・オシレーター系ランキングを知りたい方
・各インジケータの簡単な見方と使い方、有効な活用場面を知りたい方
本記事のテーマ
オシレーター系のインジケーターを人気が高い順にご紹介
<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届け>
FXの「オシレーター系」インジケーターを人気が高い順にまとめました。チャート見ながらざっくりと確認して、気に入ったインジケーターは、関連記事で見方や使い方の詳細を確認しましょう。
FXの「オシレーター系」インジケーター
インジケーターには、オシレーター系指標とトレンド系指標の2種類があります。オシレーター系は相場の過熱感(買われすぎ・売られすぎ)を分析する指標で、トレンド系は相場の動向を分析する指標です。
人気が高い順に紹介するよ!
FXの「オシレーター系」インジケーター一覧
MACD
MACD(Moving Average Convergence Divergence)は、短期の移動平均線と中期の移動平均線で、相場の周期及びトレンドの方向性を示した指標です。
<MACD>
MACDがシグナルを上抜け(ゴールデンクロス)で買いサイン、シグナルを下抜け(デッドクロス)で売り売りサインです。スキャルピングでは、ボリンジャーバンドとの組み合わせもおすすめです。
ストキャスティクス
ストキャスティクス(Stochastic)は、一定期間の変動幅と終値から、相場の相対的な強弱の勢いを示した指標です。
<ストキャスティクス>
下部の「売られすぎ」ゾーンでゴールデンクロスが発生したら買いサイン、上部の「買われすぎ」ゾーンでデッドクロスが発生したら売りサインです。
また、相場の上昇に対してストキャスティクスは下降、あるいは相場の下降に対してストキャスティクスが上昇する逆光現象はダイバージェンスといい、相場のトレンド転換が近いことを示唆します。
RSI
RSI(Relative Strength Index)は、一定期間の変動幅における上昇分の値動きの割合を示した指標です。
<RSI>
RSIが70%~80%を超えると買われすぎ、20%~30%を割り込むと売られすぎと判断します。
非常に人気が高いオシレーター系指標ですが、ボックス相場での的中率は高く、トレンド発生時はダマシが多い、という特徴があります。RSIはRCIと似ていますが、両者は算出方法が異なります。
ウィリアムズ%R
ウィリアムズ%R(Williams Percent Range)は、一定期間の最高値から最安値までを基準に、直近の終値が相対的にどのレベルであるかを示した指標です。
<ウィリアムズ%R>
上部の「買われすぎ」ゾーンで売りサイン、下部の「売られすぎ」ゾーンで買いサインです。見方や使い方は、ストキャスティクスやRSIと類似しています。
ヒストリカルボラティリティ
ヒストリカルボラティリティ(HV・Historical Volatility)は、過去一定期間の価格変動率から将来の価格変動率を予想したものです。
<ヒストリカルボラティリティ>
上昇でボラティリティ拡大、下降でボラティリティ縮小のサインです。売買サインを示す指標ではなく、ボラティリティの大きさや潜在的なリスクの大きさを把握するものになります。
CCI
CCI(Commodity Channel Index)とは、過去と現在の平均価格を比較してトレンドの強弱を示した指標です。
<CCI>
上部の+100で買われすぎ、下部の-100で売られすぎと判断します。真ん中のラインがゼロを示し、そこから離れるほど価格が過去の平均から上回っているor下回っているを捉えます。他のオシレーターとは異なり、数値の上限や下限がないのも特徴です。
ATR
ATR(Average True Range)は、平均的な一日の値動きを示して、ボラティリティの高さを表した指標です。
<ATR>
ATRの値が大きければボラティリティが高く、小さければボラティリティが低いと判断します。
移動平均線との組み合わせてエントリーしたり、ATR単体で利益確定ラインや損切り幅を決めたり、活用方法はさまざまです。
モメンタム
モメンタム(Momentum)は、当日とn日前の終値を比較して、どのくらいの差が開いているのかを表した指標です。
<モメンタム>
モメンタムの数値が100以上の場合は上昇傾向、100以下の場合は下降傾向と判断します。値動きの勢いや転換点を見極める際に利用できて、ブレイクアウトのエントリーサインとしても活用できます。
サイコロジカルライン
サイコロジカルライン(Psychological Line)は、一定期間に前日比で上昇した日数が何%あるかを算出して表した指標です。
<サイコロジカルライン>
75%以上になってから75%以下になったら売りシグナル、25%以下になってから25%以上になったら買いシグナルと判断します。
投資家心理を表したシンプルな指標なので、FX初心者の方にもおすすめです。
FXの「オシレーター系」インジケーター まとめ
FX取引に必須のオシレーター系インジケーターをご紹介しました。国内FX業者や海外FX業者問わず、FXトレードでテクニカル分析を行う際は、インジケーターの活用は絶対です。
今回ご紹介したインジケーターのほとんどは、MT4/MT5、TradingViewなどの取引ツールに標準装備されるほど一般的な王道のものなので、FX初心者の方も中上級者の方もご自身のFXトレードにご活用ください。