・うねり取り(レンジトレード)のコツを知りたい方
・うねり取りにおすすめの銘柄や取引条件を知りたい方
本記事のテーマ
うねり取り手法はゴールドやポンド円のトレードに最適
<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届け>
うねり取りは、株式相場の定番手法ですが、通貨ペア次第ではFX相場のスキャルピングにも応用可能です。ただし、うねり取りでは、通常のスキャルよりも細かく何度もトレードを行うため、相場の中勢観と長勢観が求められます。
今回の記事では、FXトレードにおけるうねり取り手法を解説します。うねり取りの具体的なやり方やおすすめのFX通貨ペアもご紹介します。
FXのうねり取り手法とは?
うねり取りとは?
うねり取りとは、レンジ相場にて上限で売り、下限で買いを繰り返し、利益を積み重ねる取引手法です。
レンジトレードと似ていますが、レンジトレードは比較的緩やかなレンジ内でトレードを繰り返します。一方、うねり取りは、レンジトレードよりも中長期狙いで値幅が広いのが特徴です。そのため、ゴールドやポンド円など、ボラティリティが高い銘柄のレンジに絞って売買を繰り返します。
レンジトレードとの違い
うねり取り:中長期的に売買。レンジトレードよりも値幅が広い。
レンジトレードは各国の市場オープン前や重要経済指標発表前のレンジを狙いますが、うねり取りでは、大きなレンジ相場で売買を繰り返すため、レンジトレードよりもハイリターンを得やすいメリットがあります。
レンジトレードよりもハイリターン!
FXでうねり取りするメリット
シンプルで勝ちやすい
FXのうねり取りは、相場観さえ掴めていれば、レンジの上限と下限を狙うだけなので、非常にシンプルな手法といえます。複雑な戦略を必要としないため、FX初心者の方でも挑戦しやすく、高い勝率を実現しやすいのが特徴です。
レンジの上限と下限は、何となくレジスタンスラインとサポートラインを引くのではなく、RSIやボリンジャーバンドを用いて、より高い精度で見極めるようにしましょう。
正確にラインを引けるかと、レンジ終了を見極められるかが鍵!
1つの銘柄を極められる
1つの銘柄を極める際に、うねり取り手法はマスターしておいて損はない基本的なトレード手法といえます。
ボラティリティが高い銘柄で、うねり取りスキャルピングをマスターしていくと、自然とその銘柄の相場観を掴めてくるため、トレンドに乗って大きな利益なども獲得しやすくなります。
まずはうねり取りでゴールドやポンド円などの銘柄を極めて、その後トレンドの発生を見極められるようになったらロット数を増やして大口取引に挑戦するのも有効です。
FXは取引する銘柄を1つか2つに絞ろう!
FXでうねり取りするおすすめ銘柄
ゴールド
ゴールド(GOLD)は、中長期的な上昇トレンドを形成していますが、地政学的なリスクなどに敏感でボラティリティが高いため、うねり取りにおすすめの銘柄です。
<ゴールド リアルタイムチャート:1時間足>
米ドルと逆相関関係にあるので、米ドルトレードに慣れ親しんだFXトレーダーの方も比較的相場観を掴みやすい特徴があります。
経済や政治の不確実性が高まった際に価格変動が大きくなり、その後安定したレンジ相場が発生しやすい傾向があるので、急激な価格変動後はうねり取りのチャンスです。
ポンド円
ポンド円(GBPJPY)は、2021年からの金利差拡大により上昇傾向にありますが、メジャー通貨ペアの中ではトップクラスに値動きが激しいので、うねり取りで大きな利益を狙えます。
<ポンド円 リアルタイムチャート:1時間足>
通貨ペアは基本的に、各市場が始まる1時間ほど前までは値動きが安定し、レンジ相場になりやすい傾向があります。
夏時間の場合、東京市場が始まる前の早朝~8時と、ロンドン市場が始まる前の12時~15時は、ポンド円でうねり取りを仕掛けやすいタイミングといえます。
うねり取りするなら、ゴールドかポンド円!
ポンドドル
ポンドドル(GBPUSD)も、ポンド円同様にボラティリティが高いため、うねり取りにおすすめです。
<ポンドドル リアルタイムチャート:1時間足>
ただし、値動きの大きさは「ポンド円>ユーロ円>ドル円」となり、ポンド円はユーロポンドと逆相関関係にあるため、相場観を読みやすい特徴があります。なので、ポンドドルは、ポンド円よりも玄人向きな銘柄といえます。
ポンドドルはハイリスク・ハイリターン!
ドル円などと比べるとスプレッドも広いため、ポンドドルでは上限と下限が広がった大きなレンジを狙って海外FXトレードを行うのがおすすめです。
FXのうねり取り手法のやり方
うねり取り手法のやり方
2. ライン付近でエントリー
3. 反対のライン付近で利確
レジサポラインを引く
まずは、レンジ相場にて、高値同士と安値同士を結び、レジスタンスライン(抵抗線)とサポートライン(支持線)を引きます。
レジスタンスラインとサポートラインは、エントリーと決済の基準になります。サポレジラインの信頼性は反発回数によって決まり、ジグザグの数が多いほど信頼性が高いと判断できます。
上がレジスタンスで、下がサポート!
ライン付近でエントリー
うねり取りのエントリー方法は、サポートラインで「買い(ロング)」、レジスタンスラインで「売り(ショート)」です。
一度引いた水平線の精度にもよりますが、ライン付近、またはラインを完全に上抜けor下抜けした時など、ラインはあくまで目安にするだけで問題ありません。
反対のライン付近で利確
うねり取りの利確ポイントは、売りエントリーした場合はサポートライン、買いでエントリーした場合はレジスタンスラインです。
FX初心者の方は、損切りをレンジ半ばで逆行した時に設定するのがおすすめです。ラインを上抜けor下抜けし、レンジが終了した段階で、うねり取りは終了です。
レンジ終了までひたすら繰り返す!
FXでうねり取りする際の注意点
相場の波を正確に掴む
相場の波を正確に掴むことは、うねり取りを仕掛ける上で最も重要な要素です。波を把握できれば、エントリーできる銘や、エントリー&利確のタイミングをより正確に選択できます。
リスク管理の面においても、相場の波を正確に把握することで損切りのタイミングを見極めやすくなり、リスクを最小限に抑えられます。
相場観さえ掴めればとても簡単な手法だよ!
経済指標発表前は控える
重要な経済指標発表前は、ボラティリティが極端に大きくなる傾向があるため、うねり取りでのトレードはなるべく控えましょう。
うねり取りは適度なボラティリティで起こる価格の波を利用して、利益を積み上げる手法です。極端なボラティリティの中ではこの周期が乱れ、戦略を発揮しづらくなります。
FXのうねり取り手法 まとめ
今回の記事では、株相場の定番手法であるうねり取りと、海外FX取引に応用する方法を解説しました。
うねり取りは、ゴールドやポンド円などの銘柄がおすすめで、時間帯はレンジが形成されやすい早朝~8時と、12時~15時が狙い目です。
エントリーや利確、損切りポイントを決めやすいため、海外FXトレード初心者の方は積極的に挑戦してみるのがおすすめです。