・逆張りが有効な相場を瞬時に見抜きたい方
・逆張りのコツや注意点などを知りたい方
本記事のテーマ
逆張りで利益を狙えるトレードチャンスの見つけ方
<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届け>
FXの基本はトレンドと同じ方向にエントリーする「順張り」ですが、「逆張り」で利益を狙える相場も数多くあるため、中上級者の方は逆張り目線も備えて相場を分析するのがおすすめです。
今回の記事では、ドル円トレードで大活躍する逆張り手法3選に加えて、逆張りのコツや注意点などを詳しく解説します。
FXの逆張り手法は勝てない?
「逆張りは勝てない」は誤解です。正確には、「逆張り」は「順張り」よりも難しいため、勝つには相応のスキルが必要といえます。
FXの基本は順張りなので、FX初心者の方は「順張りだけで利益を上げる」というルールに従ってトレードを進めるのも有効です。ただし、中上級者の方や順張りで十分勝てているという方は、さらにトレードチャンスを増やすために、逆張り目線も備えておくのがおすすめです。
順張りと逆張りを使い分けてトレードチャンスを増やそう!
FXのドル円の逆張り最強手法3選
逆張り手法は、主にレンジ相場で有効性を発揮しますが、「そろそろ反転するだろう」という感覚で逆張りエントリーするのは禁物です。
ここでは、ドル円(USDJPY)で、特に有効性&再現性が高い逆張り手法TOP3をご紹介します。
第1位:5分足のレンジ相場トレード
ドル円の5分足でレンジ相場が発生した時は、逆張りで利益を上げるチャンスです。
「指標待ち」などの材料がない時間帯のレンジ相場は「逆張りスキャル」で稼ぎやすい!
レンジ相場は頻繁に出現しますがダマシも多いため、5分足のレンジ相場では上位の1時間足のトレンドが上向きか下向きかが重要なポイントです。
例えば、1時間足が下方向を示しているのであれば、5分足レンジ相場での「売りエントリー」での逆張り手法が有効です。
上のチャートでは、ドル円相場で再び150円台に上昇後、調整売りが出てくる中でレンジ相場が確認できます。レンジ上限で保有した売りポジションを下限で利確した後は、さらに下限で逆張りエントリーして買いポジションを保有し、レンジ上限で利確します。
1時間足で見極めて、5分足でエントリー&利確!
上級者の人であれば、利確後の押しが61.8%のフィボナッチ係数からの反発であり、このレンジ相場はエリオット波動の修正波ジグザグである可能性が高いため、レンジブレイクで順張りエントリーも狙える相場でした。
筆者の過去の経験則から、レンジ相場は3〜4度目でブレークすることが多く、ブレイクしない場合は逆方向に走りやすいということも覚えておきましょう。
第2位:日足×RSIで反転を狙ったトレード
非常に単純ですが、日足とRSIを組み合わせることでレンジ相場での逆張りトレードに有効性が生じます。レンジ相場内では通常RSIは30~70%の範囲内で動いており、その範囲を超えていくとトレンド発生の可能性大です。
日足チャート上でRSI30%に近付いたところで買いエントリー、70%付近で利確します。単純ですが、トレンドが発生しない限りは非常に有効な手法です。
チャート上では利確直後に急騰していますが、これは米国経済指標にサプライズが発生したためで、その前に利確しておくことが基本です。
さらに指摘しておきたいのは急騰後の動きで、価格はダブルトップを付けていますが、RSIは急減(87→70%)しており、過熱感が急激に減少していることが分かります。
この場合、RSIのダイバージェンスが発生している可能性から売りエントリーして、再び元のレンジ内に戻るという習性を利用するのもおすすめです。
ダブルトップの完成を確認後にエントリーするのもOK!
番外編:指標発表後の急激な値動きを狙ったトレード
上のRSIのチャートでは、重要経済指標のサプライズからレンジ相場を飛び抜けてトレンドが発生しました。このように、FOMCや米国雇用統計などの重要指標発表後には急激な値動きが発生することがあります。
上のように、すでに含み益が発生しており、かつ、発表前から予測した方向へ相場が動いている場合には、エントリー価格前後に逆指値注文を忘れずに入れて勝負してみるのもおすすめです。
中上級者の方は指標トレードにも積極的に挑戦しよう!
ただし、基本的には、経済指標発表前には利確しておくのが定石です。トレンドが発生するのは通常は投げによるものであり、新規の買いが続くかどうかは相場の過熱感を見ると判断できます。
第3位:ヘッドアンドショルダーで相場の反転を狙ったトレード
へッドアンドショルダーは、トレンド転換(終了)時に形成されるチャートパターンです。三尊天井やトリプルトップとも呼ばれ、上昇トレンドから下降トレンドへ転換時には天井圏に、下降トレンドから上昇トレンドへ転換時には底値圏に出現します。
ヘッドアンドショルダーの形成が確認され、ネックライン下抜け後は、上昇トレンドが終了して下降トレンドが始まるのを狙い、売りでエントリーします。
損切りラインはネックラインに設定し、下降がひと段落したのを確認したら利益確定します。
逆張り手法に有効なチャートパターンには、他にもダブルトップやソーサートップがあります。チャートパターンは瞬時に相場の動向を見極めるのに有効なので、マスターしておくのがおすすめです。
FXのドル円の逆張りにおすすめのインジケーター3選
逆張り手法で優位性を発揮するおすすめインジケーターを3つご紹介します。
移動平均線
最も多くのFXトレーダーに使われているのが移動平均線です。移動平均線とは一定期間の終値の平均を示したもので、中でも多く重用されるのが5移動平均線と20移動平均線になります。日足の場合には、これに加えて60日移動平均線も利用されます。
まず移動平均線で見てもらいたいのは、その傾きです。つまり、移動平均線の向きが重要で、「上向き」なのか「下向き」なのかが重要なポイントとなります。
レンジ相場では、5移動平均線の傾きが定まらずに上を向いたり下を向いたり交互に動いています。また、価格も5移動平均線の上に出たり下に下がったりと一定しませんが、この状態こそがレンジ相場となるのです。
これに対して、トレンドが発生すると、5移動平均線は上向きに上昇し、価格も5移動平均線の上に出た状態が続きます。これに加えて、20移動平均線も上向きに推移するとかなり強いトレンドが発生していることになり、60移動平均線まで追随するようだと強力なトレンド相場とみなされます。
ゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売りも有効!
ストキャスティクス
RSIとともに相場の過熱感(買われすぎ・売られすぎ)を示す指標として、多くの投資家に使われているのがストキャスティクスです。
この指標の特徴は、%Kと%Dの2本ののラインが表示され、ストキャスティクスが20%を下回ると売られすぎ、80%を上回ると買われすぎと判断します。
インジケーターとしては、売買ポイントが出過ぎるという問題もありますが、スキャルピング手法などの短期トレードではそれがメリットになります。移動平均線などと併用して使うことでより有効性が増すでしょう。
ダマシを回避して勝率を上げるために、他のインジケーターと併用しよう!
ボリンジャーバンド
移動平均線とともに最も投資家に人気の高いインジケーターがボリンジャーバンドです。
ボリンジャーバンドは7本のラインから構成されており、それぞれのラインに収まる確率を以下のように計算します。(±3σはめったに出ないことから、特に短い時間足ではこれを除いて5本でトレードするのが主流です)
ラインに収まる確率
+2σ~-2σ内に収まる確率:約95.5%
+3σ~-3σ内に収まる確率:約99.7%
通常のレンジ相場では+2σを超えてくると売りエントリー、-2σを下抜くと買いエントリーに優位性が見出せます。±3σを超えるような相場は滅多になく、出たとしても相当強いエネルギーを持ったトレンド相場に発展していく可能性が大です。
ボリンジャーバンド利用の際に重要なのは、バンド幅であり、バンドが拡大している時はトレンド発生、逆に縮小していればレンジ相場とみなします。
バンド収縮でレンジ相場、拡大でトレンド発生のサイン!
バンド幅が縮小しているレンジ相場内(黄色い枠内)であれば、非常に有効に逆張り手法が使えます。逆に、バンド幅が拡大している時には、±1σを超えるとトレンド発生、±2を超えると強力なトレンド相場と判断しましょう。
FXの逆張り手法のコツ&注意点
ここからは、逆張り手法のコツと注意点についてさらに詳しく説明します。
反転を確認してからエントリー
常勝トレーダーといわれる人たちに「勝ち続ける秘訣」をたずねると、多くのトレーダーが「エントリーのタイミング」と答えます。つまり、エントリーのタイミングさえ間違わなければ勝てる確率は高くなるということです。
何となく強そうな相場だと感じて逆張り買いしたり、あるいは弱そうな相場だと感じて逆張り売りしてもなかなか勝てません。逆張りはダマシのリスクも大きいため、トレンドの転換を確信してからエントリーする慎重さを持ちましょう。
トレンドを追う順張りとは異なり、逆張りはレンジ幅の上限、下限を狙うので「待つ」ことが重要です。
レンジトレード初心者の方は、ちゃんと上限・下限まで待とう!
あらかじめ逆指値注文を入れる
逆張り手法はレンジ相場で有効であると解説してきましたが、エントリーする際には必ず逆指値注文(ストップロス)を入れておきましょう。逆指値注文をいれておくことで、万が一の場合の損失を最小限にできます。
特に海外FXのハイレバトレードでは、レンジ相場での逆張り手法は有効です。しかし、短い時間足の場合にはダマシも多く、レンジと思った相場がレンジから飛び出てトレンドが発生することも十分あり得ます。
逆張り手法はレンジ相場が崩れた場合には、大きな損失に繋がる可能性があります。ここで重要なのが逆指値注文を出しておくことで、あらかじめ損失を限定しておくことで大きな損失から守ってくれます。
逆張り時は必ずエントリー前に損切りラインも決めておこう!
無計画にナンピンを行わない
ナンピンとは、エントリーした価格が下落した際に平均コストを下げる(損益分岐点を下げる)ために買い増し・売り増しすることです。一見理にかなったトレードのように思えますが、この投資家に安心感を与える手法には魔物が潜んでいます。
ナンピンは多くのケースで失敗し、逆に損失をふくらますことになります。理由は既にトレードプランは破綻しており、レンジ相場から新たなトレンドが逆方向に発生している可能性が高いからです。
昔から投資の世界では「下手なナンピンすかんぴん」といって、ナンピンは大きな損失に繋がるとして(すかんぴんになる=すべて失う)戒められています。
FXの逆張りのよくある質問
FXの逆張り手法に関して、よくある疑問点は以下のようなものとなります。
FXは逆張りのみで勝てる?
逆張り手法は、レンジ相場と判断される場合に有効で、トレンド発生時には順張り手法の方が利益を得やすくなります。
実際には、相場の大半の時間帯はレンジ相場が占めており、スキャルピングなどの短期トレードで小幅な利益を狙う際には大変有効な手法といえます。
個人的には「順張り8:逆張り2」の割合がおすすめ!
FXで逆張りするメリットは?
逆張りではレンジの上限・下限を狙うため、エントリー価格が割安になります。また、相場の大半(一般的には80〜90%といわれる)の時間帯を無駄にせず、小幅狙いの短期トレードを繰り返せます。
大切なのは、しっかりとした根拠をもってレンジ相場で行うこと、また、トレードに逆らうリスクを伴ったエントリーなので必ず逆指値注文をあらかじめ入れておくことです。
FXは逆張りの方が勝率が高い?
一般的には、逆張りの方がリスクが高いといわれます。理由はトレンドに逆らったリスクを伴う手法だからです。
しかしながら、レンジ相場内でのスキャルピングなどの短期トレードにおいては、最強の手法(移動平均線、ストキャスティクス、ボリンジャーバンド)などを利用することで高い勝率も可能です。
FXのドル円の逆張り最強手法 まとめ
FXの逆張り手法で勝てないのは、トレンド発生時にトレンドに逆らって逆張りトレードをするからであり、相場の大半の時間帯を占めるレンジ相場では逆に有効性を発揮します。
特に、逆張り手法と親和性の高いインジケーターなどを利用してエントリーすると勝率は上昇します。トレンドを追うだけではなく、レンジ相場内でもトレードをするのであれば是非マスターしておきたい手法です。
まずは今回ご紹介した3つの手法をマスターして、トレード手法の幅を広げよう!