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テクニカル分析のプロと初心者の違い

テクニカル分析のプロと初心者の違い
このような方にオススメの記事

・プロの投資家がテクニカル分析をどう使うかを知りたい
・テクニカル分析の技術を上げて「初心者」から抜け出したい
・自分に最適なテクニカル分析ツールを手に入れたい

本記事のテーマ

テクニカル分析のプロと初心者の違い

<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届けします>

子育てが少し落ち着いた2.3年前から、少し人見知りの私もFXトレーダーの集まりに参加するようになりました。

正直なところ、「稼いだ人間ほど(お金持ちほど)エライ!」といった空気は苦手ですが、いろいろな人の話を聞けてとても楽しく有意義な場ではあります。(なお、先日も30名ほどの規模でトレーダー忘年会があったところです)

で、そのような場で情報交換を続けていくと数千万円〜億単位の利益を上げるトレーダーに共通する「ある視点」がいくつか見えてくるので、今回はそれをご紹介したいと思います。

目次

プロのテクニカル分析3つの特徴

稼ぐトレーダーに共通する「テクニカル分析の考え方」

為替には長期的な観点で見るとフェアバリュー(適正価格)らしきものは存在するものの、短期的には相場心理によって動いています。

なので、短期的な値動きを狙って売買を行うスキャルピングFXの場合、テクニカル分析による判断が、とりわけ重要になってきます。

そのテクニカル分析における初心者とプロの一番の違いは「節目の意識」です。

①プロが分析するのは「敗者の動き」

スキャルピングにおいてエントリーポイントが最も大切であることは他の記事でも記載しているので割愛しますが、そのエントリーポイントとなる転換点のほかに、ブレイクのキッカケとなる節目がチャート上には存在します。

その節目については、「ヘッジファンドの養分となる個人投資家が節目を作る」という考えをプロの投資家は多く持っているように感じます。

つまり、大口投資家に狙われ、敗者となる個人の動きをチャートや売買比率から感じ取っているのです。

「チャートは群集心理を表す」という考えがありますが、初心者はチャートを表から見て、プロ投資家は裏から群集心理を見ているような印象です。

結果としてその視点が、ヘッジファンドや大口のアルゴリズムの動きを予測し、それに便乗することで大きな値幅を取り、素早い損切りも実現できていると思われます。

②結果的にシンプルな分析スタイルを確立

初心者の場合、とにかくさまざまなテクニカル分析ツールを用いがちです。

会話の中にも、ローソク足や移動平均線だけでなく、MACDやRSI、ボリンジャーバンド、一目均衡表、ストキャスティクスなど、、分析ツールの名称ばかりがよく挙がります。
ただ、このように数多くのテクニカル分析ツールを同時並行で見ても、ツールによってシグナルの出るタイミングは異なりますし、何よりもその使い方の奥深くまで理解するのに時間がかかり、やがて嫌気がさしてしまいます。

とはいえ、実はこれが、テクニカル分析のプロになるために必要な通過儀礼でもあると思っています。
さまざまなテクニカル分析ツールを使い、数多くのトレードを経験していくなかで、徐々に自分に合ったテクニカル分析ツールが見えてくるものです。

実際、FXで億単位の資産を築いたトレーダーに話を聞くと、使っているツールは非常に限られており、使用する時間足も限られています。

さまざまなテクニカル分析ツールを用いて試行錯誤を繰り返していくうちに、トレードの手法も、その際に用いるテクニカル分析ツールも熟練されて、よりシンプルな方向に進んでいくのでしょう。

③テクニカル分析の客観度が高い

最後の1つは私の感覚的な話になるかもしれませんが、儲けるトレーダーほど冷静で、自身の判断やテクニカル分析ツールに対しても客観的に向き合っている人が目立ちます。

テクニカル分析というより心理学に近い分野の話ですが、このスタンスは非常に重要になります。

私もスキャルでの利益が安定しない時と現在とでは「相場への思い込み度」が大きく異なります。

仮に、110円台が半年以上続く相場があった場合、やはり人間心理として「100円台は円高」と判断してしまいます。ただし、その前年に90円台を見ていた人は「まだまだ円安」という認識を持ちます。特に110円台のボックス相場などでロングでの利益を積み上げた人は、なおさら「100円台は円高」という固定観念が強く根付きます。

このように、自分が実際に目で見た価格に囚われて、判断を誤ることを「アンカリング効果」と呼びますが、これがトレードに与える影響度は思いほか大きいものです。

自身の経験値や感覚値にとらわれずに、テクニカル分析ツールが示す情報を客観的に受け取り、機械的に利食いと損切りを繰り返す姿勢が大きな資産を積み上げるのだと、彼らの共通性を見るとさらに痛感します。

最初はみんなが「テクニカル分析の初心者」

いろいろと書きましたが、億を稼ぐプロトレーダーも最初は初心者だったわけで、みんながそれぞれの勉強法で利益を稼げる技術を身に着けています。

これからも相場は平等に動くことを考えると、どのような手順でテクニカル分析を学ぶことが自分に向いているか、という話になります。

デモ口座よりリアル口座で取引をすべき

私個人の話で言うと、10年ほど前はFX会社が開催するテクニカル分析セミナーに無料で通わせてもらい、その時に学んだ分析ツールによる判断で少額投資を試す、ということを試してきました。

今はネット上に情報も溢れ、オンラインセミナーなども充実しているようなので勉強の幅も広がると思います。デモ口座での取引環境もリアル口座とほぼ同じではありますが、私はリアル口座でのトレード体験を推奨します。

テクニカル分析はそれぞれの分析法と深く向き合って初めて見えるものがあるため、現金のリスクを取ってリアル口座で学ぶことでの習得スピードの差は歴然です。

分析ツールの選択に正解はなく、それぞれの人との相性だと思うので、出来るだけ多くの経験を行い、最適な分析ツールとの良い出会いをしましょう。

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