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ロールリバーサルを活かしたFXトレード手法3選

ロールリバーサルを活かしたFXトレード手法3選
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・ロールリバーサルを使ったトレード手法を探している

本記事のテーマ

ロールリバーサルの使い方や手法を徹底解説

<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届け>

市場参加者の心理状態を読みたい時に使われるロールリバーサル。トレンドの転換点になると言われるの特徴や使い方、おすすめのトレード手法、使う際の注意点についてわかりやすく解説します。

目次

ロールリバーサルとは?

ロールリバーサルとは、サポートラインとレジスタンスラインの役割が反転する現象のことです。

下のチャートのように、ラインにタッチしたときに価格が反発する方向が変わります。

ロールリバーサルとは?

テクニカル分析の代表的な考え方で、相場の転換の判断に多くのトレーダーが活用しています。

主にテクニカル分析で使用され、価格の節目となるラインが、市場参加者の心理変化とともにその役割を変える様子を捉えることができます。

反応している点が多いと意識されやすい!

サポートラインとレジスタンスラインの変化

サポートラインとレジスタンスラインの役割の変化には、市場参加者の心理が反映されています。

サポートラインは、価格の下落を支える心理的な底値として機能します。このラインを下向きに突破すると、それまで買い支えていた人は不安になり損切りを行います。さらに新規の売りが入り、今度は上値を抑えるレジスタンスラインとして機能します。

反対に、レジスタンスラインが上方に突破されると、それまで売りで参加していた人が損切りを行い、新規の買い手が参入することで、今度はサポートラインに変化します。

なぜロールリバーサルが重要な

ロールリバーサルが重要な理由は、相場の「トレンド転換点」になりやすいためです。

「上昇トレンド」や「レンジ相場」でそれまでサポートラインとして機能していた価格を下抜けした後、そのラインが新たなレジスタンスとして機能し始めた場合、「下落トレンド」の始まる可能性が高くなります。

さらに、ロールリバーサルが発生したラインがエントリーポイント、そのラインを逆に突破した価格に損切りを設定できるため、「リスク管理」がしやすいです。リスクリワードを事前に想定しておくことで、利益率の高いトレードができます。

損切り位置が明確!

ロールリバーサルが有効な場面

「強いトレンド」が発生している場合、ロールリバーサルは非常に有効です。

トレンドの方向性が明確な時期は、ラインの役割転換もクリアに表れやすく、判断がしやすくなります。

また、過去の高値や安値など、「節目となる価格帯」が市場参加者に強く意識されている場合も、ロールリバーサルが有効です。多くのトレーダーが注目しているほど、出来高も増え、価格が伸びやすくなります。

わかりやすい場面が狙い目!

ロールリバーサルの使い方

ロールリバーサルをトレードで活用するためには、確認すべきポイントとエントリーと損切りの設定方法を押さえることが重要です。

チャートでロールリバーサルを確認するポイント

チャートでロールリバーサルを見極めるために、「2つのポイント」を確認しましょう。

1. 過去に反発したサポート・レジスタンスライン

下のチャートのように過去のチャートを確認し、複数回反発が見られるラインを探します。上位時間軸でも同じラインが機能し、さらに出来高が増加しているポイントは、より信頼性が高いです。

2. 価格がラインを突破し、再度テストする動きを確認

価格がラインを突破する際の値動きの強さを確認します。大陽線(上昇時)や大陰線(下落時)での突破がより信頼できます。突破後、再度「サポート・レジスタンス」ラインをテストする値動きが確認できた場合、ロールリバーサルと判断し、エントリーのタイミングを図ります。

チャートでロールリバーサルを確認するポイントー2. 価格がラインを突破し、再度テストする動きを確認

効いているラインの見極めが重要!

エントリーのタイミング

サポートラインでの価格の反発を確認した場合には「買いエントリー」を、レジスタンスラインで反発した場合には「売りエントリー」を行います。

下のチャートのように、サポートがレジスタンスに変化する場合はショートエントリーを狙います。

エントリーのタイミング

エントリータイミングは、チャートパターンや他のインジケータと「サポート・レジスタンス」ラインが重なった価格での反発を狙うと成功率が高まります。

さらに、大きな出来高を伴う反発は、市場参加者の関心が高まっている証拠となります。トレンドが大きく伸びる起点になるので、見逃さないようにしましょう。

相場分析の際に効いている価格に水平線を引いておこう!

損切り設定の方法

損切りはロールリバーサルが無効となるポイント、すなわち設定した「サポート・レジスタンス」ラインの反対側に設定します。

下のチャートのように、レジスタンスラインで売りポジションを建てる場合、価格がラインを上回った場合に損切りするよう設定します。損切り設定は、ローソク足のヒゲなど、市場の騙しの要素も考慮して「少しラインから離れた位置」に設定することが重要です。

ロールリバーサルの損切りポイント

リスク管理は、トレードでの成功に不可欠です。適切に損切りラインを設定し、過大な損失にならないように注意しましょう。

サポート・レジスタンスラインを使うトレードはリスク管理がしやすい!

おすすめトレード手法3選

ロールリバーサルを使った、3つのおすすめ手法を紹介します。

ロールリバーサルを使った3つのおすすめ手法

ブレイクアウト後の押し目買い・戻り売り
ダブルトップ・ダブルボトムと組み合わせる
移動平均線と組み合わせる

手法①:ブレイクアウト後の押し目買い・戻り売り

ブレイクアウト後の押し目買い・戻り売りは、ロールリバーサルを活用した最も基本的なトレード手法です。この手法は、トレンドが明確に出ている相場で威力を発揮しやすいです。

下のチャートのように、チャート上でサポートラインやレジスタンスラインを確認します。価格がこれらのラインをブレイクアウトしたら、価格がラインに向かって戻る「押し目」、「戻り目」を待ちます。

手法①:ブレイクアウト後の押し目買い・戻り売り

価格が戻ってきて、ライン付近で反発したのを確認し、トレンド方向にエントリーします。

エントリーする前に、明確なトレンドが出ていることを確認するのがポイントです。

ライン付近まで戻ってくるのを待とう!

手法②:ダブルトップ・ダブルボトムと組み合わせる

ダブルトップ・ダブルボトムとロールリバーサルを組み合わせることで、より信頼性の高いトレードができますこの手法は、相場の天井・大底で発生する「トレンド転換」を狙うものです。

下のチャートのように、チャート上でダブルトップまたはダブルボトムのチャートパターンが形成されたら、そのネックラインでのロールリバーサルを利用します。

手法②:ダブルトップ・ダブルボトムと組み合わせる

価格がダブルトップまたはダブルボトムのネックラインを突破した後、戻りが発生するのを待ちます。ネックラインでの反発を確認後、トレンド転換を狙ってエントリーします。

ダブルトップ・ダブルボトムとロールリバーサルは相性がよく、組み合わせて使っているトレーダーが多いです。

ダブルトップ・ダブルボトムのネックラインは逃さないようにしよう!

手法③: 移動平均線と組み合わせる

移動平均線(MA)とロールリバーサルを組み合わせることで、より強力なトレード手法になります。ロールリバーサルのラインと移動平均線が重なる箇所でエントリーする手法です。

下のチャートのように、チャート上に移動平均線を表示します。おすすめは、50MA、200MAです。価格が「サポート・レジスタンス」ラインを突破し、再びラインの方向に戻って来た時に、ラインと移動平均線が重なる価格での反発を狙ってエントリーします。

手法③: 移動平均線と組み合わせる

ポイントは、移動平均線の傾きを必ず確認し、上昇であれば「買いエントリー」、下降の場合は「売りエントリー」を行うことです。移動平均線の傾きが「水平に近い」場合はレンジ相場になり、ラインで反発しない可能性が高いためトレードしないでください。

多くのトレーダーが見ているラインが重なったときは優位性が高い!

ロールリバーサルを使う際の注意点

ロールリバーサルを使う場合は、次の3点に注意してください。

ロールリバーサルを使う際の3つの注意点

騙し
リスク管理
過度な期待をしない

騙しに注意

ロールリバーサルが出現したように見えても、実際には「騙し」の可能性もあるので注意が必要です。

ラインを突破したと判断し、戻りを待ってロールリバーサルでエントリーしたものの、ラインで反発せずに価格が逆方向にラインを突破するのがよくある騙しです。

ロールリバーサルは多くのトレーダーが使っている非常に強力な手法のひとつですが、それだけに依存するのは危険です。

騙しの対策として、チャートパターンや出来高、他のインジケータと組み合わせてエントリー判断を行うことが有効です。

ロールリバーサルは常に効くとは限らない!

リスク管理を徹底する

リスク管理は、トレードで成功するために最も重要です。特にFX取引ではレバレッジが高いので注意が必要です。

ロールリバーサルは無効になるポイントが明確なため、損切を設定しやすいです。エントリー根拠にした「サポート・レジスタンス」ラインが機能しなかった場合はすぐに損切を行い、次のトレードチャンスに切り替えましょう。

損切りラインを設定しないと、大きな損失を抱える可能性があります。

損切りはエントリーの際に設定しておこう!

過度な期待をしない

ロールリバーサルは高い成功率を持つ手法ですが、万能ではありません。過度な期待は危険な結果につながる可能性があるので注意してください。

重要な経済指標の発表や世界情勢によっては、ロールリバーサルなどのテクニカル分析が全く通用しない相場もあります。

対策として、複数の分析手法と組み合わせてトレードの精度を上げること、想定している利益がリスクに見合うものか慎重に判断してトレードを行いましょう。さらに、トレードする通貨ペアの値動きの癖やボラティリティの高低との相性を考慮すると成功率が高くなります。

相場の方向性などの分析は欠かせない!

ロールリバーサルの使い方 まとめ

ロールリバーサルは、テクニカル分析のなかで最も有効な手法のひとつです。「トレンドフォロー」と「トレンド転換」の両方のトレードで使えるため、初心者から上級者まで多くのトレーダーが利用しています。

ロールリバーサルは下記の手順で使います。

ロールリバーサルを使う手順

1.過去に反発した「サポート・レジスタンス」ラインを見つける
2.「サポート・レジスタンス」ラインを価格が突破し、再度テストする動きを確認
3.再度ラインに戻ってきて反発したところを狙う

より実践的なトレードでの活用方法として、ダブルトップやダブルボトムなどのチャートパターンとの併用や 移動平均線との組み合わせにより精度の高いトレードが可能です。

ただし、ロールリバーサルは万能ではありません。過度な期待は大きな損失を抱える可能性があります。トレードをするときは、必ず損切りラインを設定し、取引数量をコントロールして「リスク管理」を徹底してください。

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