FXトレード性格診断「あなたはどのタイプ?」

MACDだけで勝てるのか? 最強に稼げるサイン3つを検証

FXはMACDだけで勝てるのか?稼げるサイン3つを検証
このような方にオススメの記事

・MACDの活かし方を知りたい方
・MACDと組み合わせるインジケーターを探している方

本記事のテーマ

FXはMACDだけで勝てる? 組み合わせるインジケーターを解説

<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届け>

数多くあるテクニカル指標の中で、MACD(マックディー)は使い勝手の良さから多くのFXトレーダーが利用しています。

MACDを使えば、ゴールデンクロスやデッドクロスといったエントリーポイントがひと目で分かるため、MACDだけを参考にしてトレードする方も多いようです。

しかし、MACDだけで勝てるほど相場は甘くはありません。一時的に上手く利益を出せても、相場環境が変わると利益を出せなくなるということが多々あります。

今回はMACDの基本をおさらいした後、MACDの注意点をチェックしながらMACDだけで勝てるのか、スキャルピングで使えるか等の検証を行ってきます。


▪️音声で聴く『MACDは他のインジケーターとの組み合わせが最高』7分06秒

目次

MACD(マックディー)とは

MACDでトレンド転換のポイントを把握

MACDとは、ジェネラルド・アベル氏によって考案された経済指標で、Moving Average Convergence Divergenceの頭文字を取ったオシレーター系テクニカル指標です。日本語でマックディーと呼ばれます。

MACDは2本のラインと1本のヒストグラムによって構成されますが、実際のトレードでは、MACDラインと移動平均線のシグナルラインだけ見ておけばOKです。

MACDの計算式

・MACDライン=短期EMA(指数平滑移動平均線)-中期EMA(指数平滑移動平均線)
・シグナルライン=短期EMA(指数平滑移動平均線)-中期EMA(指数平滑移動平均線)

計算式からもわかるように、MACDラインとシグナルラインはどれも短期と中期のEMA(指数平滑移動平均線)がもとにあります。

短期のEMAと中期のEMAのギャップに注目し、トレンドの方向性や転換点を捉えようというのがMACDの考え方です。

MACDだけを使う時の基本手法

MACDラインがシグナルラインと交差

次にMACDの基本的な活用例を紹介していきます。MACDラインと移動平均線のシグナルラインに注目してトレンド転換をつかむ方法です。

MACDによるトレンド転換のサイン

・ゴールデンクロス:MACDラインがシグナルラインを上抜け。買いサイン
・デッドクロス:MACDラインがシグナルラインを下抜け。売りサイン

注意点としては、交差点はゼロライン付近ではなく、必ずゼロから離れたポイントであるということです。

MACDとゼロラインによるトレンド継続サイン
ゴールデンクロス:ゼロラインより下でクロス
デッドクロス:ゼロラインより上でクロス

ゴールデンクロスやデッドクロスでエントリーする場合、トレンド転換のタイミングを狙うことになります。

ダマシなどのリスクはあるが上手くいけばトレンド転換で大きく稼げる

MACDのシグナルが正確でトレンド転換でのエントリーができた場合、トレンドの初動から広い値幅を狙えるのが強みです。

MACDラインとシグナルラインがゼロラインと交差

次に紹介するのが、ゼロラインとMACDの各ラインの関係に注目したエントリーポイントです。

MACDとゼロラインによるトレンド継続サイン

・MACDラインとシグナルラインがゼロラインを上抜け → 上昇トレンド継続
・MACDラインとシグナルラインがゼロラインを下抜け→ 下降トレンド継続
MACDによるトレンド転換のサイン

こちらはトレンドの継続サインです。新規でエントリーする場合は、押し目買いや戻り売りを行うイメージを持つとよいでしょう。

トレンド転換ポイントを狙う手法に比べると得られるリターンは小さくなるものの、勝率は高くなるのがゼロラインとの交差を狙う手法の特徴です。

トレンドの強さが確認でき、着実な利益を狙うときの根拠になる

すでにポジションを持っている場合は、決済せずポジションを保有し続けるという判断を後押ししてくれます。

スキャルピングでMACDだけを使う時の注意点

ここまでFXでのMACDの基本的な使い方を紹介しましたが、MACDには弱点もあります。弱点をチェックしながら、どのように補っていけば良いのか考えていきましょう。

ボラティリティが大きくなると対応できない

前述したように、MACDは移動平均線をもとにしたインジケーターです。移動平均線は安定したトレンド相場でシグナルが機能するインジケーターで、相場が短期的に大きく動いたときは買いサインや売りサインがうまく出現しないことがほとんどです。

MACDも移動平均線もシグナルが機能しやすいのはトレンド相場だ

そのため、MACDでは経済指標の発表後、要人の発言後などは、ボラティリティが極端に大きくなり、結果としてダマシにあってしまうことがあります。

レンジ相場では効果が薄い

レンジ相場においては、ゼロライン付近でMACDラインとシグナルラインが絡まり合うため、ゴールデンクロスやデッドクロス、ゼロラインとの交差といった売買シグナルが頻発します。

そのため、やはりダマシが発生してしまいます。レンジ相場においては、シグナル通りにエントリーしても、結果として損失を出してしまう可能性が高いでしょう。

レンジ相場でのシグナルは意味をなさないんだ

トレンド相場でもダマシが発生

MACDのエントリーサインが出たとしても、長期的に続くトレンド相場ではダマシに遭ってしまう場合があります。

例えば、下落トレンドの最中にゴールデンクロスが発生したとしましょう。しかし、下落圧力が強いと、一時的に反発してもすぐに戻り売りが入り、再下落がスタートしてしまいます。

一時的な反発でゴールデンクロスが出現しますが、これを鵜吞みにして買いエントリーすると、その後の下落に巻き込まれてしまいます。

MACDダイバージェンスをスキャルピングで使う実践手順

MACDの活用法として「ダイバージェンス」を聞いたことがある方は多いと思います。ここではスキャルピングでのダイバージェンスの使い方を具体的な手順で解説します。

ダイバージェンスとは

ダイバージェンスとは、価格とMACDが逆の方向に動く現象のことです。

MACDダイバージェンスの種類

  • 弱気ダイバージェンス(売りシグナル):価格が高値を更新しているのに、MACDの山が前回より低い
  • 強気ダイバージェンス(買いシグナル):価格が安値を更新しているのに、MACDの谷が前回より高い

この現象はトレンドが「勢いを失っている」ことを意味しており、転換の先行サインとして機能します。

スキャルピングでのダイバージェンスの正しい使い方

ダイバージェンスはもともと中〜長期のトレンド転換を示す指標です。そのため5分足だけで判断するとだましが多くなります。スキャルピングに適した使い方は「上位足でダイバージェンスを確認してから5分足でエントリーを探す」二段階の手順です。

MACDダイバージェンスのエントリー手順

  1. 15分足のMACDでダイバージェンスを確認する
    価格とMACDの高値・安値の位置関係を見て、ダイバージェンスが発生しているか確認します。
  2. 5分足に切り替えてエントリー条件を待つ
    ダイバージェンスはあくまで「転換の可能性が高まっている」という情報です。エントリーのタイミングはローソク足や他のインジケーターで別途判断します。

    弱気ダイバージェンス後の売りエントリー条件(5分足)の例
    ・陰線が連続し始めた
    ・MACDラインがシグナルラインをデッドクロス
    ・BBの中央線(20SMA)を価格が下抜けた
  3. エントリーと損切り・利確を設定する
項目目安
損切り直近の高値(弱気)または安値(強気)の外側。ATRの1.0倍を参考に
第1目標エントリーからATRの1.0〜1.5倍の値幅
第2目標直前の安値(弱気)または高値(強気)の水準

よくある失敗とその対策

失敗1:ダイバージェンスを見た瞬間にエントリーする

ダイバージェンスが出ても、トレンドがそのまま継続することはよくあります。「ダイバージェンスが出た=すぐエントリー」は禁物です。必ず5分足のエントリー条件を合わせて確認してください。

失敗2:複数の高値・安値を使ってダイバージェンスを無理やり作る

直近の明確な高値・安値2点の比較に限定します。何本も前の高値を持ち出して「ダイバージェンスに見える」状態を作り出すのは根拠として弱くなります。

失敗3:ダイバージェンスが出た相場の時間帯を考慮しない

東京時間の早朝など動きが少ない時間帯でのダイバージェンスは信頼度が下がります。ロンドン時間〜NY時間での出現を優先してください。

MACDダイバージェンスは習得に少し時間がかかりますが、「トレンドが転換しそうな場面」を事前に察知できる力はスキャルピングの精度を大きく高めます。まずはデモトレードで15分足のダイバージェンスを探す練習から始めてみてください。

MACDだけでは勝つことは難しい

MACDの注意点で解説したことから、MACDだけで安定的に勝ち続けるのは難しいと言えます。

MACDを頼りにトレードして利益を出せていても、相場環境が変化すると全く勝てなくなることも少なくありません。

そこで、MACDだけで勝とうとするのではなく、他のインジケーターと組み合わせることを考えてみます。

MACDとよく併用されるのがボリンジャーバンドです。MACD×ボリンジャーバンドの記事は、以下で解説しているので参考にしてみてください。

インジケーター以外にも、水平線の反発を利用してゴールデンクロスやデッドクロスのダマシを回避する手法もあります。水平線を利用する手法は以下の記事で解説しています。

今回はボリンジャーバンド以外に、MACDと組み合わせて使用できるインジケーターを紹介していきます。

MACD×RSIの組み合わせ

相場の強弱を知ることに長けた指標であるRSIと組み合わせることで、相場の反転ポイントを把握しやすくなり、ダマしを回避しやすくなります。

MACD×RSIの手法では、RSIの「売られ過ぎ・買われ過ぎ」のシグナルを併用して判断します。ここでは、買いエントリーを例に、チャート上での重要ポイントを照らし合わせていきましょう。

MACD×RSIの組み合わせ

MACDとRSIを使う時の例

①RSIが30%以下まで落ちて「売りの過熱感」を確認
②RSIが底打ちし、少しずつ上昇を始める
③MACDでゴールデンクロスを確認&トレンド転換を狙って買いエントリー
④MACDもRSIに追随するように上昇する
⑤MACDライン&シグナルラインがゼロラインを上抜けし、トレンド途中で買いエントリー

売りでエントリーする場合も同様です。RSIが70%以上になり反転、天井圏であることが分かれば、デッドクロスで売りエントリーを行います。

その後、MACDラインが下落し、2本のラインがゼロラインを下抜けすれば、トレンド途中で売りエントリーを仕掛けます。

トレンド転換のサインを2つのインジケータでしっかり確認!

なお、RSIの基本的な使い方やダマシに合わないテクニックは下記の記事で紹介しています。

MACD×移動平均線の組み合わせ

トレンドが発生していることや、トレンドの方向性を把握するため、利用したいテクニカル指標が移動平均線です。

移動平均線の200本線を表示し、大まかなトレンドの方向性を把握します。移動平均線が右下がりでローソク足よりも上にあれば下落、移動平均線が右上がりでローソク足よりも下にあれば上昇と判断することができます。

MACD×移動平均線の組み合わせ

チャートでは、200MAを表示しています。移動平均線は右上がりで、移動平均線よりもローソク足が上にあることから上昇局面にあると判断できます。

移動平均線で方向感を把握して、MACDでエントリー時期を決定する

ただ、短期的には下落することもあるため、押し目を拾っていくのが賢い選択と言えます。エントリーのタイミングは、MACDでゴールデンクロスが発生したポイントです。

ゴールデンクロスが発生したときは、ローソク足は反発を見せ、その後の上昇を予期させてくれます。移動平均線で大局観を知り、MACDを目安に局所的な逆張りを行うというのが、このトレード手法の流れです。

MACD×ストキャスティクスの組み合わせ

MACDとストキャスティクスを組み合わせる手法では、トレンド相場とレンジ相場で、インジケータの使い分けを行います。

ここまで解説したように、MACDはトレンド相場に強いインジケーターです。一方でストキャスティクスはレンジ相場で効果を発揮するインジケーターです。

ストキャスティクスを使えばレンジ相場でのエントリーポイントまで掴むことができます。

ストキャスティクスとMACDの両方を表示し、トレンドが発生している時はMACD、レンジ相場のときはストキャスティクスを利用することで、どんな相場にも対応することができます。

MACD×ストキャスティクスの組み合わせ

チャートのようにトレンドが発生したときは、MACDラインとシグナルラインを目安にエントリーから決済まで行います。

一方で、トレンド後のレンジ相場ではストキャスティクスを見て、ストキャスティクスのシグナルを確認してトレードを行ってください。

相場環境に合わせてインジケーターを使い分けることが大切だ

また、トレンド相場とレンジ相場の判断は、水平線などを用いると分かりやすくなります。

まとめ

今回は「MACDで勝てるのか」ということについて考えてみました。結論はMACDは弱点があるため、単独で使用しても安定的に勝ち続けることは難しいというものです。弱点を補うために他のインジケーターを併用することをお勧めします。

今回は以下のような目的で、各インジケーターとの併用を考えてみました。

①相場の反転ポイントを分かりやすくするためにRSIとの併用
②トレンドを把握しやすくするために移動平均線との併用
③レンジ相場でも利益を出すためストキャスティクスとの併用

これらを参考にインジケーターを組み合わせながら、自分なりのMACDの活用方法を考えてみましょう。

目次