・朝のスキマ時間でサクッと稼ぎたい方
・朝だけで完結するデイトレード手法を知りたい方
本記事のテーマ
副業トレーダーにおすすめの朝だけで完結するトレード手法をご紹介
<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届けします>
今回の記事では、朝の5〜30分で相場環境を認識して、エントリーと同時に利確/損切り設定を行う「朝30分の日足トレード手法」を解説します。
エントリーと利確/損切り後は、ポジションが決済されるまで放置すればOKなので、朝のスキマ時間にサクッと20〜30pips抜いて稼ぎたい兼業FXトレーダーの方におすすめです。
朝30分の日足トレード手法以外の「おすすめ早朝デイトレード手法3選」もご紹介するので、ぜひご参考にしてください。
FXの朝30分の日足トレード手法とは?
朝30分の日足トレード手法とは、ポンド/ドル(GBPUSD)の日足チャートを見て、前日のローソク足が前々日のローソク足を完全に包み込んでいた際に、当日の始値から20〜30pips抜きを狙う方法です。
FXの「包み足(抱き足)」には、1本目の始値を2本目の終値が更新できていない場合は認められないなど、様々な定義があります。しかし、朝30分の日足トレード手法では、前日のローソク足の高値安値が、前々日のローソク足を包み込んでいればOKです。
エントリーの方向は、前日が陽線なら「買い」、陽線なら「売り」で行います。
シンプルな手法で忙しい朝にぴったり!
メリット&デメリットと注意点
朝30分の日足トレード手法のメリットは、日足チャートでその日の始値が出現する「朝の7時(夏時間は6時)」にエントリーと利確&損切り設定を行えば、後は放置できる点です。
利確設定は20〜30pips抜きで、損切り設定は前日のローソク足の安値割れです。
一方、デメリットは、①毎日トレードチャンスがあるわけではない、②ボラティリティが小さい時は不向き、③経済指標発表前後は避けた方が良い、の3点です。
基本的にはポンド/ドルに有効ですが、ユーロ/ドル(EURUSD)でもOKです。なので、朝の7時(夏時間は6時)の5分前には、ポンド/ドルとユーロ/ドルの日足チャートをそれぞれ確認して、トレードチャンスを探すのがおすすめです。
まずはポンドドルかユーロドルで!
FXの朝30分の日足トレード手法の手順
ここからは実際のチャートを用いて、具体的な手順をご紹介します。
①朝7時前にポンドドルの日足を確認
その日の始値が出現する「朝の7時(夏時間は6時)」前に、ポンド/ドルの日足チャートを開きます。
②前々日と前日のローソク足を確認
次に、前日のローソク足の高値安値が、前々日のローソク足の高値安値を包み込んでいるかを確認します。ポンド/ドルで包み足が見つからなかった場合は、ユーロ/ドルを確認しましょう。
包み足になっていても、ボラティリティが小さい場面や、その日に経済指標発表を控えている場合は、エントリーを見送るのがおすすめです。
③前日が包み足なら始値から20~30pips抜きを狙う
包み足が確認できたら、前日が陽線なら「買い」、陰線なら「売り」で、その日の「朝の7時(夏時間は6時)」に始値でエントリーします。
エントリーと同時に、利益確定は20〜30pips抜き、損切りは前日のローソク足の安値割れに設定します。
後はそのまま放置して、ポジションが決済されるのを待つだけです。ポンドドルは動く値幅が大きいので、ロットは張りすぎない方が良いでしょう。また、各海外FX会社ごとに異なるスワップポイントの発生時間には注意しましょう。
10万円ほどの証拠金でトレードする場合は、1ロット(10万通貨)前後でエントリーするのがおすすめです。
ここからは、他のおすすめ早朝デイトレ手法を紹介するぞ!
FXの朝30分の日足トレード以外の「おすすめ早朝デイトレ手法」
欧州&NY市場のトレンドに乗る手法
前日の欧州市場やNY市場の流れは、東京市場でも引き継がれやすい傾向があります。欧州やNY市場の時間帯は、日本時間の夕方以降です。夕方以降のチャートから、トレンド発生の有無やトレンドの方向を確認しましょう。
欧州やNY市場の時間帯に明確なトレンドが発生していれば、そのトレンドに従ってエントリーを行います。
上のポンド/ドルの1時間チャートでは、欧州・NY時間に下落トレンドが発生しています。この流れを見て、東京市場がスタートしたら売りでエントリーを行います。利益が乗ったら、東京時間終了時に決済を行いましょう。
損切りポイントに明確な目安はありませんが、陽線が3本続くなど上昇トレンドへの明らかな転換が見られたら、損切りを実行しましょう。
ポンドドルならではの手法!
ゴトー日の東京仲値トレード手法
ゴトー日とは、5と10が付く日のことです。5日・10日・15日・20日・25日・30日が該当します。これらの日が土日や祝日であれば、直前の平日がゴトーの日です。
ゴトー日は、輸入企業の支払い決済日に設定されている場合が多く、相場が大きく動きやすい傾向が見られます。また、仲値にかけては輸入企業が資金調達のため、米ドルの買い注文をまとめて行う傾向があります。
ドル円の上昇を狙うのがポイント!
ゴトー日のFX取引をドル円の5分足チャートで考えてみましょう。東京市場オープン後の上昇トレンドに乗って、買いエントリーを行います。
仲値発表後は、利益確定の決済注文が入って下落しやすくなるため、発表後の下落を見越して、午後9時50分あたりで決済しましょう。
損切りに明確な目安はありませんが、エントリー後に上昇トレンドが見られなければ、早めに撤退することをおすすめします。
月曜日の朝の窓開きアノマリー手法
為替相場は月曜日の早朝にスタートしますが、スタート時に窓を開けることがよくあります。窓開きのアノマリーとして有名なのが「窓は開いたら閉まる」というものです。窓埋めトレードとも呼ばれますが、窓が開いた方向とは反対方向にポジションを持ち、窓が閉まるのを待ちましょう。
下の15分足チャートでは、月曜の朝に前週よりも安い値でスタートし、窓が開いていることが確認できます。ここでは、窓が閉まるのを狙って買いでエントリーを行うのがセオリーです。
窓は数10分~数時間で閉まることが多いですが、2日~3日経ってようやく閉まる場合もあります。稀にですが、閉まらないケースもあるので、損切り注文は必ず入れておきましょう。損切りポイントは窓の値幅と同程度逆行したポイントに設定しておくと良いでしょう。
損切り設定は忘れずに!
FXの朝30分の日足トレード手法のまとめ
今回ご紹介したトレード手法は、朝の30分のスキマ時間を利用できるので、仕事や家事に追われる投資家やFX初心者の方にオススメです。時間軸でいうとデイトレードがメインになりますが、エントリーを行う際は、日足チャートを見て、前日までの情報をしっかりチェックしておくことが重要です。
日足を毎朝確認するクセをつけよう!
ただし、いつもチャンスがあるわけではないので、むやみやたらにエントリーしないようにしましょう。しっかりと勝ちパターンや計画を立ててチャート分析を行い、「勝負する時はする、しない時はしない」というメリハリをつけることも重要なトレード戦略といえます。