・ZigZagのチャートに表示する方法が知りたい
・ZigZagのおすすめのパラメータ設定が知りたい
本記事のテーマ
ZigZagをMT4で表示する方法を理解する!
<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届けします>
ZigZag(ジグザク)は、値動きの高値と安値を線で結ぶことで「相場のトレンド」を視覚的に捉えられるインジケータです。
この記事では、ZigZagをMT4で表示する方法やパラメータ・色などの設定方法、おすすめのパラメータについて詳しく解説します。
ZigZagとは
ZigZagは、FXの相場分析で上級者も活用する便利なインジケータの1つです。
価格の上昇と下落の山と谷を視覚的に表示できるため、初心者を含めた幅広いトレーダーに人気です。
ZigZagを使うメリット
ノイズを除去:細かな価格の変動を除去でき、大きな値動きのトレンドがわかる
トレードでの使い方として、ZigZagとダウ理論を組み合わせてトレンドを分析する方法やZigZagの高安値と水平線を根拠に「売り・買い」を判断することが一般的です。
MT4チャートの画面にZigZagを表示する方法
MT4でZigZagを表示するための手順は「2通り」あります。
「挿入メニュー」から表示する方法
②「インディケータ」を選択し、さらに「カスタム」から「ZigZag」を選択
「ナビゲーターウィンドウ」から表示する方法
②「インディケータ」ボックスの「+マーク」をクリックして開く
③「ZigZag」をドラッグ&ドロップ(ダブルクリックでも可)でチャートに追加
ZigZagを追加すると、メインチャートに表示されます。
パラメータの設定
パラメータを設定するためには、チャート上で「右クリック」、「表示中のインジケータ」をクリックして「ZigZag」を選択し、「編集」を開きます。
編集画面を開くと、上部タブに「パラメータの入力」、「色の設定」、「表示選択」とあるので「パラメータの入力」を選択します。
ZigZagのパラメータには、3つの設定項目があります。
ZigZagのパラメータ
②Deviation:高安値の転換率を指定(小さな値動きを排除)、デフォルトは5
③Backstep:高安値を更新する最小期間を指定(ノイズを排除)、デフォルトは3
パラメータの変更による表示の違い
パラメータを変更すると、ZigZagの山谷の大きさが変化します。
高安値の計算に最も影響するのは「Depth」です。Depthを大きくすると、小さな山谷には反応しなくなり、大きな波を描くようになります。
「Deviation」と「Backstep」は極端な値動きを排除する役割を果たしますが、パラメータを変更してもほとんど影響がありません。
色設定
ZigZagの設定では、表示する線の色をカスタマイズできます。
編集画面の上部タブの「色の設定」を選択すると、下図の画面が表示されます。
色を変えたい場合は、色の表示されている枠を選択し、表示される「色パレット」の中から好みの色を選択できます。
さらに、「線種」と「線の太さ」も選択できます。
表示設定
表示選択では、インジケータを表示したい時間足の指定と「データ・ウインドウ」のインジケータ値の「表示/非表示」設定ができます。編集画面の上部タブの「表示選択」を選択すると、下図の画面が表示されます。
デフォルトでは、「すべての時間足に表示」にチェックが入っているので、チャートの時間足を切り替えてもインジケータは表示されます。
特定の時間足だけでインジケータを表示したい場合は、「すべての時間足に表示」のチェックを外して、表示したい時間足にチェックを付けます。例えば、「5分足」のチャートにだけ表示したい場合は、下図のようにチェックを設定します。
「データ・ウィンドウ」は通貨ペア名や日付、各種の価格情報が表示されたウィンドウです。ここにインジケータの値も表示したい場合は「データ・ウィンドウに表示」にチェックを入れます。
ZigZagのおすすめ設定
ZigZagのパラメータ設定は、トレーダーの取引スタイルに合わせた様々な組み合わせがあります。
変更するパラメータは「Depth」がおすすめです。「Deviation」と「Backstep」はデフォルトの値を使います。
おすすめの「Depth」の設定値
デイトレード:12
スイングトレード:24
ZigZagの山谷の大きさは「Depth」によって変化します。このため、ポジションの保有時間によって変えることが重要です。
「Depth」が小さい場合は、山谷が小刻みになるため、売り買いを短期間で行い、小さな値幅を狙う「スキャルピング」に向いています。
「Depth」を大きくすると、ノイズを軽減し、より大きなトレンドを捉えやすくなります。そのため売り買いを中長期間で行い、大きな値幅を狙う「スイングトレード」には、大きめの「Depth」がおすすめです。