・米国株スキャルピングのコツを知りたい方
・米国株トレードする前の必要知識を網羅したい方
本記事のテーマ
FXで培ったスキルを活かせば米国株トレードも短時間で稼げる
<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届けします>
海外FX業者では、ドル円やユーロドルなどのFXと同様に、GoogleやAppleなどの米国の個別株(株価)もトレード可能です。長期保有がメインとされていますが、個別株は、短期的な値動きの特徴をしっかりと掴めば、スキャルピングでも十分に稼げます。
今回の記事では、米国個別株でスキャルピングする魅力やポイント、おすすめのRCIと平均足の順張りトレード手法を解説します。
米国株スキャルピングする魅力
通常、株式は「買い注文」に限られるため、価格の上昇のみで利益を狙いますが、個別株なら「買い」と「売り」の両方で注文ができるので、価格の上昇・下落の両方で利益を狙えます。
証券会社を通じた通常の株式投資と比べても、単純にトレードチャンスが2倍になり、短期的な変動を狙うスキャルピングでは特に大きな効果を発揮します。
FXも株取引もやることは同じ!
米国株と株価指数の違い
「米国株」は株式CFDと呼ばれる単一企業の個別株を指し、「株価指数」は複数の企業の株価を一定の計算方法で統合した総合指数を指します。
個別株と株価指数
株価指数:ナスダック(US100)・NYダウ(US30)・S&P500(US500)
海外FX業者で米国株と株式指数を取引する場合では、銘柄数や最大レバレッジ、取引プラットフォームなどが異なる点に注意しましょう。
米国株と株価指数の相関関係
米国を代表する企業の株価は、世界的に有名な株価指数であるナスダックやNYダウを構成する指標となるため、値動きは正の相関関係になります。
例えば、ハイテク企業やIT関連の企業がメインで構成されるナスダックには、GoogleやApple、Meta Platformsが含まれています。
<「Google」と「ナスダック」の相関関係>
米国株スキャルピングで利益を狙う際は、個別株の集合体となる株価指数の値動きも先に確認し、大枠のトレンドを把握しておきましょう。
IT企業の株を取引するなら、ナスダックは必ずチェック!
株価指数の値動きを確認しておくことで、構成に組み込まれている米国株をスキャルピングで狙う方向が定まりやすくなります。
米国株スキャルピングおすすめ銘柄
FXではドル円やユーロ円などのメジャー通貨がおすすめなように、米国の個別株でスキャルピングでは、世界的にも有名なメジャー銘柄から選ぶのがおすすめです。
大企業の株価は比較的値動きが安定していて、決算発表やサプライズニュースを除けば大きく変動しづらい特徴があります。
米国株でスキャルピングを始めるなら、取引量も多くスプレッドが狭い以下の銘柄でトレードに挑戦しましょう。
初めての米国株トレードなら、Google・Apple・Microsoftがおすすめ!
Google(グーグル)は、60ヶ国以上にオフィスを有する時価総額0.9兆USドルのIT大手企業です。
インターネット事業を中心に成長を続けてきた会社ですが、近年はスマートフォンやイヤホン、スマートウォッチなど独自の製品を手掛けるようになり、Youtubeでの広告収益も成長の一助となっています。
<Google リアルタイムチャート:5分足>
Googleの株には配当がないのため、配当権利日付近で株価が大きく下落するリスクが低く、スキャルピングでは大きなメリットになります。
Apple
Apple(アップル)は、世界第2位となる2.6兆USドルの時価総額を誇る多国籍テクノロジー企業です。
電気機器を中心とした売上で世界最大のテクノロジー企業に成長し、2023年にはスマートフォン市場で売上シェアが世界一を達成しました。
<Apple リアルタイムチャート:5分足>
Appleは世界で2番目に大きな米国株式市場NASDAQに上場しており、2009年以降は急成長を続け、リーマンショック後は7ドルだった株価が2023年12月には約200ドルまで成長しています。
右肩上がりの株価を描くAppleは、上昇目線で狙うスキャルピングにぴったりの米国株です。
新製品発表時は特にボラが大きくなるよ!
Microsoft
Microsoft(マイクロソフト)は、世界一の時価総額2.97兆USドルを誇る巨大IT企業です。
全世界で70%以上のシェア率を誇るWindowsの開発企業で、ソフトウェア業界で不動の地位を築いてきました。
<Microsoft リアルタイムチャート:5分足>
ソフトウェアの開発から始まったMicrosoftですが、現在は主流となった光学式マウスの発明やゲーム機の販売、スマートフォンの開発など事業は多岐にわたります。
2013年から現在まで10年以上も上場株価が鰻登りになっており、決算月である7月は値動きが活発になるのでスキャルピングで利益を狙うチャンスです。
米国株スキャルピングするコツ&注意点
米国株は、平日22:40~翌04:55の間(冬時間は+1時間)に取引できますが、スキャルピングで利益を出すにはトレードのタイミングが重要です。
日本時間深夜の取引がメインとなりますが、トレードのタイミングを見誤ると値動きが停滞してしまい、身動きが取れない状態になりかねません。着実に利益を重ねるためのコツと注意点をしっかり抑えておきましょう。
取引におすすめの時間帯
米国株の取引は、NY市場オープン後から中盤までの「日本時間の22:00〜翌1:00(冬時間では23:00〜翌2:00)」の時間帯がおすすめです。
スキャルにおすすめの時間帯
冬時間:23:00〜翌2:00(日本時間)
個別株は、基本的に各国の市場がオープンした時間帯に相場が動きやすいので、米国株のスキャルピングならNY市場がオープンする上記の時間帯を狙いましょう。
また、重要な経済指標の発表によって、トレンドの転換が明確になることも多いため、短時間で利益を狙いやすくなります。
FX初心者は、NY市場が開場してしばらく経って相場が落ち着いてから取引を始めるのもおすすめ!
取引を避けた方が良いタイミング
「日本時間の2:00~5:00(冬時間では3:00~6:00)」の時間帯は、米国株の値動きが停滞しやすいため、スキャルピングにはあまり向いていません。
おすすめではない時間帯
冬時間:3:00〜6:00(日本時間)
NY市場のオープン後、既に短期取引で利益を得たトレーダーは市場から撤退し、新規注文も少なくなって値動きが落ち着いている状況です。
値動きが限定される中でスキャルピングの利益を見込むのは難しいので、NY市場オープン後の波に乗れなければトレードを諦めて次回のチャンスに備えましょう。
主要米国株に影響を与えるファンダメンタル要因
米国では決まった日時に株価へ影響を与える経済指標の発表があり、中でも毎月15日前後に発表される消費者物価指数(CPI)と、毎月第1金曜日に発表される雇用統計は株価に大きな影響を与えます。
重要なファンダメンタル要因の発表直前に注文をすると、株価が急騰・急落する可能性が大きく、ギャンブル要素の強いトレードになりかねません。
突発的な政策発表や企業のサプライズニュースは避けられませんが、経済指標の発表日時は事前に決まっているので必ず確認しておきましょう。
特に第1金曜日の米雇用統計には要注目!
経済指標の発表後は株価の動きを細かく確認し、トレンドの転換やテクニカルサインが見られればエントリーのチャンスになります。
米国株スキャルピングおすすめ手法
米国株はマーケットの参加者が膨大なだけに、短時間に値動きの波が大きくなることも多く、実力のあるトレーダーならスキャルピングで1日に複数回の利益を狙えます。
ボラティリティの大きい米国株は、優位性の高い局面を絞り込んでトレンドの初動を捉えると利益を得やすいので、具体的な手法を解説していきます。
株取引でもスキャルの基本は順張り!
RCIと平均足の順張りトレード手法
米国株スキャルピングでは、相場の過熱具合を判断するRCIと、トレンドの発生と終了を判別できる平均足を組み合わせるのがおすすめです。
RCIは-100%から+100%の範囲を変動するテクニカル指標で、0%より上に位置していれば上昇トレンド、下に位置していれば下降トレンドと判断できます。スキャルピングでは、期間を9に設定するのがおすすめです。
平均足はローソク足の改良版で、同じ色のローソク足が連続した後の切り替わりを狙うのがポイントです。
下のチャートはGoogle株の5分足です。平均足が陰線から陽線に切り替わった後、RCIが-50%を上に抜けたのを確認して買いでエントリーします。
利益確定は平均足が陰線に切り替わった際で、損切りは陰線が1度でも出現すれば手動で行います。
XMの米国株スキャルピングのよくある質問
XMの株式CFD商品は配当金は貰える?
XMの株式CFD商品(個別株)では、株価の変動状況に応じて配当金の調整が行われます。
基本的には、買い注文で配当金が支払われ、売り注文でXMから配当金を請求される仕組みです。
配当金調整の予定は、XMの公式ホームページにある株式CFDの商品ページ下部「企業イベント」欄で告知されます。
米国株の配当金を受け取るには、米国源泉税に対する受益者の非居住証明書である「W-8BENフォーム」の提出が必須なので注意しましょう。
FXと個別株の違いは?
FXと個別株は、最大レバレッジと必要証拠金率が異なります。
XMのFX取引では、最大レバレッジを1,000倍まで設定できて、レバレッジの高さに応じた必要証拠金が必要です。
一方、個別株では銘柄ごとに最大レバレッジが6.66~20倍に設定されており、必要証拠金率は5%・10%・15%のいずれかに設定されています。
大手企業のGAFAM(Google・Apple・Meta Platforms・Amazon・Microsoft)の必要証拠金率は、変動幅が比較的大きいMeta Platformsのみ10%で、他の銘柄は5%です。
米国株スキャルピング まとめ
今回の記事では、海外FX業者の米国株スキャルピングの方法について紹介しました。
世界的にも有名な米国企業の株価は、注目度に比例してボラティリティも高いため、スキャルピングで短期的に稼げます。
お気に入りの商品やサービスなら自然に情報収集できるから、その個別株をポートフォリオに加えるのもおすすめ!
個別株はファンダメンタルズの影響を受けやすく、急騰や急落しやすい傾向があるため、トレードする際は必ず「個別株用の追加口座」で始めるのがおすすめです。