・効率よくFXを勉強して勝てるトレーダーになりたい方
・負けが続いていて少しでも勝率を上げたい方
本記事のテーマ
「FXスキャルピングに勉強はいらない」は間違い
<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届け>
FXは色々なサイトで解説されており、読んでいると初心者でも勝てそうなイメージが膨らむが、実際に挑戦し始めるとなかなか簡単には勝たせてくれません。勝てない期間が続き、思い悩んだ過去のあるトレーダーの方も多いと思います。
特に「俺なら絶対勝てる」という自信を強く持っている方ほど、あまり勉強という勉強は行わず、根拠のない楽観論から自分の感覚だけを頼りに取引を行っているトレーダーが多いと感じます。
最初から勝てるトレーダーもいると思いますが、それはほんの一握りであり、ほとんどのトレーダーは最初試行錯誤しながら勉強に勉強を重ねて成長するものです。
では実際に勉強を行うにあたって何が大事なのか、大事な順番に項目別で解説したいと思います。
自己分析という名のFXスキャルピングの勉強
プロのファンドマネージャーも実践
まずFXを学ぼうと考えた時にやりがちなミスは「技術的な勉強に走りやすいこと」です。
しかし技術や知識をつける前にとても大事であり、これが理解していないまま知識をつけても確実に負けてしまう内容があります。
それは「自分自身を正確に理解すること」です。
どのような時に熱くなりやすく、どのような時に冷静に取引できるかということを想像でもいいのでまず自己分析して書き出しましょう。プロのファンドマネージャーも研修期間に行う課題でもあり、とても重要な作業です。
あなたに合った投資手法をあなたが見つける
スキャル派と長期投資派とでは、同じ「FX投資」という言葉では収まらないほどに投資スタンスに違いがあります。
またこれは今回の記事の結論にもなりますが、FXで勝つための方法や分析手法に正解はありません。勝ち続けるトレーダーは自分に合った分析方法やパターンを身につけ、それを徹底して実践しているのです。
つまり、自分自身の性格や特性に合ったトレード手法を見つけるためには「自分自身を把握」して、ベストな方法を「自分で」見つけるしかないということになります。
投資手法は誰かに決めてもらったり、誰かの真似をするものではない!
テクニカル分析手法でのFXスキャルピングの勉強
チャートには投資家心理が反映される
テクニカル分析はFXでは特に大事で、チャートの動きが全てのマーケットのセンチメント(投資家の大衆心理)を表しているとも言えるため、テクニカル分析を学ぶと「チャートの背景にある心理や狙い」を理解することにつながります。
最初は1冊の基本的な本を読んで「テクニカル分析とは何か」ということを理解し、実際にお金を入金して読んだことを実践してみてください。
テクニカル分析の手法というのは千差万別で、人それぞれ利用しているインディケーターやテクニカル指標というのは異なります。
基本的なことは薄い本を1冊読み込むことがベストだと思いますが、参考までに私が勉強して役立った本を紹介しておきます。すごく為になる本ではありますが、詳細まで書かれた分厚い本なので、本気で学びたい人にしかオススメはできません(笑)。ご了承ください。
■『マーケットのテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著
基礎から「数ある分析手法」を把握する
しかしメインで利用されているテクニカル指標はある程度絞られるため、その使い方や、その背景を理解してきちんと1つずつ理解するよう努めましょう。
大変な作業ですが、今後長期間投資をすることを考えれば大事なことです。ダウ理論やローソク足の形状の意味、二番底等のチャートパターンは覚えて当然と言えるような内容がたくさんあるためまずはそこから理解するよう努めましょう。
テクニカル分析のみでトレードをする効率的なスキャルピングFXも、この「基礎的なチャートの知識」があって初めて実現することなので、遠回りと思わずに取り組むことが重要です。
基本に従っただけのトレードでは負ける
テクニカル分析の手法を学ぶことは重要ではあるが、学んだ通りの基本的な使用方法では負けてしまう場合があります。
なぜなら、大きな資金を持った投資期間などの上級トレーダーはセオリー通りの相場で個人投資家のポジションの逆を狙って利益を狙いに来るからです。
「初心者で始めた頃は勝てたのに、FXの勉強し始めたら勝てなくなった」という話はこれが原因の場合がほとんどです。
この問題を解決するためには、過去のトレードを分析することが有効です。
「自分のエントリーは一般的なエントリー、つまり他の人と同じ動きになっていないか?」を検証しましょう。平均的な動きでは利益を減らしてしまいます。
日誌をつけるなどの方法で過去トレードを見直してこれらの問題を克服し、テクニカル分析を応用して活用することが大切です。
初心者が陥りやすい失敗とその克服法を7つに分けて紹介する記事をご案内するので、興味のある方は下記をご覧ください。
ファンダメンタルズ分析手法でのFXスキャルピングの勉強
FXをする上で避けられない「ファンダメンタルズ分析」
これは最初1冊の本を読むと簡単に各国の経済が金利や為替に直結しているんだなということが理解できると思います。
テクニカル分析はある程度ベースとなる使い方が決まっているためすぐに覚えやすく取り組みやすいものですが、ファンダメンタルズ分析は経済指標や、株やコモディティと呼ばれる商品相場(原油、金等)各国の株の動きまで関連しており、一朝一夕に勉強できるものではありません。
しかし、このファンダメンタルズ分析は中長期的な通貨の動きに大きく影響するため、あなたが資産運用をFXで行おうと考えている投資家であれば必須の知識です。
なお、「スキャルピングにはファンダメンタルズの情報や知識はいらない」と書かれる書籍やサイトが多くありますが、私はそうは思いません。
ファンダメンタルズの知識を持って、情勢変化や日々の景気動向を把握することで確実にスキャルピングの勝率も上がってきます。
ファンダメンタルズ分析の勉強は簡単ではない
ファンダメンタルズの知識を得るには、日々の積み重ねが重要です。
面倒な勉強内容にはなりますが、機関投資家やヘッジファンドはファンダメンタルズ分析で勝負しているところが多く、取引の期間が長ければ長いほどその重要性は増してきます。
毎日のニュースをチェックして、そのニュースがどの商品や通貨にどういう経路で波及するのかということを考える癖をつけるようにしましょう。
そしてその予想が最初は外れることがほとんどですが、なぜ違う動きとなったのか?と振り返ることで徐々に予想の正確性が上昇します。
継続は力なりという内容でもあるので、テクニカル分析と一緒に地道に勉強していくことが懸命です。
ファンダメンタルズ分析は終わることのない勉強対象だね
実戦でトレードすることがFXスキャルピングの最大の勉強
注文方法もバリエーションを持とう
上記の3つしっかり理解したのであれば、学んだことを本番環境で試してみることをオススメします。
「エリオット波動の3波目を狙おう」という話や「ゴトー日はドル円が買われやすい」などの話も実際に試してみて初めて身に付くものです。
また、多くの注文方法も実際に真剣に使ってみることで効果的な場面で使えてくるものです。口座開設したFX業者ごとの特徴やサービスもまずは本番環境で試してみましょう。
人間は実際に(悪い結果も含めて)経験するで習得するため、とりあえず試すことが成長の近道と言えます。
リスクがある環境での経験は成長のスピードが全然違う!
損失を実際に被ることによって必死に考え、頭の中でフィードバックを行い、その繰り返しが安定した取引に繋がりやすいものです。資金効率で一番いいのはスキャルピングトレードですが、スキャルピングは何度も取引を行うため、その分、高度な技術も必要となります。
私としてはスキャルピングは確実性が高く、手堅く稼げる手法であると思っているので、最終的には「スキャルピングで利益を上げれるようになることを目標」に、テクニカルとファンダメンタルズの勉強をすることも良いかもしれません。
“利益を出せる” 投資スタイルがあなたの答え
最初一番大事なこととして、「自分の性格を理解すること」と記載しましたが、この理由の1つとして「自分に合ったトレーディングスタイルを見つけるため」ということが存在します。
つまりスキャルピングトレードも熱くなりやすいトレーダーには向かないということもあるため、自分の性格は素直に認め、その中でどのようなトレード手法が向いているのかということを考えてみてください。
「継続して利益を上げているトレーダーの手法を真似しても勝てない」という話はよく聞くと思いますが、それは「その手法と自分自身が合っていないから」と言えます。
自分に合った投資手法を見つけるためにも多くの知識が必要になる!
それだけ自分自身を知り、セルフコントロールをできるかどうかというのが勝利の分かれ目です。リスク管理=セルフコントロールであり、リスク管理を徹底できないトレーダーは必ずいつか淘汰されることとなるため、この最後の部分をしっかり理解してこれから勉強を始めてもらえると負ける回数というのは格段に低下することでしょう。
つまりは「自分に合った投資スタイル」とは「“利益を出せる” 投資スタイル」と言えます。投資で何億円も稼ぎ有名になったトレーダーは、自分に合った投資スタイルに加えて圧倒的な独自性があるのでしょう。
私の場合は(まったく有名ではないですが)、ボーナスを使ったトレード手法とXMポイントの貯め方に独自性があると思い、日々その精度を高めれるように努力を続けています。
まだ取引手法を確立していない方も、勉強を続けながらご自身に合ったオリジナルの手法を見つけれるよう日々のトレードを続けて頂ければと思います。