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FXのデイトレードとスキャルピングの違い&特徴

デイトレードとスキャルトレードの違い&特徴
このような方にオススメの記事

・デイトレとスキャルの違いを知りたい方
・取引スタイルごとのメリット&デメリットを知りたい方

本記事のテーマ

トレードスタイルごとの強みを把握して、自分に最適な手法を見つける方法

<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届けします>

FXの代表的なトレードスタイルの2つに、「デイトレード」と「スキャルピング」があります。

2つの最も大きな違いは、エントリーから決済までのポジション保有時間です。また、それに伴い、利確や損切りの値幅、必要な資金や最適なレバレッジなども変わります。

今回の記事では、デイトレとスキャル、それぞれのメリットやデメリットを解説し、ご自身に最適な取引スタイルを選ぶためのコツもご紹介します。

目次

FXのデイトレードとは?

デイトレードとは

デイトレードは「1日以内の取引」

「デイトレード」とは、1日の中で取引が完了するトレードスタイルです。

新規注文から決済注文までをその日中に行うので、利益&損失が毎日確定します。日中にポジションを保有して、就寝時間前に決済するのが基本といえます。

ポジションを翌日に持ち越さず、その日のうちに利確や損切りするよ!

デイトレードには、「各国の経済指標の発表や要人発言などの影響を受けて、その日に値動きしそうな通貨ペアをFX取引して利益(値幅)を狙える」という特徴があります。

スキャルピングでも上記の戦略は可能ですが、短期売買の場合はスプレッドが広い通貨ペアでは取引コストが重石になるため、デイトレード手法の方が有利な場合が多いといえます。

スキャルピングは「数秒〜数分の取引」

「スキャルピング」とは、数秒〜数分で売り買いを繰り返すトレードスタイルです。

1度の取引で狭い値幅(3〜10pipsほど)を狙い、取引回数を増やすことで微益を積み重ねます。

スキャルは経験や技術がモノを言う!

スキャルピングには、「時間や場所を問わず、スキマ時間でも手軽にFX取引して利益を狙える」という特徴があります。そのため、仕事・家事・学業と並行しながら、FXを副業として始められます。

また、デイトレードよりも、FXの知識やトレード技術が損益にそのまま反映されやすいというメリットもあります。

そのため、上昇・下落を当てるだけのギャンブル感覚では、長期間のトータルで利益を積み重ねることは困難になります。

スイングトレードや長期運用との違いを比較

「スイングトレード」とは、数日〜数週間かけてポジションを保有するトレードスタイルです。

また、それ以上の数ヶ月〜数年の長期間に見据えてトレードする方法は「長期運用」と呼ばれます。長期運用では、より多くの値幅(100〜1,000pipsなど)を狙い、サヤ取りやスワップポイントを目的に資産運用することもあります。こちらは、あまりFX初心者向けとはいえません。

スイングトレードも長期運用も、大きな相場感を予測してポジション放置で利益を狙う投資法だよ!

スキャルピング・デイトレード・スイングトレード・長期運用では、それぞれの保有時間の違いに加えて、レバレッジの効かせ方にも違いがあります。

<FXの投資手法とレバレッジ率の違い>

ポジション保有時間
レバレッジ
特徴
スキャルピング
数秒〜数分
小さな利益をコツコツ積み上げる
デイトレード
数時間〜1日
中〜大
1日の中の数回の取引で値幅を取る
スイングトレード
数日〜数週間
小〜中
大きなトレンドで大きな値幅を狙う
長期運用
数ヶ月以上
スワップ利益を含めた長期の資産運用

基本的には、ポジション保有時間が短いほど、ハイレバレッジを効かせるのがFXの王道的な取引方法です。

FXのデイトレードとスキャルピングの3つの違い

デイトレードとスキャルの違い

利確&損切りの値幅

デイトレードとスキャルピングでは、エントリーする理由が違うため、利確や損切りの最適な値幅もそれぞれ異なります。

デイトレードは、その日の値動きを想定して指値・逆指値のライン(レート価格)を決めてからエントリーします。そのため、ポジションを保有する前に、利確や損切りの金額を確定させておくのが定石です。

スキャルピングは、その場の値動き(プライスアクション)により売買を繰り返すため、成行注文(スピード注文など)で細かい値幅を狙い、損切りも臨機応変に迅速に行います。

デイトレは指値を置いて値動きを待ち、スキャルは値動きのトレンドを追いかけるイメージ!

投資資金&レバレッジ

デイトレードでは、1〜10倍の低レバレッジで、投資資金に余力がある(証拠金維持率が高い)状態で取引を行います。

1回のトレードで狙う値幅にもよりますが、デイトレの場合は、その日の値動きの見通しを立てることで「確実に取れるであろう値幅」を狙います。

ドル円が110〜111円のレンジ相場の場合

現在価格が110円30銭で、その日の見通しが上昇であれば、110円20銭〜40銭で買いポジションを保有します。その後、指値を110円70銭・逆指値を110円00銭にするなど、「ここまで上がったら(下がったら)利確(損切り)する」という目安を決めます。

また、海外FXなども利用して、ハイレバレッジ(10〜1,000倍)をかけることで利益を最大化します。

一方、スキャルピングでは、投資資金が多い(ロット数が多い)方が、少しの値幅でも十分な利益が期待できます。

ロット数(取引量)が10万通貨の場合

ドル円のレートが0.1円(10pips)動いて利確(損切り)すると、損益は±10,000円です。

スキャルの場合、同じ条件で100万通貨で取引すると、損益は±10万円になります。レバレッジを高くすれば、必要証拠金が減るため(リスクは高くなる)ロット数を増やせます。

ハイレバ一攫千金の醍醐味を活かせるのがスキャルピング!

ポジションの保有時間

デイトレードのポジション保有時間は約1〜8時間ですが、一般的なスキャルピングは数秒〜数分、長くても30分程度です。

ただし、何分以上はデイトレ、何分以内はスキャルと明確に決まっているわけではありません。また、保有時間だけではなく、狙う値幅・レバレッジのかけ方・エントリーの理由・確認している時間足などでも区別されます。

トレール注文を活用しよう

トレードスタイルに関わらず、ポジションを保有する場合は、取引ツールMT4/MT5などで「トレール注文(トレイリング・ストップ注文)」を入れることで、自分がチャート見れない間でも利益を狙えます。

トレール注文とは?

逆指値を建値にして損切りをゼロにすること。あるいは、逆指値が通っても利益になるように注文を入れること。

例えば、110円でドル円の買いポジションを保有するとします。3時間後にレート価格が110円20銭まで上昇した場合、そこで利確(20pips)も可能ですが、逆指値を建値(110円)にして指値を110円50銭にすると、損切りされた場合も損失はゼロなのでリスクがなく、利確した時の値幅は50pipsになります。

また、上昇の勢いが強まりレート価格が110円30銭まで動いた場合、逆指値を110円20銭・指値を110円50銭にすれば、逆指値についても30pipsの利益になるため、損失のリスクがない状態で利益の最大化も可能です。

FXのデイトレードとスキャルピングのメリット&デメリット

デイトレードのメリット・デメリット

デイトレードのメリット

FX相場を気にすることなく眠れる(就寝前にポジションを決済するため)
スキャルピングよりも値幅が狙える
・トレール注文を入れると損切りのリスクを抑えやすい
・1日1回のFXトレードでも利益を狙えて、副業としても最適
・1日で取引を完了できるので、含み損の損切りを決断しやすい(持ち越したことによる想定外の損失になりづらい)

デイトレードのデメリット

日中にFX相場が気になる(仕事・家事・学業に集中できないこと)
ある程度の値動きがないと儲からない
・1日の値動きを想定するために、情報収集や分析などの準備が必要(経済指標の発表時刻やそれまでの値動きの傾向など)
・相場の流れを把握するために、複数のローソク足をチェックする必要がある(15分・1時間・日足など)
・値動きの見通し(上昇・下落・レンジ)を立てるために知識・経験が問われる

デイトレは1回で大きく稼ぎやすいけど、エントリーには入念な下準備が必要で、ポジション保有時には忍耐力が試される!

スキャルピングのメリット

スキマ時間でもコツコツ稼げる
ファンダメンタルズ分析が必要ない(その場の値動きやテクニカルが判断材料)
・ポジションを保有する時間が短いので、為替変動リスクが低い(保有中に暴騰・急落する可能性が低い)
・短期足(1分・5分・15分など)を確認するだけでもエントリーできる
・経済指標の発表時刻など、相場が動くタイミングでエントリーチャンスが多くある

スキャルピングのデメリット

相場経験やトレードの技術がないと安定して稼げない(勝ったり負けたりで、結果マイナスなど)
・チャートを常にチェックするため、精神的・肉体的・時間的な労力がかかる
・売買回数が多いので、取引コストがかかる(実質の手数料であるスプレッドがコストになる)
・FX口座が凍結される可能性がある(FX会社や証券会社によってはスキャルピング禁止)
・初心者にありがちなポジポジ病になりやすい(ポジションがないと落ちつかない、ポジションがないときに相場が動くのが耐えられないなど)

スキャルピングは、デイトレより狙える値幅が小さいけど、トレード経験を積めば瞬発的にサクッと稼げるぞ!

FXのデイトレードよりスキャルピングの方が稼ぎやすい3つの理由

スキャルピングの方が稼ぎやすい理由

・テクニカルの技術向上が収益に反映されやすい
・ファンダメンタルズに左右されない
・1日の中で何度かある確実なトレンドを掴むだけで良い

テクニカルの技術向上が収益に反映されやすい

スキャルピングが稼ぎやすい1つ目の理由は、テクニカルの技術向上がそのまま収益に直結するからです。

スキャルピングは、基本的にテクニカル分析のみでトレード可能です。収益がどれだけ出るかは、ほとんどテクニカル分析の技術だけに左右されます。

デイトレやスイングは、テクニカル分析だけでは勝てない!

デイトレードの場合、テクニカル分析とファンダメンタル分析の両方を意識する必要があります。ファンダメンタル分析も経験や知識を増やせば精度を上げられますが、指標発表の結果は誰にも予想ができないので不確定要素は強いままです。

その点、スキャルピング手法なら収益が出る要因がテクニカル分析のみなので、経験を積むことで稼ぐ力も身につくといえます。

ファンダメンタルズに左右されない

スキャルが稼ぎやすい2つ目の理由は、通貨ペアや株式などの銘柄に関わらずファンダメンタルズに左右されない点です。

スキャルはポジションを長期保有しません。スキャルピングは、ファンダメンタルに左右されにくいので、情勢を掴めない場合やニュースを小まめにチェックできない場合も取り組みやすいといえます。

デイトレだとポジション保有中の指標発表で、レートが想定外の動きとなるリスクも…

デイトレードやスイングトレードは、ポジションを持つ時間が長い分、どうしてもファンダメンタルに左右されて戦績が動かされるリスクがあります。

しかし、スキャルなら基本的にファンダメンタルは関係なく、テクニカル分析だけ考えればOKなのが強みです。

スキャルで確認しておくのは、経済指標の時間くらいでOK!

1日の中で何度かある確実なトレンドを掴むだけで良い

スキャルが稼ぎやすい3つ目の理由は、小さなトレンドを掴むだけで稼げる点です。

30〜50pipsを超えるような大きなトレンドは、1日の中でそうそう起こりません。しかし、10pips程度の小さなトレンドであれば、ボラティリティの少ない通貨ペアでも何回かは見つけられます。

スキャルはハイレバで取引するから、小さなトレンドでも稼げる!

仮に予算が10万円だった場合、XMのスタンダード口座で、ドル円5ロットをトレードして10pipsの値幅を抜けば、5万円の利益になります。

10pips抜いて5万円を稼げれば十分!

トレンドを掴めるようになるまでは経験や慣れが必要ですが、稼ぐ力を手に入れるための努力であれば苦にはならないといえるでしょう。

スキャルが稼ぎやすい最大の理由は、「小さなトレンド」でも十分に利益を上げられる点です。

FXの自分に最適なトレード手法が分かる性格診断

性格診断で儲かるトレード手法がわかる

例えば、やかんでお湯を沸かしているとします。この時、下記1〜3のどの行動を取るかによって、FXで向いているトレード手法(自分に合う時間軸)が分かります。

性格診断で儲かるトレード手法がわかる(やかん)

<トレード手法がわかる性格診断>

「やかんのお湯が湧いています」あなたはどうする?

1. 目の前でやかんを見ている。すぐ近くで吹きこぼれないか気にしている。
2. 隣の部屋・違う階で他の作業ができる。やかんへの意識はある。
3. 弱火だから大丈夫だろうと少しの外出ならできる。他の部屋で居眠りできる。

1の方は、「スキャルピング」に向いています。
チャート画面を常に見ながら売買を繰り返したい、自分がチェックできないときにポジションを持ったままだと落ち着かない方と相性が良いトレード手法です。
保有時間が短いため、短期集中型になります。

2の方は、「デイトレード」あるいは「数分〜10分ほどのスキャルピング」向きです。
仕事や家事などで自分がチャートを見ていなくても気にならない方はデイトレード派。
チャート画面は常にチェックできる状態で、チャンスがあれば取引したい方は少し長めのスキャルピング派。

3の方は、「スイングトレード」に向いています。
一見すると投資に不向きな行動に思えますが、長期でポジションを保有する場合は少しの変動で動揺しない心持ちが重要です。
エントリーした理由や指値・逆指値が決まっているなら、たまにチャートを確認するだけで十分なため、慌てずにどっしりと構えられる方と相性が良いトレード手法です。

FXのデイトレードとスキャルピングのまとめ

今回の記事では、デイトレードとスキャルピングの違い、それぞれのメリット・デメリットを徹底解説しました。

一般的には、FX初心者の方は、まずはスキャルピングから取引を始めて、FXに慣れてきたり大きな資金を動かせたりできるようになってから、デイトレードやスイングトレードにも挑戦するのが定石となっています。

しかし、どの取引手法の方が簡単で稼ぎやすいというようなものはないので、ご自身の性格やライフスタイルに合ったトレードスタイルで、FXトレードを最適化することがおすすめです。

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