XMや海外FX業者の評判を調べていると「出金拒否」という言葉が良く出てきますが、実際に有るか無いかというと、ほぼ無いと言えるでしょう。
しかし出金の仕組みが複雑なので出金拒否ではないのにも関わらず、出金拒否と感じてしまうことが多いのも事実です。
今回は出金できない原因についてわかりやすく解説していきます。対策についても紹介しますので、出金できなかった時の参考にしてください。
また出金拒否となる理由やXMの資金管理方法についても触れていきます。
XMで出金できない原因と対策
XMでは禁止事項に触れてしまい規約違反にならない限り、出金拒否になることはありません。
XMから出金できない8つの原因
- 証拠金維持率150%以下になる金額の出金
- 出金できない銀行で出金申請している
- 銀行以外からの入金は入金額以上の出金ができない
- 出金申請した金融機関が自分の名義ではない
- ボーナスポイントは出金不可
- 出金処理の日数を間違えている
- 優先順位が違う出金方法を選択している
- 利用規約に違反している
これら8つのどれかが原因であった場合は出金拒否ではなく出金トラブルなので、「申請した金額を変更する」「個人情報について再確認する」といったことを行えば解決できるでしょう。
ただしユーザー側で規約違反をしていた場合の出金拒否についてはどうにもなりませんので注意しましょう。
証拠金維持率150%以下になる金額の出金
出金申請をした時にポジションを持っているとロスカットを防ぐために、証拠金維持率を150%以上確保した状態の出金額しか申請できません。
余裕を持って出金したほうが良いよ
証拠金ギリギリで出金すると出金した直後にロスカットとなってしまい、損失が大きくなる可能性がありますので、ある程度余裕を持って出金申請したほうが良いと言えるでしょう。
何らかの事情により少しでも多く出金したい状況の時は取引をすべて終わらせてから出金したほうが計算しやすいです。
出金できない銀行で出金申請している
XMでは出金できない銀行があります。出金不可の銀行で出金申請をしている場合もありますので確認してみましょう。
XMから出金不可の銀行
- ゆうちょ銀行
- じぶん銀行
- ジャパンネット銀行
- 新生銀行
- みずほ銀行(インターネット銀行のみ)
これらの銀行で出金申請をしても出金できませんので、違う銀行で出金申請をしてみましょう。
銀行以外からの出金は入金額以上の出金ができない
XMで利益を得た後の出金時に考えられることですが、XMで利益を出金する時は銀行送金以外では出金ができません。「クレジットカード」「bitwalletを含むオンラインウォレット」で出金できるのはそれらの方法で入金した金額までしか出金できないので注意しましょう。
口座残高2万円での出金例
- クレジットカードでの入金が1万円 → 7,000円の出金 〇
- オンラインウォレットでの入金が1万円 → 15,000円の出金 ×
入金額以上の出金申請をしても出金はできませんので、クレジットカードやオンラインウォレットで出金するときは入金した金額以上の出金申請に気を付けましょう。また利益を出金する時に使用する海外銀行送金は手数料の計算が複雑なので、利益を出金するまえに仕組みを確認することをおすすめします。
「利益が出れば銀行に出金」というルールを徹底しましょう
クレジットカードの出金期限は1年になります。大きな金額をクレジットカードで入金していたとしても出金申請を1年間行わなかった場合はクレジットカードでの出金はできませんので注意しましょう。
出金申請した金融機関が自分の名義ではない
XMで登録した名前と出金申請をした銀行の口座名義の名前が違うと出金できないことがあります。引っ越しや結婚などで住所や苗字が変わった時に、XMへ申請をしていないと銀行口座との名義にズレが発生することがあります。銀行口座の情報を変えた時はXMへ申請して個人情報を変更しましょう。
口座の名義が合っていても、個人情報を入力する時に入力ミスがあると出金できない可能性があります。
XMの登録時によくある入力ミス
- 小文字と大文字の違い
- 余計なスペース
- 苗字と名前を逆に入力
- 半角と全角の違い
口座の名義が違うのはもちろんですが、これらの入力ミスでも出金不可となることがありますので、出金申請をする時は落ち着いて個人情報を入力しましょう。仮に入力ミスがないという時は念のため登録情報を確認してみると良いかもしれません。
ボーナスは出金不可
ボーナスはXM内ではお金と同様に証拠金として使用できますが、ボーナス(クレジット)はお金と違い出金することができません。
ログイン画面で「クレジット」の欄に記載されている数字がボーナスです。出金申請は口座残高からクレジットの数字を引いた分だけを申請するようにしましょう。またボーナスがある状態で出金すると、出金金額に応じてボーナスポイントが減ってしまいますので事前に計算することをおすすめします。
出金処理の日数を間違えている
出金申請をしてから銀行口座へ着金されるまでの時間は出金方法によって違います。出金方法別の着金日数は以下の通りです。
出金方法 |
着金日数 | 最低出金金額 |
---|---|---|
海外銀行送金 |
2~5営業日 |
1万円 |
VISAカード |
1~2カ月 |
500円 |
JCBカード |
1~2カ月 |
500円 |
Bitwallet |
即時~24時間以内 |
500円 |
SticPay |
即時~24時間以内 |
500円 |
BXONE Wallet | 即時~24時間以内 |
500円 |
クレジットカードでの出金は着金までに時間が掛かるので注意しましょう。またXMの場合は出金申請をしてからではなく出金申請を受け付けてから上記の着金日数が掛かります。受付が完了すると登録したメールアドレス宛にメールが届きますので、着金日数はメールが届いた日からカウントするようにしましょう。
金融機関によって営業日の設定が違いますので、祝日や長期の連休時には事前に確認したほうが良いと言えます。
最低出金金額も決まっていますので、出金する前に確認しましょう。特に海外銀行送金で出金する時は他の出金方法よりも最低出金金額が高くなっています。また海外銀行送金は着金までに多くの手数料を必要としますので、最低でも2万円からの出金をおすすめします。
日数が過ぎても着金されない時は「XMか着金先の銀行」に確認しよう
受付完了メールが来ているにも関わらずお金の振込がされない時は手続きがどこかで止まってしまっている可能性があります。
出金が止まる可能性がある場所
- 着金先の銀行(入金処理)
- XM側で依頼している銀行(送金処理)
海外銀行送金を利用すると着金先の銀行から連絡が入ることがあります。銀行側は海外から入金があったことを知らせるために連絡をしてきますが、確認の電話に出ることができないと入金処理が止まってしまう可能性があります。
日にちが過ぎても入金されない時は着金先の銀行に確認してみましょう。
確認の電話が来ない銀行もあるよ
日本の銀行に問題が無かった時はXMのライブチャットかメール問い合わせで入金されないことを伝えてどのようになっているのかを確認してもらいましょう。
解決しなかった時の対処法
- XMに「MT103」を発行してもらう
「MT103」とは海外銀行送金に使用される書類でお金の流れや手数料などがすべて記載されている書類のことです。
SWIFT MT103とも言われているよ
XM側の銀行と日本の銀行に問い合わせてもお金の状況がわからなかった時はXMに問い合わせをしてXM側が利用した銀行にMT103を発行してもらいましょう。書類があれば日本の銀行でお金の状況を調べてもらうこと可能になります。
優先順位が違う出金方法を選択している
XMは出金方法に優先順位が付いているので、自由に出金方法を選べるわけではありません。
出金時の優先順位
出金の限度額が残っている場合は以上の順番で出金申請をしなければなりません。複数の入金方法を利用している人は注意したほうが良いと言えるでしょう。
3つの入金方法すべてから入金して利益が出た場合は「③銀行(海外)送金」を選んで出金しましょう。①クレジットカードや②オンラインウォレットを選択した場合、利益分(入金額以上の額)がXMの口座に戻ってきてしまいます。
XMの利用規約に違反している
利用規約に違反すると出金拒否となり、お金を出金することは不可能になります。禁止事項に触れた場合は出金拒否を解除することはできませんので注意しましょう。
XMの代表的な禁止事項
- 複数の口座を使った両建て
- ゼロカット狙いの取引
- 裁定取引(アービトラージ)
- ボーナスポイント狙いの取引
これらの禁止事項はXMに損害を与える行為なので「出金拒否」「口座の永久凍結」などの罰則が考えられます。
普通に取引をしていれば滅多に禁止事項に引っかかることはありません。ただし知らない間に禁止事項に触れてしまうこともありますので、利用規約や出金ルールを確認してから取引するようにしましょう。
XMが出金拒否をする理由やメリットはない
XMが出金拒否をしない理由
出金拒否になる理由は「利用者側の不備」「禁止事項に触れた」など利用者側の問題で出金できないケースがほとんどです。
仮に不当な出金拒否をした場合、XMの悪評が広がってしまうだけなのでXMが出金拒否をする理由は無いと言えます。またXMは安全な方法で資金管理を行っていますので、お金に関しての信頼性は高いと言えるでしょう。
マネーロンダリングなど特別な理由がない限りXMでの出金拒否はない
XMの資金管理方法
XMの資金管理方法は信託保全です。
信託保全について
- 経営資金と顧客の資金を分け、第3者に顧客の資金を管理させること
顧客から預かった資金については経営資金とは別で管理されています。顧客資金は第3者が管理することになっているので、XMの経営に使われることはありません。
万が一XMに何かがあった時は第3者を通じて顧客へお金が返還される仕組みになっています。またXMの信託保全は投資家保証基金(ICF)が顧客の資産を2~5万ユーロまで補償してくれますので、XMの資金管理方法は安心できると言えるでしょう。
顧客の資金管理方法や資産の補償などを考えると、XMが不当な出金拒否をするとは考えにくくなります。海外FXは出金拒否の噂が多いですが、XMで取引する時にお金の心配をする必要はありません。