャンス!

② ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)

ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心に、統計学的な観点から「価格が収まる確率の範囲」をバンド(帯)で表示したツールです。

多くのトレーダーは「±2σ(シグマ)」というラインを基準にしており、「価格の約95%はこのバンドの中に収まる」という統計的根拠を利用してトレードを行います。

【チャート】ボリンジャーバンド

レンジ相場での逆張りに使われるイメージが強いですが、XMではトレンド相場での順張りにこそ真価を発揮します。

ボリンジャーバンドの3つの状態

スクイーズ(収縮):エネルギーを溜めているレンジ状態
エクスパンション(拡散):トレンド発生の合図
バンドウォーク:±2σに沿って価格が動き続ける強いトレンド

特に「バンドウォーク」が発生した時は、相場の勢いが非常に強い証拠です。逆張りをしたい気持ちを抑え、バンドに沿って順張りでついていくことで、大きな値幅を獲得できるチャンスとなります。

ボリンジャーバンドは、レンジ相場での逆張りとトレンド相場での順張りの両方に対応できる万能型インジケーターです。スキャルピングからデイトレード、スイングトレードまで、あらゆる取引スタイルで活用できます。

バンドウォークでは逆張りせず順張りで攻めよう!

③ 一目均衡表(Ichimoku Kinko Hyo)

一目均衡表は日本人が開発したインジケーターですが、現在では海外でも「Ichimoku」として広く使われています。ローソク足と5本の線、そして「雲」と呼ばれる抵抗帯を用いて、相場のバランス(均衡)が崩れる瞬間を時間論の観点から分析するのが特徴です。

【チャート】一目均衡表

一目均衡表の中で、最も視覚的に分かりやすく重要なのが「雲」の存在です。

一目均衡表の「雲」の見方

雲の上:上昇トレンド(雲がサポート帯になる)
雲の下:下降トレンド(雲がレジスタンス帯になる)
雲抜け:トレンド転換の強いサイン

ローソク足が分厚い雲を突き抜ける動きは、それまでの均衡が破れ、新しいトレンドが発生したことを示唆します。エントリーの根拠としてはもちろん、雲を割ったら決済するなど、決済の目安としても非常に優秀なツールです。

一目均衡表は、トレンド転換を捉えるのに優れており、スイングトレードや中長期投資に最適です。また、雲がサポート・レジスタンスとして機能するため、デイトレードでも押し目・戻り目を狙う際に有効活用できます。

雲抜けは絶好のエントリーチャンス!
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XM(MT4/MT5)で使えるオシレーター系インジケーター3選

「そろそろ反転するかも?」というサインを出し、エントリーの精度を高めるのがオシレーター系です。特に使い勝手がよく、プロの利用率も高いおすすめは以下の3つです。

おすすめのオシレーター系インジケーター

・RSI(Relative Strength Index)
・MACD(Moving Average Convergence Divergence)
・ストキャスティクス(Stochastic Oscillator)

それぞれの特徴と、XMでの効果的な使い方を解説します。

① RSI(Relative Strength Index)

RSI(相対力指数)は、現在の価格が「買われすぎ」なのか「売られすぎ」なのかを0〜100%の数値で表す、最もポピュラーなオシレーターです。一本の線でシンプルに表示されるため、初心者でも直感的に相場の過熱感を把握できるのが特徴です。

【チャート】RSI

RSIをXMのトレードで活用する際は、単に70・30のラインを見るだけでなく、チャートとの逆行現象にも注目してください。

RSIの活用方法

70%以上:買われすぎゾーン(売りの検討)
30%以下:売られすぎゾーン(買いの検討)
ダイバージェンス:価格とRSIが逆行する現象(トレンド転換の強力なサイン)

「ダイバージェンス」は、天井や底を捉える先行指標として機能します。強いトレンドが発生しやすい相場では、数値が70以上に張り付いたまま上昇し続けることもあります。そのため、単に数値だけを見るのではなく、この逆行現象を確認してからエントリーすることで、高値掴みを防ぎ勝率を高めることができます。

RSIは、レンジ相場での逆張りに特に威力を発揮します。スキャルピングやデイトレードで、短期的な反発を狙う取引スタイルに最適です。また、ダイバージェンスを活用すれば、トレンド転換の初動を捉えることもできます。

ダイバージェンスは転換点を見抜く強力なサイン!

② MACD(Moving Average Convergence Divergence)

MACDは移動平均線を応用して開発された指標で、「オシレーターの反応の早さ」と「トレンド系のダマシの少なさ」をいいとこ取りした万能ツールです。基本となる2本のライン(MACDライン、シグナルライン)と、棒グラフ状のヒストグラムで構成されています。

【チャート】MACD

MACDは「トレンドの方向」と「勢い」を同時に判断できるため、以下のように幅広い使い方が可能です。

MACDの活用方法

ゴールデンクロス・デッドクロス:売買サインとして利用
ゼロラインより上 or 下:上昇トレンドか下降トレンドかの環境認識
ヒストグラムの推移:トレンドの勢い(モメンタム)の変化を視覚的に把握

特に有効なのが、ゼロラインを基準にした環境認識です。オシレーターでありながらトレンドフォローの指標としても優秀なため、デイトレードからスイングトレードまで、スタイルを選ばずにメインの武器として活用できます。また、トレンド相場での押し目・戻り目を捉える順張り手法との相性が抜群です。

MACDはオシレーター系の中でも万能型!

③ ストキャスティクス(Stochastic Oscillator)

ストキャスティクスは、RSIと同様に相場の過熱感を測る指標ですが、より直近の価格変動に敏感に反応するのが特徴です。「%K(速い線)」と「%D(遅い線)」の2本を使用し、クロスしたポイントを売買サインとします。

【チャート】ストキャスティクス

反応が非常に早いため、トレンド相場ではダマシに遭いやすい側面がありますが、レンジ相場や短期売買では強力なツールとなります。

ストキャスティクスの活用方法

80%以上でのクロス:「売り」のサイン
20%以下でのクロス:「買い」のサイン
適した場面:ボックス相場(レンジ)での回転売買やスキャルピング

XMのハイレバレッジを活かし、一定の値幅を行き来するレンジ相場で細かく利益を積み重ねたい場合、ストキャスティクスは欠かせないパートナーとなるでしょう。そのため、スキャルピングなどの短期売買に適しています。なお、強いトレンドが出ている時はサインを無視するなど、トレンド系との併用が必須です。

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環境認識や決済に役立つその他のインジケーター3選

勝敗を分けるのは、エントリータイミングだけではありません。決済や資金管理、相場環境の把握こそが、トータルの収支をプラスにする鍵です。ここでは、直接的な売買サインではありませんが、トレードの質を向上させる補助的なインジケーターを3つ紹介します。

その他のインジケーター

・ATR(Average True Range)
・ZigZag(ジグザグ)
・Volumes(出来高)

それでは、順番に見ていきましょう。

① ATR(Average True Range)

ATRは、相場の「ボラティリティ(変動幅)」を数値化して示すインジケーターです。価格が上がるか下がるかではなく、「今どのくらい値動きが激しいか」をpips単位などで教えてくれます。多くの初心者は損切り幅を固定しがちですが、相場の変動幅に合わせて調整するのが本来あるべき姿です。

【チャート】ATR

XMのようなハイレバレッジ取引では、一瞬のノイズで損切りにかかってしまうことを防ぐために、ATRを用いた資金管理が非常に有効です。

ATRを活用した資金管理

ボラティリティが高い時:損切り幅を広めにとり、その分ポジションサイズを小さくする
ボラティリティが低い時:損切り幅を狭めにとり、ポジションサイズを調整する
利確の目安:1日の平均変動幅(ATR)を達成したら決済する

このように、ATRを基準にストップロスやロット数を計算することで、感情に左右されないプロのリスク管理が可能になります。

ATRは、すべての取引スタイルに共通して重要な資金管理ツールです。特に、ハイレバレッジでの取引や、ボラティリティの高い通貨ペア・時間帯で取引するトレーダーには必須のインジケーターといえます。

ATRは資金管理の強い味方!

② ZigZag(ジグザグ)

ZigZagは、相場の細かなノイズ(小さな値動き)を無視し、目立つ高値と安値を自動的に直線で結んでくれるツールです。これにより、相場の大きな波を視覚的に判断できるようになります。

【チャート】ZIGZAG

今は上昇トレンドなのか、レンジなのか迷った時、ZigZagを表示させれば環境認識がしやすくなります。

ZigZagの活用方法

高値・安値の切り上げ:上昇トレンド(買い目線)
高値・安値の切り下げ:下降トレンド(売り目線)
エリオット波動の確認:第1波、第2波といった波のカウントが容易になる

注意点として、ZigZagはリペイント(新しい高値安値ができると線が書き換わること)があります。そのため、エントリーの瞬間を計るシグナルとしてではなく、「今は買い場を探すべき局面だ」というような、大局的な判断(環境認識)の補助として使うのが正解です。

ZigZagは、環境認識を重視するスイングトレードや中長期投資に適しています。また、エリオット波動を活用した分析を行うトレーダーや、大きなトレンドの流れを把握したい上級者にもおすすめです。

環境認識の補助ツールとして活用しよう!

③ Volumes(出来高)

Volumesは、その期間内にどれくらいの取引(価格更新)があったかを棒グラフで表示するインジケーターです。株式市場のような正確な出来高ではありませんが、FXにおける「ティック数(取引の活発さ)」を示しており、値動きの裏にある「エネルギー」を確認できます。

【チャート】出来高

特に重要なのが、重要なラインをブレイクした時の「ダマシ」を見抜くことです。

Volumesで見抜くダマシ

価格上昇 + 出来高増加:本物のブレイク(トレンド継続の可能性大)
価格上昇 + 出来高減少:ダマシの可能性(反落のリスク大)

価格だけが上がっていても、出来高が伴っていなければ、それは市場参加者の同意が得られていない弱い上昇です。Volumesを確認する癖をつけることで、不用意な飛び乗りによる損失を防ぐことができるようになります。

Volumesは、ブレイクアウト手法を使うトレーダーに特に有効です。また、重要なサポート・レジスタンスラインでの反発や突破を狙うデイトレーダーにとっても、ダマシを回避するための重要な判断材料となります。

出来高がないブレイクは疑ってかかろう!
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XMで勝率を上げる!インジケーターの組み合わせ例

インジケーターは単体で使うよりも、それぞれの弱点を補い合うように組み合わせることで、真価を発揮します。ここでは、XMユーザーに特におすすめしたい鉄板の組み合わせ(手法)を2つ紹介します。

おすすめのインジケーター組み合わせ

・【順張り】移動平均線 × MACD
・【逆張り】ボリンジャーバンド × RSI

なぜこの組み合わせが強いのか、具体的な手順とともに見ていきましょう。

【順張り】移動平均線 × MACD

移動平均線とMACDの組み合わせは、トレンド相場で大きく利益を伸ばすための王道スタイルです。移動平均線で環境認識を行い、MACDでエントリータイミングを図ります。

【設定するインジケーター】

メイン:移動平均線(期間20、75、200など)
サブ:MACD(標準設定)

【トレード手順】

① 環境認識:長期移動平均線が上向き(または下向き)であることを確認し、エントリー方向を固定する
② 待ち:価格が短期移動平均線付近まで落ちてくる(押し目・戻り目)のを待つ
③ エントリー:そのタイミングで、MACDがゴールデンクロス(またはデッドクロス)したらエントリーする

【チャート】移動平均線×MACD

この手法が強力な理由は、互いの欠点をカバーし合える点にあります。

移動平均線だけだとエントリーの反応が遅れがちになり、逆にMACDだけだとトレンドに逆らった危険なエントリーをしてしまいがちです。しかし、この組み合わせなら「トレンド方向は合っているか(移動平均線)」と「今勢いが出始めたか(MACD)」という2つの根拠が揃うため、ダマシを回避しつつ、トレンドの初動を捉えることが可能になります。

2つのサインが揃えば勝率アップ!

【逆張り】ボリンジャーバンド × RSI

ボリンジャーバンドとRSIの組み合わせは、レンジ相場で威力を発揮する逆張りスタイルです。ボリンジャーバンドの統計的根拠と、RSIの過熱感を掛け合わせます。

【設定するインジケーター】

メイン:ボリンジャーバンド(期間20、偏差2)
サブ:RSI(期間14)

【トレード手順】

① 環境認識:ボリンジャーバンドが横ばい(レンジ状態)であることを確認する
② 準備:ローソク足がバンドの±2σにタッチ、または突き抜けるのを待つ
③ エントリー:同時にRSIが70以上(または30以下)から反転したのを確認してエントリーする

【チャート】ボリンジャーバンド×RSI

ボリンジャーバンドへのタッチだけで逆張りをしてしまうと、そのままバンドウォーク(強いトレンド発生)に巻き込まれて大損するリスクがあります。

そこでRSIをフィルターとして使います。「バンドにタッチした」かつ「RSIも限界値を示して反転した」という2重の壁を確認することで、トレンド発生による事故を防ぎ、レンジ内での反発をピンポイントで狙い撃つことができます。

2重チェックでダマシを回避!
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インジケーターを使う際に注意すべきこと

便利なインジケーターですが、使い方を間違えると逆にトレードの邪魔になってしまうことがあります。XMでのトレードを成功させるために守ってほしい、以下2つの注意点を解説します。

インジケーター使用の注意点

・インジケーターを表示させすぎない
・聖杯はないと理解する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

インジケーターを表示させすぎない

不安だからといって、チャート画面をインジケーターで埋め尽くすのは逆効果です。情報が多すぎると、それぞれのサインが矛盾してしまい、結局エントリーできなくなる「分析麻痺」に陥ってしまいます。プロトレーダーのチャートは、驚くほどシンプルです。以下の基準を目安に整理してみましょう。

インジケーターの表示数の目安

メインウィンドウ:1〜2個まで(例:移動平均線のみ)
サブウィンドウ:1個まで(例:RSIのみ)

最も重要な情報は、インジケーターではなく「ローソク足(価格)」そのものです。ツールはあくまで補助と考え、画面の余白を大切にすることで、相場の本質が見えてくるようになります。

シンプルなチャートこそ勝利への近道!

聖杯はないと理解する

「これさえ使えば絶対に勝てる」という魔法のインジケーター(聖杯)はこの世に存在しません。どんなに優れたツールでも、相場環境によってはダマシが発生し、連敗することもあります。負けが続いた時に設定をコロコロ変えてしまう「聖杯探し」を続けていると、いつまで経ってもトレードスキルは上達しません。

インジケーターと向き合う心構え

・1つの設定を最低3ヶ月は使い続ける
・「このインジケーターが機能しないパターン」を体感で覚える
・最終的には資金管理で利益を残す

このマインドを持つことが重要です。ツールを変えるのではなく、使い手の熟練度を上げることこそが、XMで勝ち続けるための最短ルートとなります。

継続して使い込むことが大切!

XMで使えるインジケーター まとめ

今回紹介した9つのインジケーターは、どれも世界中のプロトレーダーが使っている信頼性の高いものばかりです。しかし、すべてを表示させる必要はありません。トレードスタイルに合ったものを厳選し、徹底的に使いこなして自分の形を作ることが大切です。

まずは気になった組み合わせをXMのMT4/MT5に設定し、デモ口座やボーナスを活用して実際の相場で試してみてください。迷いが消え、チャートがシンプルに見えるようになった時こそが、トレーダーとして大きく成長する瞬間です。今回紹介したインジケーターを活用し、自分に合ったトレード環境を構築していきましょう。