・トレーディングビューのメリット&デメリットを知りたい方
・使用している取引ツールに満足できない方
本記事のテーマ
トレーディングビュー(Tradingview)の活用法と使い方
<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届け>
取引ツールによって利益が変わるとも言えるぐらい取引ツールはFXを行う上で大切なものですが、数ある取引ツールの中でも高機能チャートと言われているTradingview(トレーディングビュー)をご存じでしょうか?
トレーディングビューは多くの投資家が注目する取引ツールで、チャート上でいろいろな機能を使えることはもちろんのこと「取引できる銘柄数が多い」「他のトレーダーの分析方法が分かる」など他の取引ツールにはないメリットがたくさんあります。
そこで今回はトレーディングビューの活用法や使い方について詳しく説明していきます。「もっと良い取引ツールあると良いんだけど」と感じてる人はぜひ参考にしてください。
トレーディングビューとは?
他人と分析結果を共有するFXコミュニティ
Tradingview(トレーディングビュー)は、ブラウザ上で使用できる高機能チャートで、FX以外にも株式指数や仮想通貨、先物や債券などのチャートを一括して閲覧することができるサイトです。
さらに、他の人と分析結果を共有し、マーケットとの向き合い方を語り合うことができるコミュニティー機能が充実しています。
トレーディングビューの特徴
- 自分の分析情報を公開できる
- 他の参加者と連絡が取れる
- 経済ニュースや指標発表を確認できる
「チャート付きの掲示板」って感じなんだね!
基本的には自分がエントリーするタイミングを計るために使用するものですが、トレーディングビューを使用している者同士であれば、チャットでコミュニケーションを取ることが可能です。そのため、他者の意見を参考にしながら取引を行えることが他の取引ツールとの大きな違いと言えるでしょう。
他者が公開している分析方法も閲覧できるので、負けが続いてるときや違う銘柄へチャレンジするときなどには参考にすることを可能です。また経済ニュースや指標発表の内容が流れてくるため、リアルタイムで情報を確認しながら取引できます。
トレーディングビューの料金プラン
トレーディングビューには計4つの有料プランと無料プランが用意されてます。
お試し中に有料版を購入すると、40~60%オフになる!
無料版と有料版では広告表示の有無や保存可能なチャート数、使える機能などが違いますが、無料版でもある程度は対応できるので、有料版でなくても問題ありません。
ただどの有料版にも「30日間の無料お試し期間」があるので、最初の30日間であればどのプランでも無料で使うことができます。
トレーディングビューに投資家が注目する理由
世界中の相場にアクセスできる
トレーディングビューは世界中の相場にアクセス可能なので、数多くの銘柄を1つのプラットフォームで確認することができます。
トレーディングビューは最大の強みは取引可能な銘柄が桁違いなこと!
銘柄はFX以外に個別株や株式指数、先物や仮想通貨、債券や貴金属に原油などの相場へアクセスできます。
またトレーディングビューに対応しているブローカーの口座を開設していればトレーディングビューのチャート上でエントリーすることも可能なので、取引を完結させることもできます。口座を開設していなくてもチャート表示や分析はできるので、新たな銘柄で取引するときにも役立つでしょう。
他のトレーダーの分析方法が分かる
トレーディングビューにはFXアイデアという項目があり、他のFXトレーダーのチャートの引き方などを把握することができます。
他者の分析を知るメリット
・自分の分析結果を客観的に見直すことができる
他者のチャート分析をリアルタイムにチェックすることでエントリーの正確性を上げることができる
FXアイデアで他のトレーダーのチャートを見てみると、同じ通貨ペアでも買いと売りで分かれていることが確認できます。そのため自分がエントリーするときにどのような根拠でエントリーするつもりだったのかもう1度見つめ直すことが可能となります。
たしかに自分と逆の人がいたら「なぜ?」ってなるかも…
また有名トレーダーの分析方法を知ることもできるため、どのような分析で多くの利益を出してるのかといったことも簡単に分かります。経済ニュースや経済指標発表時もリアルタイムで表示されるので、分析方法を変更するタイミングを参考にすることもできます。。
FXアイデアに自分の予測を投稿することも可能です。自信がなければ投稿することは難しいですが、投稿できたときは自分なりの根拠があるという証拠にもなるので、「投稿=精度を上げる練習」という使い方もアリと言えるでしょう。
SNSのようなコメント書き込み機能もある
トレーディングビューにはチャット機能が付いてるため、リアルタイムで自分の意見を伝えることや他者の発言を確認することができます。
こちらは通貨の強弱についてのコメントです。リアルタイムでコメントを書き込めるので、意外な情報を得ることも可能です。また返信してコミュニケーションを取ることもできるため、ときに助かることもあると言えるでしょう。
取引時は最終的にエントリーポイントや指値や逆指値などの決定を1人で行わなければなりません。そのため心情的には他のトレーダーがどのような考えを持っているのを知りたくなりますが、トレーディングビューは他の人の意見を知れるため通常よりも安心して取引を行うことができます。
トレーディングビューが高機能な理由について
どのデバイスからでもアクセス可能
トレーディングビューはブラウザにアクセスすれば使えるので、サイトを閲覧する感覚で様々な金融商品のチャートを確認できます。また移動平均線やボリンジャーバンドなどの設定もトレーディングビュー内に保存されるため、異なるPCやスマホであっても同じ設定のチャートを表示できます。
<トレーディングビューのパソコンのチャート画面>
<トレーディングビューのスマホのチャート画面>
どのデバイスでも同じ設定だから分析方法がズレることを防げる!
取引ツールとしてはMT4/5やFX会社が独自で開発してるものがありますが、これらの取引ツールはPCやスマホなど使用する端末毎に、移動平均線やボリンジャーバンド等の取引に使用するテクニカル指標の設定を行う必要があります。そのため数値の間違えやラインのズレが発生する可能性があると言えるでしょう。
また取引ツールを使用する度にソフトを動かすことになるので、デバイスのスペックによっては他のソフトウェアの動作が重くなる可能性もあります。しかしトレーディングビューはそれらを心配せずに使用できるので、取引に集中することが可能となります。
チャートの遅延はほとんどない
トレーディングビューは数多くのチャートを閲覧できますが、リアルタイムデータを提供しているためブローカーのチャートを見るのとほぼ変わりません。そのため正確なデータに基づいて取引を行うことが可能です。
すべての銘柄をリアルタイムで確認できる!
ただし1点注意しなければならないのが、FXや仮想通貨以外は個別に課金しないと20分遅れのチャートが表示されます。FXや仮想通貨以外を取引するときは料金を支払わないと大きな損失を出す可能性があるので、確認してから取引を開始しましょう。
インジケーターが見やすい
トレーディングビューではインジケーターが色分けされており、視覚的に分かりやすいのでエントリーや利確ポイントを決めやすいというメリットがあります。
<フィボナッチリトレースメント>
<エリオット波動>
これだけ色分けされると見やすいから間違えることもないね!
チャート上に文字を書き込める
環境分析結果やこれからのシナリオなどをチャート上に書き込めるので、見た目での判断がしやすく取引を有利に進めることが可能です。
<テキスト記入例>
日本語対応だから分かりやすい!
MT4にもテキスト書き込み機能がありますが、記載できるのは英語のみなので表現が限られてきます。しかしトレーディングビューは日本語で書き込めるため、具体的な文章の記載もできます。また描画ツールも充実しており、チャートが向かう方向を示す矢印や吹き出し等もチャートに追加も可能です。
<描画ツール使用例>
ローソク足確定までの時間が表示される
チャート表示には現在の価格とローソク足確定までの時間が表示されます。
<トレーディングビューのチャート画面>
プライスアクションを用いてトレードする人は、ローソク足の確定時間が分かるので、タイミングを合わせたエントリーが可能となるでしょう。
2つのチャートを1画面に表示できる
2つの通貨ペアのチャートを1画面で見ることができるので比較をするときに役立ちます。
<2つのチャートを同時に表示した画面>
ローソク足がポンド円、水色のラインがポンドドルだよ。
こちらは値動きが似ていると言われるポンド円のチャートにポンドドルのチャートを重ねた画像です。実際に重ねてみるとほぼ同じような動きをしていることを目で確認できます。
アラート設定機能
トレーディングビューのアラート機能はサーバー側に設定できるため、ブラウザを立ち上げていなくてもサーバー側から通知のアラートを受け取ることが可能です。そのためアラート機能を常時働かせることができます。
<アラート機能設定画面>
MT4にもアラート機能はありますが、MT4の場合は起動させておく必要があるので、アラート機能を使うには少々手間が掛かります。
また設定時に「アラートアクション」でアラートの種類を選択できるので、スマホに届くEメールを設定しておけば、パソコンに張り付かなくても大事な場面を逃すことはありません。
トレーディングビューの使い方
登録方法
Tradingviewの公式ページにアクセスして「無料お試し開始」をクリックします。
ユーザー名やEメール、パスワードを設定すると、設定したメールアドレスにメールが届くので、「認証する」を選択します。
最後に名前と名字を登録し、「続ける」を選択すると、登録が完了します。
トレーディングビューの表示画面
登録後にサイトへアクセスすると、経済指標カレンダーや経済ニュースなど取引時に必要な情報を一目で確認できる内容に変更されてます。
「エディターズ・ピック」には新しい投稿やユニークなコンテンツが表示され「マーケットサマリー」ではマーケットの状況を確認できます。またマーケットサマリーでは金融商品をカテゴリごとに表示させることも可能です。
通貨ペア状況表示機能
トレーディングビューでは主要の通貨ペア以外にも様々な通貨ペアの変動率や評価など確認できます。
Tradingviewはとにかく情報量が多い!
画面上部にはアメリカやヨーロッパなど各地の通貨ペアごとに確認できるのメニューも付いてます。Tradingviewは通貨ペアの表示1つとっても情報量が多いサイトであることを認識できると言えるでしょう。
チャート表示
公式ページへアクセス後、画面上部にある「チャート」をクリックすればチャート画面が表示されます。プランによっては2つのチャートを同時に表示させることも可能です。
こちらはポンド円とポンドドルを一画面表示させたものになります。相関性の強い通貨ペアは互いに表示させながらトレードを行うと良いでしょう。
トレーディングビューの上手な使い方
トレーディングビューは対応しているFX会社少ないという欠点もあります。そのため使い方としては分析はトレーディングビュー、取引はそれぞれ対応しているプラットフォームで行うというやり方をお勧めします。
アラート機能やチャート上の書き込みは思ってるより役に立つよ!
高機能と言える理由はインジケーターの見やすさやローソク足確定時間の表示機能など細かい部分もありますが、他のトレーダーと意見交換ができるということも他のプラットフォームにはない強みだと言えるでしょう。
テクニカル分析をする上での具体的な使い方は下記ページをご参照ください。