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FXスキャルピングで使えるインジケーター&手法25選

FXスキャルピングで使えるインジケーター&手法25選
このような方にオススメの記事

・FXスキャルピングと相性の良いインジケーターを知りたい
・多くのFXトレード手法の中から自分に合うものを探したい

本記事のテーマ

FXスキャルピングで使えるインジケーター&手法25選

<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届け>

今回はスキャルピングで使えるインジケーターと具体的なトレード手法をご紹介していきます。

インジケーターの組み合わせから相場の判断方法や注文手法など、スキャルピングに活かせる手法25個を厳選しました。それぞれの使い方やメリットなどを把握して、自分に合ったスキャルピング手法を見つけてください。

「FXスキャルピングでは稼げない」と思っている人でも、25個の手法の中に試したくなるインジケーターやスキャル手法が1つはあると思っています。

インジケーターとは

FXのチャート上やチャート下部に視覚的に表示される相場予測ツール。「方向感を予測するトレンド系」「相場の買われすぎ&売られすぎを予測するオシレーター系」の2つに分類される。

各テーマごとに詳細記事もあるので、気になる手法が見つかった方はそちらのリンクもご参照ください。

目次

トレンドフォロー × スキャルピング

トレンドフォロー × スキャルピング

順張りスキャルピング

順張りスキャルピング

トレンドフォローとは、トレンド方向に順張りでエントリーすることです。トレンドの方向にしたがってエントリーを行う順張りは、FXでもっとも勝ちやすい手法と言ってよいでしょう。

特に取引額が大きいスキャルピングでは、トレンドの中のごく一部分を抜くことができれば十分な利益になるため順張り狙いがスキャルの基本となります。

明確なトレンドのサインが出るから、初心者でも利益を上げやすい!

強いトレンドが発生していれば、1日で100pipsほど動くことも珍しくありません。その中で、トレードを複数回行い、合計で30pipsほどの利益を獲得することは決して難しくないはずです。

順張りスキャルピングのメリット

・トレンドの中のごく一部分を抜くだけで、十分な利益になる
・一時的な調整による値動きに影響されず、数分以内で勝ち逃げできる

一方で、デイトレードやスイングトレードの場合、順張りでエントリーを行っても、一時的な調整の波で損切りになる可能性があります。

その点、数分で「勝ち逃げ」できるスキャルピングは、一時的な調整に飲み込まれるリスクを減らすことができます。

パーフェクトオーダー

パーフェクトオーダー

パーフェクトオーダーとは、短期・中期・長期の移動平均線が同じ方向に揃い、上下の順番が整った状態のことです。

パーフェクトオーダーが発生したら、そのトレンドは確実に強い!

上昇トレンドの場合は、上から順に「短期→中期→長期」の移動平均線が並び、すべて右肩上がりの状態が確認できます。

一方で下降トレンドの場合は、上から順に「長期→中期→短期」の移動平均線が並び、すべて右肩下がりとなります。

パーフェクトオーダーの条件

・上昇トレンドは、「短期→中期→長期」の順に移動平均線が並び、すべて右肩上がりになる
・下降トレンドは、「長期→中期→短期」の順に移動平均線が並び、すべて右肩下がりになる

パーフェクトオーダーが出現するのはとても珍しいですが、出現すると長期間にわたってトレンドが継続する可能性が高くなります。

パーフェクトオーダーが出現していれば、無条件にトレンドフォローのスキャルピングを行えばOKです。

RSI&ボリンジャー

RSI&ボリンジャー

RSIは「買われすぎ・売られすぎ」を判断するオシレーター系のインジケーターです。そのため、RSI=逆張りというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。 

しかし、RSIはトレンド相場の順張りで使ったほうが大きな効果を発揮します。というのも、FX相場では、買われすぎ・売られすぎの状態が続くと、ストップロス注文を巻き込んで大きなトレンドが生まれることがあるからです。

スキャルでのRSIは逆張りではなく「順張り」が狙い目!

スキャルピングでは、損切りを巻き込んで発生する「ちょっとしたパニック」を狙ってエントリーすることになります。ただし、RSIだけで損切り注文が集まっているエリアを知ることは難しいでしょう。

そこで、ボリンジャーバンドを併用すれば、±2σや±3σ付近を目安に、損切り注文が集まっている可能性が高い価格帯を判断できます。 

RSIとボリンジャーバンドを併用することで、より精度の高いスキャルピングを実現しましょう。

押し目 × スキャルピング

押し目 × スキャルピング

スパンモデル

スパンモデル

スパンモデルは一目均衡表と似ていますが、ラインの位置が一目均衡表よりも左側にあります。

一目均衡表といえば、「未来の値動きを重視するインジケーターし」と知られていますが、スパンモデルは「より現在の値動きを重視するインジケーター」であるため、スキャルピング向きと言えます。

スパンモデルを使えば、トレンドの転換点や押し目・戻り目を明確にすることができます。

トレンドの最中でスキャルピングは勝率が高い!

スパンモデルのFX手法はいくつかありますが、おすすめはローソク足がサポートゾーンにタッチしたときの押し目買い、ローソク足がレジスタンスゾーンにタッチしたときの戻り目売りです。

基本的にはトレンドフォローとなりますが、押し目や戻り目を狙うことで、より大きな値幅を狙うことが可能です。視覚的にもわかりやすいため、FX初心者の方は積極的に取り入れることをお勧めします。

エリオット波動

エリオット波動

エリオット波動とは、相場における波のリズムを定義したものです。トレンド相場で見られるお決まりのパターンは「波」として表現され、今の相場がどの局面にあるのかを把握できます。

エリオット波動では、上昇5波と下降3波がひとつのサイクルとして定義されますが、このうちスキャルピングでは、上昇5波のうち、3波目を狙うことをおすすめします。

相場のサイクルを「波」で見ると、現在の相場状況がわかるのか!

3波目を狙ったトレードは、いわゆる押し目を狙うFX手法です。押し目は多くのFXトレーダーが買い注文を入れるポイントになるため、勝ちやすい手法と言えるでしょう。

上昇5波のうち、第1波と第5波はともに上昇の波ですが、第1波はダマシに遭いやすく、第5波はエントリー後すぐにトレンドが終了する確率が高くなります。

よって第3波を狙えば、他の波を狙うよりも勝率が高くなり、獲得pipsも大きくなります。

スーパーボリンジャー

スーパーボリンジャー

スーパーボリンジャーは、一般的に使用されるボリンジャーバンドに遅行スパンを加えたものです。遅行スパンによって、上昇トレンドの押し目や下降トレンドの戻り目が明確になります。

さらにボリンジャーバンドの2σとローソク足の位置関係から、トレンド拡大の合図をつかむこともできます。

チャート上に表示される線は多いけど、慣れるとわかりやすい!

ボリンジャーバンドは、逆張りに使うインジケーターというイメージを持っている方も多いようですが、バンドウォークによって、トレンド発生の判断を行うことも可能です。

また、遅行スパンと2σだけを見ていればトレードできるため、FX初心者の方でも簡単に手法を使うことができるでしょう。

ダブルトップ&ダブルボトム

ダブルトップ&ダブルボトム

ダブルトップやダブルボトムになると、それまでのトレンドが終了して、反対方向のトレンドが発生する可能性が高くなります。

ダブルトップではM字型のチャートが見られたあとに「下落トレンド」に転換し、ダブルボトムではW字型のチャートが見られたあとに「上昇トレンド」に転換します。

ダブルトップはM字型、ダブルボトムはW字型と覚えておこう!

エントリーのタイミングは2種類です。ひとつは直近の安値や高値に合わせて引いたネックラインを抜けたポイント、もう一つはネックラインを抜けたあとに、値戻しが発生したポイントになります。

ダブルトップ&ダブルボトムのエントリータイミング

①直近の高値(安値)に合わせて引いたネックラインを上抜けた(下抜けた)時
②ネックラインを上抜けた(下抜けた)あとに、値戻しでの下落(上昇)時

このタイミングでのスキャルピングは、いわゆる押し目や戻り目になるので、ダマシに遭いにくいというメリットがあります。また視覚的に目立つため、多くのFXトレーダーが意識するポイントです。

トレンドの転換 × スキャルピング

トレンドの転換 × スキャルピング

ピンバー

ピンバー

ローソク足には始値・終値・安値・高値など、大量の情報が詰まっています。そのローソク足の形状を使って、相場の判断を行う手法を「プライスアクション」と呼びます。

「値動きを分析してチャートに刻まれた投資家心理を読み解く」ことができるので、相場状況を判断する上で重要となる手法です。

ローソク足を使った基本となる分析手法だから、世界中のFXトレーダーの思惑が反映されやすい

そのプライスアクションの参考となるローソク足の形状は複数あるのですが、その中で最も重視されているのが「ピンバー」です。

「ピンバー」はローソク足の実体の3倍以上のヒゲが現れた状態を指し、トレンドの終了や反転のサインとして利用することができます。

ピンバーとなるひげの条件

ピンバーが発生したときに逆張りでエントリーすれば、トレンドの転換を上手にとらえられる可能性が高まります。ただし、ピンバー単体ではエントリーの根拠としては不十分と言われています。

ヒゲが大きく伸びたローソク足は「トレンド転換の市場心理」を表す!

そこで、テクニカル的な節目のサポートラインやレジスタンスライン付近でピンバーが出現したときのみ、スキャルピングをするといった工夫が必要になります。

サポートライン付近で陽線のピンバーが発生したら買いでスキャルピング、レジスタンスライン付近で陰線のピンバーが発生したら売りでのスキャルピングを狙います。

パラボリック

パラボリック

パラボリックはローソク足の上下に点線を表示することで、トレンドの方向を分かりやすくするインジケーターです。

点線がローソク足よりも下にあるときは上昇トレンド、点線がローソク足よりも上にあるときは下降トレンドと判断できます。

パラボリックの使い方

・点線が「ローソク足よりも下にあるとき」は、上昇トレンドと判断
・点線が「ローソク足よりも上にあるとき」は、下降トレンドと判断

上昇トレンドと下降トレンドの転換時には、点線とローソク足の位置関係が入れ替わります。入れ替わったときにエントリーすれば、トレンドの転換に合わせたスキャルピングが実現できます。

パラボリックの特徴は視覚的にシンプルで分かりやすいということです。あまり馴染みがない方が多いかもしれませんが、FX初心者の方でもトレードしやすい手法と言えるでしょう。

FX初心者の方には、複数のチャート画面に「パラボリック」を加えてみることをおすすめ!

ダイバージェンス

ダイバージェンス

ダイバージェンスとは、日本語では逆行現象とも呼ばれるように、オシレーター系のインジケーターとローソク足が反対方向に動くことを意味します。

ダイバージェンスの発生は「トレンドの弱まり」を意味し、トレンド転換のサインとなります。

移動平均線のゴールデンクロスなど、他のインジケーターでもトレンド転換をとらえることができますが、ダイバージェンスの特徴は「いち早くトレンド転換を予告してくれる」ということです。

トレンド強弱を察知できれば、利確・損切りの目安にも使えるね!

ただし、あくまでも予告なので、エントリーの判断はトレンド系のインジケーターと組み合わせて行うことをおすすめします。特におすすめなのは、RSIと組み合わせた手法です。

ストップ狩り時のスキャルピング

ストップ狩りでの稼ぎ方

為替相場の変動は「ヘッジファンドの仕掛け」が大きく影響します。ヘッジファンドの動きを無視して相場の予測を行うことは不可能と言ってもよいでしょう。

ヘッジファンドの動きの中で、個人トレーダーが特に気を付けなければならないのが、ストップ狩りです。個人トレーダーが設定しているストップロス注文を狩るように、ヘッジファンドが大量の注文を浴びせてレートを動かしてきます。

予期せぬストップ狩りで大損するリスクはFXにつきもの……

例えば、売り方向でのストップロス注文を狙う場合は、ヘッジファンドは大量の売り注文を行い、レートを下落させます。ストップロス注文が溜まっている価格帯(節目など)に差し掛かると、多くのトレーダーの損切りを巻き込み、さらに下落幅は大きくなり、ヘッジファンドは大量の利益を稼ぐというわけです。

米ドル/円の100.00や105.50など、「.00」「.50」の節目はストップロス注文が溜まりやすい傾向があります。また、直近高値・直近安値も意識される価格帯です。

一方で、ストップ狩りを利用して稼ぐ方法もあります。それは、ストップ狩りが行われた後の巻き返しを狙って、逆張りでエントリーを行うというものです。ストップ狩りが行われた後は、適正レベルのレートから短期的に大きく外れることになるため、必ず大きな反発(戻り)があります。

そのタイミングを狙えば、FXスキャルピングで大きな利益を上げられる「儲け時」というわけです。

ポジションを狩られる側ではなく、ヘッジファンドに便乗して稼ぐ側になろう!

詳しいトレード手法を知りたい方は下記の記事をご参照ください。

レンジ相場の逆張り × スキャルピング

レンジ相場の逆張り × スキャルピング

エンベロープ

エンベロープ

エンベロープとは、「為替レートがどれだけ移動平均線から離れた位置にあるのか」を表すインジケーターです。

移動平均線から離れた為替レートは、やがて移動平均線に戻っていくという性質があるため、エンベロープにタッチしたときが逆張りのスキャルピングポイントになります。

エンベロープの中心付近に、移動平均線がある形が理想!

ただし、強いトレンドが発生しているときは、価格が戻らないことがあります。精度を上げるためには、水平線を引いてレンジ幅を明確にし、レンジ相場でのみスキャルピングをお勧めします。

特にエンベロープと水平線に同時にタッチしたときは、高確率で利益を上げられるポイントです。

サイコロジカルライン

サイコロジカルライン

サイコロジカルラインとは、投資家の心理をチャートに表したインジケーターです。投資家の心理とは、「3日連続で下落したからそろそろ上昇するだろう」といったものです。

サイコロジカルラインは、相場の買われすぎ・売られすぎを判断することができるので、逆張りのエントリーポイントを見つけるときに役立つインジケーターです。

「買われすぎ・売られすぎ」の投資家心理が見えやすいインジケーター

一般的にはサイコロジカルラインの25%以下は売られすぎ、75%以上は買われすぎと判断され、逆張りの目安となります。

ただし、トレンドが発生しているときは、サイコロジカルラインを目安に逆張りしても、うまくいかないことがあるので注意しましょう。売買サインについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ストキャスティクス

ストキャスティクス

ストキャスティクスは、売られすぎ・買われすぎを表すオシレーター系のインジケーターです。一般的には、ストキャスティクスの20%以下は売られすぎ、80%以上は買われすぎと判断します。

売られすぎ・買われすぎの状態で、%Kが%Dを突き抜けたところがエントリーポイントになります。一方で、エントリーポイントがわかりやすいですが、ダマシが多いインジケーターとしても知られています。

ダマシの対策は、FXにおいて必須のスキルだね。。

ダマシの対策として「スロー%K」を使用して、感度を下げながらポイントを絞る工夫が必要です。

また、RSIなどのオシレーター系のインジケーターと併用して、「2つのインジケーターで同時にエントリーサインが出たときのみ」スキャルピングをすることで、精度を上げることになります。

スキャルをするなら「得意とするオシレーター系インジケータ」をもっておくべき!

サポート&レジスタンスライン

サポート&レジスタンス

サポートラインとレジスタンスラインでは、「ラインをブレイクさせたい人」と「ラインを死守したい人」の攻防が行われています。

攻防の結果、ラインをブレイクしたらブレイクした方向へ、ラインを死守したら反発した方向へ為替レートが動く可能性が高まります。

サポレジを使ったトレード手法で稼ぐためには、下値支持線であるサポートラインと、上値抵抗線であるレジスタンスラインを正確に見極める必要があります。

ラインをどこに引くかで「相場の見え方」が変わるから注意!

ラインの引き方は、高値と安値で同じ価格帯に2回以上タッチしてから、反発したところを見つけて、それぞれを結んで水平線を引くというものです。

すると、サポートラインとレジスタンスラインによって、レンジ幅が明確になります。2本のライン付近で行われる攻防を見て、結果が出てからスキャルピングしましょう。

ブレイク × スキャルピング

ブレイク × スキャルピング

レンジブレイク

レンジブレイク

どんな通貨ペアであっても、FXのチャートでは「一定の値幅で上下していること」があり、これをレンジ相場やボックス相場といいます。

レンジ相場は、同じ価格帯で上下動を繰り返すため方向感はありません。一方でレンジをブレイクすると、ブレイクした方向に大きくレートが動くことが多くなります。

「レンジ相場のブレイク後」は力強いトレンドが生まれやすい!

つまり、レンジブレイクを狙ったスキャルピングでは、広い値幅を取りやすくなります。また、レンジブレイク時にはストップロスを巻き込んでレートが動くため、大きなトレンドが発生しやすい特徴もあります。

ただし、ダマシも多いので、レンジの上限と下限がどこにあるのかを、値動きをチェックしながら見極める技術も必要です。チャートパターンを把握して「稼げる技術」を身に付けましょう。

ヘッド&ショルダー

ヘッド&ショルダー

ヘッド&ショルダーを狙ったスキャルピングで、相場の反転を利用して稼ぐ手法です。

ヘッド&ショルダーは3つの山で形成され、中央に一番高い山であるヘッド(頭)、左右に少し低い山であるショルダー(肩)が現れます。ちょうど人間の頭と肩のように見えることから、このような名前が付けられているそうです。

ヘッド&ショルダーは高値で形成される場合はヘッド&ショルダートップ、安値で形成される場合はヘッド&ショルダーボトムと呼ばれます。

ヘッド&ショルダーの特徴

・高値圏で形成される場合は、ヘッド&ショルダートップと呼ばれる
・安値圏で形成される場合は、ヘッド&ショルダーボトムと呼ばれる

ヘッド&ショルダートップでは安値同士を、ヘッド&ショルダーボトムでは高値同士を結ぶことで、ネックラインとして機能します。

ネックラインの突破後はスキャルピングの絶好のチャンス!

ヘッド&ショルダーを形成後に、ネックラインを抜けた地点がスキャルピングの機会です。稼ぎやすい手法ではあるものの注意点も多いので詳細は下記をご覧ください。

フラッグ&ペナント&ウェッジ

フラッグ&ペナント

フラッグやペナント・ウェッジをブレイクしたときは、ブレイクした方向に大きく値動きする可能性が高いため、スキャルピングでは絶好のチャンスとなります。

フラッグはトレンド継続中に、一時的に売り・買いの勢力が拮抗して、チャートがフラッグ状になった状態を意味します。一方でペナントは、トレンド継続中にチャートが一時的にペナント旗状になることを意味します。

「フラッグ」と「ペナント」のチャートパターンを見つけられる技術が重要!

フラッグやペナントのブレイクを狙う手法の一番のメリットは正確性が高いことです。どちらも元のトレンド方向にブレイクするため、大きな流れでは順張りと言えるでしょう。

もう一つのウェッジというチャートパターンはトレンドの転換と継続を見極める形状です。

これらのパターンはトレンドの反転を狙う手法の中でも、とくに好成績を期待できるため、チャート上で確認できた時はスキャルピングの稼ぎ時になります。

特定の時間 × スキャルピング

特定の時間 × スキャルピング

仲値トレード

仲値トレード

仲値とは、企業が実需的な取引を行うときに基準とする為替レートのことです。仲値の公示は平日の10時前後(日本時間のam9:55)に行われ、発表されたレートで各企業が実需取引を行います。

仲値を見て実需取引を行うのは、日本の輸入企業です。輸入企業はモノを仕入れるために米ドルを手に入れる必要があるため、仲値発表時には米ドル/円のレートが上昇する可能性が高くなります。

米ドル買いの流れで、米ドル/円のレートが上昇しやすいのか!

特に輸入企業の決済日に設定されている「ゴトー日」には、実需取引がFX相場に大きく影響する傾向があります。ゴトー日とは、5の倍数(5・10・15・20・25・30)の日付のことです。

ゴトー日が祝日や休日の場合は、振替日として前倒される傾向にあります。そのため、5日が土曜日の場合は、4日の金曜日が実質のゴトー日になる点に注意しましょう。

ゴトー日には仲値発表まで上昇トレンドが続く場面が多いため、トレンドに従ってスキャルピングを行えば稼げる可能性も高まります。

ただし、月末要因などもあるため、より詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

窓埋めトレード

窓開け&窓埋めトレード

月曜日の朝の窓を狙うトレードでは、窓を埋める(閉める)ときを狙ってエントリーを仕掛けます。

FXトレーダーの中で、「窓が開いたらいずれは埋める」という共通認識があるため、窓が十分に開いた段階で「窓を埋める方向にエントリー」を行います。

窓が上方向に開いた場合は、売りでスキャルピングをします。そして、窓が埋まっていくにつれて含み益も増えていくというわけです。

窓埋めの確率は高く「3日以内に9割が埋まる」と言われてる!

ただし、3日以内に9割ということは、窓埋めのエントリーを行った後に、窓がさらに大きく開く場合もあるということを意味します。

そのため、実際の窓埋めトレードで9割の勝率を達成しようと思えば、一時的な含み損に耐えなければなりません。窓が埋まらなければ、大きな損失を出してしまうこともあるでしょう。

窓埋めに時間が掛かった場合はスキャルでは致命傷。。

リスク管理を行うためには、ある程度の損失が出たら迅速に損切りすることが大切です。

理論系テクニカル分析 × スキャルピング

理論系テクニカル分析 × スキャルピング

サイクル理論

ライトトランスレーションを使った仲値トレード

サイクル理論とは、上下動を繰り返すFX相場に「法則性」を見出したものです。FXチャートの中で安値→高値→安値を結ぶことにより、相場が上昇傾向なのか・下降傾向なのかを見極めます。

上昇傾向であれば、右側に山ができる「ライトトランスレーション」となり、下降傾向であれば、左側に山ができる「レフトトランスレーション」であると判断できます。

理論をインプットしておくと、相場のパターンを掴みやすくなる!

サイクル理論によると、FX相場には7種類の周期が存在するとされ、短いもので1日(1dayサイクル)、長いもので40か月~100か月(長期サイクル)があります。

スキャルピングでは、5分足を使って1dayサイクルを見つけることから始めます。

ライトトランスレーションの場合、2つ目の安値で買いエントリーします。2つ目の安値がなかなか現れずに、レフトトランスレーションになる場合はすぐに売りエントリーを行いましょう。

グランビルの法則

グランビルの法則

グランビルの法則とは、移動平均線とローソク足の関係から、8つのチャートパターンを定義したテクニカル手法です。

グランビルの法則8つの基本パターン

買いサインの場合は新規の買い、押し目買い、買い増し、短期の買い、売りサインの場合は新規の売り、戻り売り、売り乗せ、短期の売りがあります。

グランビルの法則の買いサイン・売りサイン

・買いサインは、「新規買い」「押し目買い」「買い増し」「短期買い」に分かれる
・売りサインは、「新規売り」「戻り目売り」「売り増し」「短期売り」に分かれる

8つのチャートパターンは、すべてスキャルピングのエントリーサインとなります。スキャルピングでは、移動平均線の期間設定は5本もしくは25本、ローソク足は1分~15分足が適しているでしょう。

ただし、精度を上げるためにはダイバージェンスやダウ理論など、他のインジケーターも組み合わせる必要があります。

スキャルピングにおすすめの注文手法

スキャルピングにおすすめの注文手法

トレール注文

FXトレードで難しいのは、利益確定のタイミングです。利確が早くなり、獲得できていたはずの利益を逃してしまった経験がある方も多いでしょう。

トータルで勝つためには、一度の利益を大きく伸ばしていく必要があり、特に強いトレンドが発生しているときは絶好のチャンスとなります。

少しのタイミングの違いによって、トレード成績が大きく変化する!

強いトレンドが発生しているときに、利益確定で使いたいのがトレール注文です。トレール注文とは、現状の利益を確保しつつ、逆指値を自動的に移動させられる注文のことを言います。

利益が伸びる方向にレートが動いたときのみ、注文レートを追随するように動いていきます。一方で、レート幅と同じだけ値戻しがあったら、決済される仕組みです。

スキャルピングでは、現在のレートと決済のレート幅を5pipsに設定することがおすすめです。

なお、FX会社によっては初期設定でトレール注文がない場合があるので、MT4の設定方法やトレール注文の使い方を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

アラート機能&注文

スキャルピングはチャートを見続けながらエントリーポイントを探す手法のため、FXトレードの中でも身体に負担が大きいほうだと言われています。

そこで、身体への負担を減らすために何らかの工夫が必要になります。その一つがアラート機能を使用するというものです。

自身の取引環境を整えることは重要だよ!

アラート機能を使えば、相場がエントリーの基準を満たしたときのみ、アラートでそのことを知らせてくれます。常に相場を見続ける必要がなくなるためスキャルピングの負担をグッと減らせます。

アラート機能はMT4に標準搭載されているため、これを活用すればOKです。他のことをしながらFXを行うこともできるので時間の有効活用にもなります。スキャルパーには必須のアイテムと言えるでしょう。

一括決済

FXでまとまった利益を得ようとすると、どうしても保有ポジションが増えていきます。

特にナンピンを行うなど、少しずつポジションを増やしていくと、10以上のポジションを保有する場合も少なくありません。

ポジション管理は主要なスキャルピング技術の1つ!

ポジションが多くなったとしても、利確や損切りを一度に行う必要がある場合も出てくるでしょう。売買期間の短いスキャルピングでは、わずかな決済の遅れが損益を大きく左右します。

しかし、MT4には「ワンクリックで一度にすべての注文を決済するシステム」がありません。

そこで、一括決済アプリの「OneClickClose」をMT4に搭載すれば、ワンクリックですべての注文を決済できるようになります。MT4でスキャルピングを行う際に、ぜひ有効活用してください。

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