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FXはナンピンで稼げるのか? <スキャルピングでの危険性を検証>

スキャルのナンピンは有効か危険か?
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・FXでのナンピンの仕組みや使い方を知りたい
・FXスキャルピングにナンピンを取り入れるか迷っている

本記事のテーマ

スキャルピングFXでのナンピンの有効性を検証

<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届け>

FXで使用する手法の1つである「ナンピン」。使う場面さえ間違えなければリスクを軽減できる手法と言えます。

ただしFXスキャルピングの場合、ナンピンが安全だとは言い切れません。逆に大きなリスクを抱えることもあるので、使い方には十分注意する必要があります。

そこで今回は「ナンピンが有効な場面」「スキャルピング時にナンピンをした時のリスク」について詳しく解説していきます。

またナンピンについてもわかりやすいように説明しますので参考にしてください。

目次

FXでのナンピンについて

ナンピンとは?

ナンピンとはポジション保有後、想定とは逆方向へ価格が動いた時に同じ方向のポジションを追加することで、平均取得価格を下げる手法のことです。

ナンピンの使用例

  1. ドル円を110円の時に買いで購入、そのあと価格が下落する
  2. ドル円の価格が106円になった時点で買いを追加する
  3. (110+106)÷2=108円 ← 平均取得価格

ナンピンをしなかった場合、110円まで価格が上昇しないと損益が0円にはなりません。しかし106円で追加購入(ナンピン)をすれば平均取得価格を下げられるので、108円になった時点で損益を0円にすることができます。

ナンピンは相場の反転を利用する手法だよ!

またナンピンと同じような手法としてドルコスト平均法が挙げられますが、似ているのは同じ方向のポジションを追加購入するということだけです。

ナンピンとドルコスト平均法の違い

  • ナンピン=価格が逆方向に動いた時に追加購入すること
  • ドルコスト平均法=価格に関係なく一定の間隔で複数回の追加購入を続けること

ドルコスト平均法は一括で大きな資金を投入するのではなく、手元にある資金を分割しながら取引を進めていき、積み重ねながら大きな資金の投入をする手法です。マイナスから始まるナンピンとは違い、相場がプラスの方向に動いていても追加購入を繰り返す手法なので覚えておきましょう。

ドルコスト平均法は追加購入を繰り返しますが、その時の価格によってより有利なロット数を選択しているので、リスクを最小限に留めることができます。

FXでナンピンが危険と言われる理由

ナンピンは相場の反転を利用した手法なので、相場が反転した時は効果を発揮しますが、反転しなかった時は大きな損失を出すことになります。「価格が上がれば買う、下がれば売る」といった投資の理論とは真逆の手法であることが危険と判断される理由だと言えるでしょう。

トレンドが始まった時にナンピンをしても損失が膨らむだけかも…

またナンピンは損失を抱えている状態からポジションを追加する手法です。損失を出したくないからといってナンピンを利用して平均取得価格を下げても、相場が分かっていなければ損失を増やすだけになるでしょう。

ナンピンは「投資の理論とは真逆」「マイナスからのスタート」なので危険性が高い手法です。ナンピンを利用する時は慎重に行うようにしましょう。

ナンピンが有効な場面

危険性が高いナンピンですが、状況によっては有効活用することができます。

ナンピンが有効な場面

  • 中長期のトレードをしている時
  • 明確なターゲットが決まっている時
  • レバレッジ管理ができている時

計画性のあるナンピンならリスクを軽減できるし利益につなげられるよ

ナンピンは時間を掛けて行う中長期トレード時に有効と言えます。短時間で相場が変化することは考えにくいですが、長時間に渡って相場が上がり続けることはないですし、下がり続けることもありません。必ず反転する時が来るので、ある程度証拠金を入れて含み損に耐えて待つことができる中長期トレードであれば、ナンピンを有効活用できますよ。

水平線が引かれたチャート画面

また明確なターゲットが決まっている時にもナンピンは有効です。水平線やリアルタイムオーダーなどの板情報から、反発が期待できる時にはナンピンをすることで損失の回避や利益を出しやすくなります。

ただしナンピンをする時はレバレッジの管理を行わなければなりません。レバレッジが高過ぎると多額の証拠金を入れていても、ちょっとした逆行で大きな含み損を抱えてしまい、反転する前にロスカットされる可能性が高くなります。

ナンピンをする時はレバレッジが低いことが前提!

ロスカットを回避するためにもレバレッジを管理して、反転まで持ちこたえることが必要です。レバレッジ管理さえできれば長時間耐えられるので、ナンピンをしても比較的安全に取引ができますよ。

FXのスキャルピング時のナンピンは危険

スキャルピングでは逆行に耐えられない

FXスキャルピングはハイレバレッジで行うことがほとんどなので、リスク回避として資金をギリギリで管理していることも多いです。そのためナンピンをしてしまうと損失が倍になり反転するまえに資金が尽きてしまいます

ナンピンをすると証拠金が増えるからロスカットの可能性も高くなるんだよね…

低いレバレッジでのナンピンならリスクを軽減できますが、ハイレバレッジで取引するFXスキャルピングでのナンピンは大きな損失を出す可能性が高いと言えるでしょう。

スキャルピングはロスカットになる可能性も高いので資金を多めに入れる時は慎重に取引を行いましょう。

ただし、海外FXの場合はロスカットされても追証とならないゼロカット制度があります。

FX相場のトレンドは簡単に変わらない

ナンピンは相場が反転してこそ意味があります。しかしFXスキャルピングでは短時間で取引が終了してしまうため、反転を待っている余裕はありません

ナンピンの効果が出るのはある程度時間が経ってからだよ

時間のない中で反転を期待してナンピンをしても、トレンドが短時間で反転する可能性は低いので、スキャルピング時のナンピンは危険だと言えるでしょう。

ポジポジ病になりやすい

中長期であれば取引可数が少ないため、ナンピンの回数も多くなりにくいですが、スキャルピングFXは短時間で何回も取引をします。そのため損失になるたびにナンピンをしていると、常に複数のポジションを持った状態になってしまいます。

スキャルピングでナンピンをすると悪い癖が付いちゃうそうだね

ナンピンは上手くいけば損失を利益に変えることができるため、中長期では損切代わりにナンピンを使うこともあるかもしれません。ただスキャルピングFXで同じことすると、取引回数と損失だけが増えてしまうので、ナンピンではなく損切を確実に行うことをおすすめします。

スキャルピングのナンピンが有効な場面

スキャルピングFXのナンピンはレンジ相場で使う

スキャルピングのナンピンが有効なのはレンジ相場の時です。 レンジ相場になるとチャートがレンジの幅を超えにくくなるのでナンピンのリスクを減らせます

レンジが上にブレイクしてしまうと売りポジションを持っている人の含み損が多くなるので、売りポジションを持っている人は必死で売りを入れます。

高値や低値付近では通常より取引量が増えるよ

買いのポジションを持っている人はそれを理解しているため価格が下がる前に決済します。買いポジションの決済は売りなので、両方のポジションが同時に売られることになり、レートが下がりやすくなります。

レンジ相場の解説画面

そのため含み損を出たとしても上端付近で売り、または下端付近で買いを入れれば高確率で勝つことができるでしょう。

ボーナスでリスクを取った取引をする時

ボーナスは口座開設時や入金時に支給されますが、証拠金として使用できるので立派な資金となります。ボーナスを利用すれば自己資金以上の取引ができるため、通常であればリスクが高いスキャルピング時のナンピンをしたとしても、大きな利益を得る可能性も高くなると言えるでしょう。

XMなら口座開設時や入金時、取引した回数に応じてボーナスを支給しているよ

ボーナスは取引をするためのポイントなので、引き出すことはもちろん、出金や口座間移動でも減ってしまうことがあります。取引以外の場面でポイントを減らしてしまうのは惜しいので、自己資金では手が出しにくい手法にボーナスを使うのもアリですよ。

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