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FXのトレンド転換サイン全6パターンの見極め方

FXのトレンド転換サイン6種類の見極め方
このような方にオススメの記事

・トレンド転換の全パターンを知りたい方
・トレンド転換の根拠を増やすインジケーターを知りたい方

本記事のテーマ

トレンド転換サインを瞬時に見極める方法

<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届け>

FXスキャルピングでは、トレンド転換サインを瞬時に見極めてトレード戦略を立て、適切な方向にエントリーすることが重要です。トレンド転換サインの主要パターンは6種類しかないため、正確に見極められれば感覚的なエントリーも可能です。

今回の記事では、全6種類のトレンド転換サインを中心に、FX取引でトレンド転換を狙って利益を上げる方法を解説します。

目次

FXのトレンド転換サイン6種類

FXのトレンド転換とは、相場の買い手と売り手の勢力が逆転することを意味します。

FX相場には、①上昇トレンド、②下降トレンド、③レンジ相場、3つの状態が存在し、その時の需要と供給によって、どんなトレンドが発生するかが決まります。

トレンド転換を正確に見極める力は、スキャルピングに必須!

ダウ理論とは?

基本的なトレンド転換サインは、チャールズ・ダウ氏が19世紀後半に提唱したチャート分析理論ダウ理論」に基づいています。

ダウ理論とは、過去の価格の動きから未来の市場のトレンドを予測する考え方です。

全6種類のトレンド転換サイン

①上昇トレンド→下降トレンド
②下降トレンド→上昇トレンド
③上昇トレンド→レンジ相場
④下降トレンド→レンジ相場
⑤レンジ相場→上昇トレンド
⑥レンジ相場→下降トレンド

トレンド転換サインは全6種類で、最初の2つはダウ理論を直接用いたもので、残りの4つはダウ理論を応用したものになります。

①上昇トレンドから下降トレンド

上昇トレンドから下降トレンドへの転換点は、直前の安値を明確に下回ったときです。

トレンド転換パターン1

上昇トレンドは、高値と安値の価格をジグザグに更新しながら、上昇の波を作ります。下降の波で前回の安値(安値②)を明確に下回った時は、上昇トレンドが崩れて下降トレンドに転換するサインです。

②下降トレンドから上昇トレンド

下降トレンドから上昇トレンドへの転換点は、直前の高値を上回ったタイミングです。

トレンド転換パターン2

下降トレンドも上昇トレンド同様の、安値更新と高値切り下げを繰り返しながら、ジグザグ状に波を描きます。上昇の波で前回の高値(高値②)を明確に上回った時は、下降トレンドが崩れて上昇トレンドに転換するサインです。

トレンド発生中は、常に直前の高値と安値に注目しよう!

③上昇トレンドからレンジ相場

上昇トレンドからレンジ相場への転換点は、直前の高値と安値をどちらにも抜けなくなったタイミングです。

トレンド転換パターン3

このチャートパターンは「高止まり」と呼ばれ、主に上昇トレンドの高値圏で見られる形です。

高値を更新して上昇トレンドが継続することも、安値を更新して下降トレンドに転換することもあります。そのため、大きなトレンドを見極めるのが難しい相場です。

ただし、スキャルピングの場合は、しばらくレンジが続くと過程して、レンジの高値・安値でレンジトレードが可能になります。

レンジ相場では上がレジスタンスライン、下がサポートラインと呼ばれるぞ!

④下降トレンドからレンジ相場

下降トレンドからレンジ相場への転換点は、直前の安値と高値をどちらにも抜けなくなったタイミングです。

トレンド転換パターン4

このチャートパターンは「下げ止まり」と呼ばれます。上昇トレンドからレンジ相場同様、様子見をするか、損切りラインを明確に決めてレンジ内のトレードに徹するのがおすすめです。

⑤レンジ相場から上昇トレンド

レンジ相場から上昇トレンドへの転換点は、水平に引いたレジスタンスラインをチャートが上に抜けたタイミングです。

トレンド転換パターン5

レンジ上抜けにはダマシも発生しやすいのですぐに飛び乗らず、次の安値を作るタイミングを待ってエントリーするのがおすすめです。

レンジトレード手法中でショートを持っていた場合は、レジスタンスライン上抜けしたタイミングでしっかり損切りしましょう。

FXでは7割がレンジ相場といわれているから、レンジからのトレンド転換サインは特に重要!

⑥レンジ相場から下降トレンド

レンジ相場から下降トレンドへの転換点は、水平に引いたサポートラインをチャートが下に抜けたタイミングです。

トレンド転換パターン6

この場合も、すぐに飛び乗るのではなく、下抜け後の戻り高値を待ってエントリーするのがおすすめです。

レンジトレード中でロングを持っていた場合は、サポートライン下抜けしたタイミングで損切りしましょう。

FXのトレンド転換の見極め方【チャートパターン編】

FX相場には、上記のダウ理論が基のトレンド転換サイン以外にも、チャートパターンの形でトレンド転換に備えられます。

ボトム系

下降トレンドから上昇トレンドに転換する際、ボトム系のチャートパターンが高確率で発生します。

代表的なものは、ヘッドアンドショルダー底(逆三尊)・ソーサーボトム・ダブルボトム・トリプルボトムです。

ヘッドアンドショルダーボトム&ソーサーボトム
ダブルボトム&トリプルボトム

それぞれの戻り高値を水平線で結ぶと、ネックラインと呼ばれるレジスタンスラインができます。ネックラインを上抜けた場合は上昇トレンドへ転換、上抜けなかった場合はレンジ、もしくは下降トレンドに戻ります。

トップ系

上昇トレンドから下降トレンドに転換する場合は、トップ系のチャートパターンが頻出します。

代表的なものは、ヘッドアンドショルダー(三尊)・ソーサートップダブルトップ・ダブルトップ・トリプルトップです。

ヘッドアンドショルダートップ&ソーサートップ
ダブルトップ&トリプルトップ

それぞれ形は異なりますが、共通点はサポートとなるネックラインが存在することです。サポートラインを下抜けて下降トレンドに転換するか、再びサポートされて上昇トレンド、もしくはレンジに戻るか、慎重に判断しましょう。

チャートパターンがしっかり形成されたのを確認してからエントリーしよう!

FXのトレンド転換の見極め方【インジケーター編】

MT4/MT5やTradingViewの各インジケーターを利用すれば、より高い精度でトレンド転換を見極められます。FX初心者にも使いやすくおすすめのインジケーターはRSIと一目均衡表です。

RSI

RSIは、オシレーター系のインジケーターで、相場の過熱感を判断するテクニカル指標です。

0~100の数値情報で記載され、一般的に70~80%以上で買われすぎ、20~30%以下で売られすぎと判断します。

RSIとは

買われすぎor売られすぎのゾーンにいる場合は、そろそろトレンド転換するかもしれない、と判断できます。

また、トレンド転換の直前によく発生するのが、「ダイバージェンス」です。
ダイバージェンスとは「逆行」を意味します。例えば、価格が上昇しているのにRSIが下降している場合、ダイバージェンスが発生していると見なされます。この逆行現象は、トレンドの転換を示唆します。

ダイバージェンスの実例

ダイバージェンスが確認できる相場では、トレンド転換する可能性がかなり高い傾向があります。上のチャートでは上昇トレンドから下降トレンドに転換していることが分かります。

人気No.1のインジケーター!

一目均衡表

一目均衡表とは、ローソク足と5本の基準線によって、相場のバランスを判断するテクニカル指標です。一目均衡表は「売り手と買い手の均衡が崩れた時に相場の値動きが激しくなる」という考え方によって作られています。

一目均衡表を用いたトレンド転換のサインはいくつか存在しますが、代表的なのは「雲のねじれ」と呼ばれるサインです。

一目均衡表を構成する5本のライン

先行スパン1・先行スパン2に挟まれた領域(水色・黄色の価格帯)が雲と呼ばれます。

雲の上下変動によるねじれ

雲のねじれが発生した後は、大きなトレンド転換が起こりやすい傾向があります。上のチャートでは、雲のねじれが発生後、下降トレンドからレンジ相場にトレンド転換していることが分かります。

中上級者ならマスター必須!

インジケーターは単一で利用するよりもMACDや移動平均線など、複数を組み合わせて使うと精度がより高くなります。

FXのトレンド転換の見極め方【無料ツール編】

外為どっとコムの「お天気シグナル」

外為どっとコムが手数料無料で提供している分析ツールの中に、「お天気シグナル」というものがあります。

チャートに表示される「↑」や「↓」の売買シグナルに従って取引するだけで良いので、誰でも簡単に取引できます。また、シグナル一覧表では通貨の強弱も確認可能です。

FXのトレンド転換の見極める時のコツ&注意点

見極めるコツと注意点

・ダマシに注意する
・市場開場時はトレンド転換しやすい
・必ず損切り設定をする

ダマシに注意する

トレンド転換が意識される価格帯に近づくと、ダマシが発生しやすくなります。ダマシとは、通常のテクニカル理論やトレンドライン通りに動かなかったり、想定外の動きをすることで逆の相場を展開することです。

特に、レジスタンスラインやサポートライン、ボトム系、トップ系のチャートパターンではダマシが発生しやすくなります。価格を点や額ではなく「ゾーン」で捉え、エントリーを焦らないことがポイントです。

市場開場時はトレンド転換しやすい

各市場開場時には、相場の流れがガラッと変わり、トレンド転換しやすくなります。特に、以下の時間帯(日本時間)は、取引銘柄を問わず市場の切り替わりなので注意が必要です。

夏時間冬時間
オセアニア市場
→東京市場
8:009:00
東京市場
→ロンドン市場
15:0016:00
ロンドン市場
→ニューヨーク市場
21:0022:00
ロンドン
フィキシング
24:0025:00

市場オープン時は大きく稼ぐチャンスでもあるぞ!

その他、4時間足や日足が確定するタイミングでも、トレンド転換が発生しやすくなります。

必ず損切り設定をする

トレンド転換にはダマシの発生がつきものなので、損切りの設定が必須です。指値・逆指値注文や、OCO注文を使って、あらかじめエントリー時に損切りラインを設定してリスクを抑えましょう。

FXのトレンド転換を見極める方法 まとめ

今回の記事では、6つのトレンド転換サインと、それを見極めるためのチャートパターンやインジケーターを紹介しました。まずはトレンド転換サインを覚えて、トレンド転換の根拠を補強するためにチャートパターンやインジケーターを活用するのがおすすめです。

FX相場や株価相場にはダマシがつきものなので、明確なトレンド転換サインが出てからエントリーする、損切り発注もしっかり行うなど、しっかり戦略を立ててFXトレードに挑みましょう。

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