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FX初心者が覚えるべき利食いポイント5選

FX初心者が覚えるべき利食いポイント5選
このような方にオススメの記事

・代表的な利食いポイントを知りたい方
・プロトレーダーが心掛ける利食いのコツを知りたい方

本記事のテーマ

「利食いポイント」を極めれば勝ちパターンは確立される

<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届け>

FXでは、どんなに素晴らしいエントリーをしても、利食いのタイミングを見誤ると、スプレッド負けや上手く利益を伸ばせないことがあります。むしろ利食いのタイミングが適正かどうかで、FXのトレードスキルは決まる、といっても過言ではありません。

今回の記事では、FX初心者の方がまず覚えるべき代表的な利食いポイントを5つご紹介します。専業トレーダーやプロトレーダーの方は、この5つの利食いポイントのいずれかを自身のトレードルールに取り込んでいるので、ぜひご参考にしてください。

利食いを制する者がFXを制する!

目次

FXの利食いとは?

FXの利食いとは「利益を確定させるために持っているポジションを決済すること」を指します。

利食いには、安い値段で買って高い値段で売る「利食い売り」と、高い値段で売って安い値段で買う「利食い買い」の2種類があります。稼いでいるスキャルパーの多くは、利益幅が大きく伸びた時に利益を確定し、1回のFX取引で約15〜100pipsの利食いをしています。

利食いと損切り

利食いとは反対に、損失を確定させるための決済を「損切り」といいます。

損切りは、損失を抱えた局面で判断を迫られるため、「いつかは損失を挽回できるかもしれない」という感情によってタイミングを逃しやすく、FX初心者にとっては特に難しい判断の1つです。

熟練のトレーダーほど、長く相場で生き残るためには損切りがいかに重要であるかを熟知しているので、素早く損切りを判断して損失幅を小さくする能力に長けています。

FXでは、市場で長く生き残るためにも、損失を小さくし利益を大きくする「損小利大」の考え方が非常に重要です。

適切なタイミングで損切りすることもスキルの1つ!

損切り幅は利食い幅の1/4がおすすめ

損小利大のトレードのためには、1回のトレードにおける損切り幅を利食い幅の1/4にするのがおすすめです。

例えば、損切り幅を10pips、利食い幅を40pipsとしてトレードを繰り返した場合、3回損失を出しても1度の利食いでトータル収支をプラスにできます。

トレードスタイルやトレード手法によって狙う利幅は異なりますが、FX初心者の方は損失と利益の比率(リスクリワード)を「1:4」にするのが1つの有効な目安といえます。

FX初心者の方はまず1/4を目安に!

中上級者にはポジションの上乗せも有効

トレードに慣れてきたFX中上級者であれば、相場が予想通りに動いた時に、ポジションを上乗せすることで更なる利益の拡大を狙えます。

特に海外FXトレードでは大きなトレンドが発生している時こそ、大きな利益を獲得するチャンスです。トレンドが伸びている限りはどんどんポジションを上乗せし、伸び悩みを感じた時には全ポジションを決済すれば、1度のトレンドの中で大きな利益を得られます。

ただし、急激な相場の転換時には大きな損失を被るリスクがあることを十分に認識し、損失幅を抑えられるように必ず損切り設定をしておきましょう。

FX初心者が覚えるべき利食いポイント5選

利食いのタイミングは、トレードの手法やスタイルによって様々ですが、初心者のうちはまず基本となる5つのパターンでの利食いを覚えるのが大切です。

利食いポイント5選

・利益幅を基準に利食い
・ラインや相場の節目で利食い
・ダウ理論を根拠に利食い
・トレール注文を使って利食い
・新たな投資家参入前の時間を目安に利食い

それぞれがシンプルな基準を採用している利食いパターンなので、内容をよく理解しておけば初心者でもテクニカル手法と組み合わせて応用できます。

利食いの決め方はこの5つだけ!

①利益幅を基準に利食い

利食いの中で最も分かりやすいのが、「事前に一定の狙う利益幅を決めておき、到達した時点で利食いする」方法です。

エントリーの時点で、「〇〇pips上昇(下落)すれば利食いする」とあらかじめ利益幅を決めておけば、チャートの変動に心が惑わされません。また、指値注文を上手く活用すれば、利食いを事前に仕掛けられるので、チャート画面に張り付いて相場を監視する必要もなくなります。

ただし、相場が予想と反対に動く可能性も当然あるため、逆指値で損切りは必ず設定しておくのが有効です。

この場合は、最初に決めた取引ルールを必ず守ろう!

②ラインや相場の節目で利食い

チャート上に水平線やトレンドラインを引いたり、キリのいい節目の価格を狙って利食いするシンプルな方法も有効です。

トレンドラインは相場の下値支持線や上値抵抗線としての役割を持ち、ローソク足の反対側にチャネルラインを引けば、エントリーしたポジションから狙う利幅を予測するのに役立ちます。

また、ドル円(USDJPY)の場合は、140円・145円・150円のようにキリのいい価格(キリ番)は、相場の節目となって反発することが多くなります。キリのいい価格では売買が活発になるため、到達する少し手前で利食いしておくのも初心者にはおすすめです。

キリ番は万国共通で意識される!

③ダウ理論を根拠に利食い

ダウ理論では「トレンドは明確な転換のシグナルが発生するまで継続する」とされており、この原則は利食いの強い根拠として活用可能です。

ここでの明確なシグナルとは、上昇トレンド時における安値の更新、または下降トレンド時における高値の更新を示しています。シグナルが発生するまではポジションをホールドし、発生すればただちに決済するなど、利食いの目安として活用できます。

ダウ理論を根拠に利食いするためには、高値と安値の定義を曖昧にせず、十分に見極める能力を養っておくのが重要です。

④トレール注文を使って利食い

トレール注文とは、相場の変動に合わせて、逆指値の決済注文を徐々に利益の方向に移動させる方法です。

相場の動きを後追いしながら逆指値注文が移動するため、エントリー後すぐに予想した方向へ相場が動けば、損失を被る可能性がなくなり、ノーリスクのトレードが成立します。FX初心者が意識するべき損小利大のトレードのためには非常に有効な注文方法です。

中上級者ならマスター必須!

⑤新たな投資家参入前の時間を目安に利食い

FXではロンドン時間やニューヨーク時間と呼ばれる相場の動きやすい時間帯があります。

三大市場の切り替わる時間帯は、その土地の投資家が参入してきて関係する通貨の相場は大きく動き始めるため、切り替わり前に利食いするのもおすすめです。

時間ごとの主な為替市場

冬時間では、ロンドン市場とNY市場は1時間プラスされます。日本時間での21時以降は、米国の重要な経済指標が発表されて相場が急変しやすいため、既に含み益を抱えていれば、深追いをせず事前に利食いしましょう。

FXの利食い判断におすすめのインジケーター

海外FX取引で多くのトレーダーが愛用しているボリンジャーバンドは、利食いを判断するためにおすすめのインジケーターです。

ボリンジャーバンドとは?

ボリンジャーバンドとは、移動平均線を基準にしてその上下に値動きの幅を示す線を加えた指標であり、価格の大半が帯(バンド)の中に収まるという統計学を用いたものです。

ボリンジャーバンドでは、相場の変動幅を視覚的に認識できるため、スキャルピングではエントリーから利食いの判断まで幅広く活用できます。

ボリンジャーバンドで判断する方法

ボリンジャーバンドでのエントリーと利食いの判断は、基準が分かりやすいのでFX初心者にとてもおすすめの手法です。

ボリンジャーバンドでは、バンドの上下幅からボラティリティ(値動きの大きさ)を、移動平均線とバンドの傾きからトレンドを、バンドの幅とローソク足から相場の過熱度を分析できます。

「買われすぎ」や「売られすぎ」を示す!

値動きが激しいほどバンドの幅は上下に広がり、値動きが少ないと幅が縮まります。また、移動平均線とバンドが同じ方向に傾いていれば、その方向にトレンドが発生していると判断可能です。

さらに、相場の95%以上はバンドの±2σの中に収まると定義されており、±2σを超えている場合は「相場が行き過ぎた」過熱状態を表します。

下のチャートはドル円の日足チャートです。まずはボリンジャーバンドを±2σまで表示させ、移動平均線と全てのバンドが上に向いたタイミングで買いエントリーします。

ボリンジャーバンドで利食いのタイミングを判断

相場がバンドに沿いながら上昇を続け、+2σのラインを超えた時点で、相場の「買われすぎ」と判断できるため、反発前に売って利食いします。損切りは直近安値の少し下を目安に行います。

FX初心者の利食い時の注意点は?

ここまでは、利食いのポイントや実際のトレード手法をご紹介しました。ここからは、FX初心者が覚えておくべき利食いをする時の注意点をご紹介します。

利食い時の注意点

・欲張らず一度決めたルールを徹底する
・「頭としっぽはくれてやれ」精神が重要

欲張らず一度決めたルールを徹底する

FX初心者のうちは、最初から大きな利益を狙おうと欲張らず、自分で決めたルールを守りながらコツコツと利益を積み重ねるようにしましょう。

国内FX業者やハイレバレッジの海外FX業者に関わらず、FXでは大きな損失を出すと取り戻すために、より利益率を上げなければなりません。利益や損失の幅、トレードのルールを一度決めた後は、徹底して守ることが大切です。

利食いポイントはコロコロ変えないように!

「頭としっぽはくれてやれ」精神が重要

相場の底値から天井値までの利幅に合わせ、利益を最大限に取ることは難しいため、初心者のうちから完璧な利食いを目指す必要はありません。

利益を追いすぎて利食いのタイミングを逃せば、相場の急転換によって一気に損失を抱える可能性もあります。特に海外FXのスキャルピングでは「頭としっぽはくれてやれ」という投資の格言のとおり、大きな値幅の中の一部で利益を取る精神が大切です。

FXでは利益を上げることが最重要!

FX初心者が覚えるべき利食いポイント まとめ

今回の記事では、FX初心者が覚えるべき利食いのポイントとトレード手法を解説しました。

国内FX会社や海外FX会社に関わらず、利食いは、FXにおいて利益を確定させるための重要な選択です。相場は一瞬で変動することも多く、初心者のうちは利食いのポイントを覚えておくだけでも、利益の拡大や損失の縮小につながります。

利食いのタイミングに自信がない方は、今回の記事を参考にしていただき、この機会にぜひ利食いのポイントを覚えてみてください。

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